2018年4月30日月曜日

シイノキの花は臭いのか?


5月目前。

外に出ると周囲にぽわ~んと独特の香りが漂っている。

人が不快に感じるのは臭いで、快適に感じるのは匂い、ということで同じ「ニオイ」でも随分違うものだ。

今、漂っているビミョーな「ニオイ」たぶんシイノキだとおもう。

写真のようにシイノキの梢が黄色いがこれは新芽ではなく、シイノキの雄花が咲いている様子なのだ。

この雄花がとんでもなく強烈なニオイを放つのだ。

言うまでもなく、このニオイは虫たちを呼び寄せ花粉を運んでもらうため。

形態的には地味で色合い的にも風媒花かと思うのだけど、クリ同様、虫媒花なのが興味深い。

このニオイを嗅ぐと、ああ、春がきたなと思う。

これが「匂い」なのか「臭い」なのか、アナタはどっち派?

2018年4月29日日曜日

秩父宮の芝生


GWでしょうか。

とりあえず天気がよろしい。

吹く風も爽やかで心地よろしい。

今日はサイクリングがてら、秩父宮で開催されている女子7人制ラグビーを観戦してきた。

なんと入場無料、出入り自由なのだから行かない手はない。

普段は座ることのないメインスタンドにものんびり座ることができた。

ラグビーはもちろん、グラウンドの芝の青さが目をひいた。

ラグビー好きの方ならご存知かと思うが、昨シーズンの秩父宮の芝はひどかった。

ちょっとスクラムを組んだだけで、メリメリと芝がめくれてしまった。

関係者の方はもちろんいろいろとご苦労をされたことと思うが、テレビを見ていてもその芝の様子は痛々しかった。

シーズンを終え、少々の休養期間があったことと、春を迎えて芝の生育シーズンに入ったことで芝はもとの青さを取り戻した感じがした。

どうだろう、これでこのままいくだろうか。

今シーズンの秩父宮芝事情がちょっと気になった。

2018年4月27日金曜日

GW目前


GW目前。

いかがお過ごしでしょうか。

ラジオを聴いていたらGW中に花目当てで出掛ける予定がある人は今年は花の咲きが早いので終わっている場合もあるので出掛ける前に確認を、なーんて言っていた。

確かに、何でもかんでも咲いている気がするね。

とある御宅ではご覧のように家屋が見えないくらいに植物が絡んでいた。

どわーっと咲いているのはモッコウバラだろうか。

手前に白く咲いているのはハゴロモジャスミン。

周囲はなんともいえない甘い香りに包まれていた。

あっ、ジャスミンだ、良いね~、くらいにほのかに漂うくらいが程良いのだけど、長時間、間近に嗅いでいると頭が痛くなってくる。

それくらい強烈。

それにしてもモッコウバラもハゴロモジャスミンもGWあたりがピークというのが平年という気がするのだけど、もはや下り坂だものね。

異常な2018年。

GW楽しみましょう!

(ボクはGW関係なく仕事だけど・・・)


2018年4月25日水曜日

クスノキの花


常緑樹であるクスノキも葉っぱの新旧交代があるんだよ、という昨日の話。

葉っぱの入れ替えが起きれば、花だってちゃんと咲く。

クスノキの花って・・・

明確にイメージできる人は少ないかもしれない。

これはこれまでにご紹介したカエデの花、ケヤキの花、イチョウの花などと同じこと。

普段目の前にある珍しくない木であっても、その花を知らないということはままあること。

クスノキの花は今が見ごろ。

梢の先にある新緑のさらに先に小さな花が集合して咲いているので、是非見てみてほしい。

目立たない、小さい、香りもしない、色的にも大きさ的にも地味・・・でもちゃんとした花なのだ。

2018年4月24日火曜日

新陳代謝

梢の先につくクスノキの新緑

季節はずれ(?)の大量の落ち葉

忙しい

新緑の候、いかがお過ごしでしょうか。

目にも優しい緑に溢れる街ではあるが、一方で大量の落ち葉を見かけることはないだろうか。

紅葉して葉が落ちるのは実は秋に限ったことではないのだ。

クスノキのような常緑樹は冬に葉を落として丸坊主になることはないが、葉は未来永劫かといえばそうではない。

たいてい春の新緑と入れ替わりで葉を落とすのだ。

なのでクスノキを見れば、一番上の写真のように新緑が目立つ一方、足元を見ればその役割を終えた葉が落ちているというわけだ。

クスノキは結構大きな木なので、落ちる葉の量も相当なもの。

そうすると春だというのに落ち葉掃除に精を出さねばならないことになる。

忙しい。



2018年4月22日日曜日

なすに任せよ


GW目前だけど、この時期各地で花で集客を図る観光地がたくさんある。

根津神社のツツジ祭り、足利フラワーパークのフジ、ひたち海浜公園のネモフィラなどなど、実際はもっとあると思う。

しかし今年のこの異常な陽気で、すでに見ごろは過ぎてしまってGWの頃には下り坂、あるいは何もないということがありうる。

サクラだって、サクラの無いサクラ祭りが今年は結構あったと聞くし。

GW期間中の人の動きは、地域経済に直結している。

川津桜で有名な川津町には川津桜でいったいどれだけの経済効果があるのか、それが膨大、莫大であることは想像に難くない。

それが天気などという不確定なものに翻弄されるとは皮肉なものである。

自然にはさらかれない。

まさにレッセ・フェール(laissez-fairea)なんであります。

2018年4月21日土曜日

異常気温


なんだなんだ今日の気温は。

予報で知らされていたのである程度は心の準備はできていたけど。

4月でしょ。

暖かいを通りこして暑いでしょ。

申し上げているように、こうなると植物たちの生育にも影響が出る。

今年は全ての植物の生育が早いと思う。

ツツジも満開でしょ。

シャガ、モッコウバラ、フジ、ネモフィラ・・・挙げればキリがないほど、すでにピークを早くも過ぎてしまったものが多いように思う。

これからゴールデンウィークを控え、各地で花と観光を結びつけたいと思っている矢先に、もう見ごろが過ぎたという知らせは大打撃だと思う。

こればかりは自然のことだから文句の言いようもないけど、それにしても調子が狂う今年の春であります。


2018年4月20日金曜日

花だけじゃないぞ

3月24日 まだ枝ばかりが目立つ

4月14日 芽吹いてきたころ

4月17日 すっかりモッサリ

最近のイチョウについて熱く語ってしまった。

気付けば金曜日。

一週間早いね。

週の前半は寒いくらいだったけど、気温はどんどんあがって、この週末には30度近くになるとか。

こうなると植物たちの成長も一気に加速する。

ああ、そんなに急がないで、と思わず言いたくなる。

折角なのだから、今しか見られない植物たちの様子をじっくり観察したではないか。

そういう意味で今週は皆が知っているイチョウの皆があまり知らない花について書いてみた。

花だけじゃないぞ。

葉っぱもどんどん育っている。

いわゆる若葉の頃、新緑の候というやつで、芽吹いたばかりの新緑の緑は優しくて柔らかくて独特だ。

生まれたての柔らかい葉が、夏に向けて大きく硬くなって、秋に紅葉し落葉する・・・

そんな葉っぱのライフサイクルを意識して見続けることも楽しい。

2018年4月19日木曜日

掃いて、掃いて、掃いて

イチョウの雄花の吹き溜まり

せっせと掃き掃除

というわけで、風媒花であるイチョウはおびただしい数の花をつけて、その役目を終えるとバラバラと落ちてくる。

これが景観を大いに乱す、というむきもある。

いいじゃないの、自然のものなのだから、と放っておくむきもないでもない。

大きなイチョウは神社や寺院に植えられていることが多い。

木そのものが大きいので花の数もハンパではない。

さらに神社・寺院は常にキレイに保たれていなくてはならない。

イチョウが多いのにキレイに保たなくてはならないという矛盾。

こりゃ大変だ。

今の時期は落ちてきた雄花を、そして秋には落ち葉を、掃いて掃いて掃きまくる。

でも掃いた先から落ちてくる。

いやはや大変な仕事であります。

2018年4月18日水曜日

英国のイチョウ 不思議体験

何やら緑色のものがたくさん落ちている

マッチ棒のような感じ

イチョウの雌花に間違いない

場所は変わってイギリス。

散歩していたらら、何やら路面にたくさん落ちている。

こういうものは沸いてくるものではなく、たいてい降ってくるものなので疑問に思ったら見上げればよろしい。

これ、なんとイチョウの雌花だった。

こんな爪楊枝のような感じで、こんなに大量に落ちているの初めて見た。

いったい何があったのか?

イチョウには個体によって微妙な差はあるけど、分類上は一属一種であると理解している。

ということは、別種だから、という理屈は当てはまらず、基本的に東京で見かけるイチョウと同じはず。

ところが東京では雌花がボロボロ落ちているイチョウなんて見たことがない。

見上げれば枝にはちゃんとギンナンもできているので、ギンナンになるものと、落ちてしまうものの差が良く分からない。

唯一、想像できるのは受粉ができなかった雌花がガッカリしえ落ちちゃったのかも、ということくらい。

本当のところどうなんだろう?

とにかくとても珍しいものを見たと一人でロンドンの道端で興奮したのでありました。
そこそこ大きなギンナンがなっていた (2017年5月撮影)

2018年4月17日火曜日

イチョウの花



春の嵐とでもいうか、最近はとんでもない風がよく吹く。

風が吹いた後の路面には色んなものが落ちているが、それらが植物たちの遺留品であることも多い。

最近路面にこんな黄色いものが落ちているのを見かけないだろうか?

この前ご紹介した「ケヤキの雄花」ではない。

惜しい。

発想は似ているが、これはイチョウの雄花。

イチョウは雌雄異株といって、オスの木とメスの木は別になっている。

なのでオスの木には雄花しか咲かないし、メスの木には雌花しか咲かない。

この季節、花を咲かせて花粉を撒き散らしたら役目を終えて雄花はバラバラと地面に落ちてくる。

毛虫と見紛うこの花は「地味」「小さい」「無臭」・・・ということは大きくて目立って香りや蜜で虫たちを引きつけて花粉を運んでもらう虫媒花ではなく、風にその役割を託す風媒花であることが分かる。

風などという不確実なものに受粉という大切な役割を任せるのだから、確実に雌花に花粉を届けるためには大量の花粉を生産し飛散させて確率をあげねばならない。

風媒花の花粉は小さく、かつ大量に生産されるのだ。

スギやヒノキも同じ理屈なので、大気中に漂う花粉を知れずに我々は吸い込んで花粉症になるのだ。

今の時期、ベランダの手すりなどにホコリが積もっている、なんてのはホコリではなくて花粉じゃないかと思う。

さて、役割を終えて地面に落ちている雄花にはどこか哀愁が漂う。

もうこれで終りの雄花に対して、「これから」の雌花の様子はどうか?

いつものペースであれば一旦ここで止めて、明日以降に書くところだけど、本当に最近はお伝えしたいことが多いのでもったいぶらずに先を急ぐことにする。

雌花はたいていイチョウの木の上のほうの梢にある。

ギンナンもたいてい落ちてくるものを拾うのであって、目の高さにあるものを捥いで収穫しないでしょ。

なので雌花に出会うのは結構大変。

しかも風媒花なので小さい。

さらにイチョウは裸子植物なので花びらもなく地味で胚珠が子房に入らずむき出しになっているので、その気になって目を凝らさないと見つけることは難しい。

諦めずにしばらく目を凝らしたらありました。

それが下の写真。

分かり辛いので黄色く囲ってみた。

囲って印をつけても、これが花だと思えない人が多いのではないかと思う。

これは受粉を済ませたイチョウの雌花でこれが順調に行けば大きくなってギンナンになる。

実はこれは先だってお知らせした植物観察散歩企画のうちのひとつ「靖国神社~北の丸公園」の回の下見をして見つけたもの。

この回にお申込いただければこのイチョウの雌花も実際に見ていただけますよ!

*お申込・お問合: info@hanasaka-engei.com

イチョウの雌花を見つけることができますか?

正解はこちらの黄丸印

2018年4月16日月曜日

ケヤキの実

まだ青い出来たての実が見える

秋になればこんな感じで風に飛ばされる

ケヤキの雄花は役目を終えると散る。

雌花は・・・、受粉し、受精し、そして結実する。

今日現在、すでに青いが小さな実が葉の根元に付いているのが分かる。

膨らんでいるのは子房の部分で、その先に白くてチョロンと見えるのが柱頭(雌しべ)の片鱗だと思われる。

これが夏を越え、秋になると梢の枯葉と一緒になって風に乗って飛んでいく。

これがケヤキの種子散布の方法なのだ。

今から目を凝らしてケヤキの成長を観察するのも楽しいテーマだと思うよ。

2018年4月15日日曜日

ケヤキの花がら

人知れず道の隅に堆積しているのは何だ?

「粉」にしては大きいけど「花」にしては小さいね

・・・ということで、人知れず咲いているケヤキの花。

雄花はその役割を終えると散って落ちてくる。

今の季節、地面には色んなもの(花など)が落ちているが、ケヤキの花がらも沢山落ちているのにお気付きか?

道路にたくさん黄色いものがおちているでしょ?

見たことあるでしょ?

あれはケヤキの雄花なのですよ。

ケヤキはあれだけの大木で、それぞれの枝に多くの花を付けているので、その数は相当なものなのだ。

それが役目を終えると一斉に落ちてくるのだから、そりゃ雪が積もったようにもなるわけだ。

問題はこれがケヤキの雄花の花がらだと知っているかどうかということ。

知らなければ通り過ぎてしまう。

知っていれば、ちょっと上を見上げてみるかもしれない。

誰が言ったか
「知らないものは見えない」

けだし箴言である。

2018年4月13日金曜日

ケヤキの花

ケヤキの花がたくさん、分かりますか?

黄色:オスの花 赤色:メスの花

今しか見られないもの、たくさんある。

そのひとつ、ケヤキ。

街路樹としてとてもポピュラーで珍しく感じないかもしれないが、その花はどうだろう。

ケヤキの花を明確にイメージできる人はそういないと思う。

ケヤキは樹高20メートルをゆうに越すデカイ図体のわりには、花は拍子抜けするくらいに小さい。

たまたま枝が手の届く高さにあったので手繰り寄せて見てみる。

枝の元のほうに咲いている花と、先端に咲いている様子が異なることに気付く。

黄色で囲った元に咲いているのはオスの花、赤色で囲った先端に咲いているのはメスの花。

ということでひとつの枝にオスとメスの花が別に付いているのだ。

オスは花粉を生産し、雌しべに届けたら役割を終える。

メスは受粉後に結実して秋になったら種子散布する。

そんな流れのプロローグがまさに今の時期に見ることができるのだ。

3つの異なる観察会を計画しているけど、このケヤキの花を見るにはやや遅いかもしれない。

旬の足は早いのだ。

GWにはそれなりにまた別に見るものがあるのでご安心を。



2018年4月11日水曜日

花咲イベントのご案内!


ここ数日お伝えしてきた。

「今しか楽しめない春がある」と。

一年で今しか見れない身近な植物の姿を見たいという欲望を抑えられなくなってきた。

もちろん一人でも十分堪能できるが、もしもこのテーマで花咲ジジイの案内でこの感動をシェアしたいという奇特な方いらっしゃるのであれば、ということで3つのイベントを発案しました。

いずれも都内の身近な植物の姿を観察しようという企画でゴールデンウィーク中に3日間開催しようと思います。

ご用意したのは以下の3コース。
①4/29:雑司が谷~池袋
(文豪の愛した町とその植物たち)
②4/30:靖国神社~北の丸公園
(東京ド真中にもこんなに植物が)
③5/6:登戸~二子玉川
(多摩川を植物観察しながらのんびり歩く)

いずれも10:00~12:00を予定。
参加費は各回1500円。
子供から大人までどなたでも歓迎です。

お申込・お問合は event@hanasaka-engei.com
集合場所などの詳細はお申込された方に追ってお知らせします。
ゴールデンウィーク、暇だなぁ、近場でなにかないか、という方お待ちしております。

2018年4月9日月曜日

今しかない


サクラ(ソメイヨシノ)はパッと咲いてパッと散るのが良いと言われているが、今シーズンの東京のソメイヨシノは終わったようだ。

これで浮かれた気分を落ち着かせ、ジックリと春の花の観察をするよう気持ちをスイッチしたいものだ。

身近には、一年の今しか見ることができない花がたくさん咲いている。

例えばこれ。

カエデの紅葉は誰でも知っているが、その花を明確にイメージできる人は果たしてどのくらいいるだろうか。

図鑑などを見れば、写真を見ることはできるが、今はその実物を見るチャンスだ。

カエデも様々な種類があるので、すでに花が終わったものもあるだろうし、まだこれからのものもあると思う。

ちょっと足を止めてカエデの新緑と花を見てみてほしい。

思ったよりもずっと小さな花をカワイイと思うことだろう。

あるいは「これが花なの??」と驚く人もいるかもしれない。

今を逃すと来年まで見れないよ。



2018年4月5日木曜日

往生際


都内のサクラ(ソメイヨシノ)は概ね終わったが、それでも目を凝らすとまだ幾つか元気に咲いている。

サクラはパッと咲いてパッと散るというあたりに惹かれる人が多いことと思う。

つまり、サクラは言うなら群れをなして咲いているわけだ。

でも、こんなのはどうだろう。

胴吹きサクラ。

木の幹に咲くサクラ。

これは枝ではないので、咲く花の数も限られる。

そんな孤軍奮闘サクラを好む向きも多いようだ。

昨晩も夜風に吹かれて数輪の胴吹きサクラが咲いていた。

その気になればもうちょっと楽しめる。

2018年4月4日水曜日

サクラの絨毯



そしてサクラの絨毯。

・・・手抜きブログと言わないで。

去り行く春を惜しんでいるのだ。

4月になったばかりなのに「去り行く」とは。

だって今日は夏だった。

大丈夫か、地球よ。

縁起モノ


鶴、亀、花筏・・・

めでたい。

(知っています、これは鶴ではなく鷺。想像力を逞しくしてめでたくなろう!)


2018年4月2日月曜日

サクラゆく

良い天気。しかしサクラを見ている人は果たしているのか?

晴天の日曜日。

東京ではお花見もピーク。

都内各地で人々がお花見を楽しんでいた。

気温も高く、日傘をさしている人もいた。

あーあ、春一番のハイライトが終わっちゃったな。

僕自身は花見をしないで、サクラシーズンを終えてしまった。

すでに熊谷あたりでは夏日を越えたらしいから、連続猛暑も目前なのだろうか。

葉ザクラ、花イカダ、見ているとなんだかため息がちょっと出るなぁ。

さぁ4月。

早くも一年の4分の1が終わってしまった。

頑張るべし。

悲しき葉ザクラ

切ない花イカダ