今日も日差しが痛いほど強烈な一日だった。
風が吹いていたが、熱風といった風情で呼吸が苦しい感じすらした。
さてPOPEYEという雑誌を御存じか?
僕は結構熱心に読んだクチである。
ちょうどファッションなどに興味が沸いて色気づいたころに最盛期にあった雑誌で、いわゆるアメカジ的なファッションを学ぶためフムフムと興奮してページをめくったものだ。
創刊号は持っていなかったけど、3号とか一ケタ台の号なども古本屋さんで手に入れたりしてコレクションしていた時期もあった。
あれはどこへいっちゃったのかなぁ・・・。
そして齢40後半となった今。
怒られてしまうかもしれないが、まだPOPEYEという雑誌が存続しているとは知らなかった。
まず隔週くらいの発行だったと思うが、今は月刊誌になっていること、など理由は幾つかある。
でもなんといっても一番大きな理由は自分がオッサンになったからだと思う。
いわゆるポパイ少年なんて言葉があったように、この雑誌のターゲットは明らかに若者であり、50歳手前のオッサンは対象にしていないのだ。
オジサンらしく袋とじ企画満載の雑誌あたりを読んどけ、ってことだろう。
そんなPOPEYEからご縁があって、取材の依頼があった。
イングリッシュガーデンについて聞きたいということで、質問事項を幾つか示された。
ちょうどそのとき、僕は英国旅行中で机に向かう時間も無く、どうしたものかと思ったが誌面スペースが限られていそうなことから出先から何とか対応できるだろうということでお引き受けした。
ロンドンからヨークへ向かう電車のなかでシコシコと回答書を書きあげた。
そして最近発売されたPOPEYE。
英国特集で City Boy in London というテーマ。
サブタイトルには「シティボーイのためのファッション特集」とある。
やっぱりシティボーイなんだ。
オッサンの僕としては手にとってレジに並ぶにはチト勇気がいる。
でもこの雑誌、期待以上に面白かった。
英国製品を取り上げているので、「あっ、持ってる」とか「あっ、知ってる」とか。
なかなかどうして以前のコーフンを思い出しつつページをめくった。
僕の記事は「イングリッシュガーデンのいろは教えます。」というコラムになっていて、想像はしていたものの、そのスペースはかなり小さい。
でも昔、嬉々として読んでいた、いわば憧れの雑誌に係ることができたのは何となく嬉しかった。
で、このPOPEYEが第何号なのか、見て驚いた。
ナント第785号!!
ハンクアーロンのホームラン記録よりも多く、王貞治のホームラン記録よりもちょっと少ない。
歴史を感じるなぁ。
前述のごとく、胸を熱くして購読していたのは100号前後だったもの。
道理でオッサンになったわけだ。
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