なんとも納得のいかない白ハイライト。
いっそのこと、ブログのテンプレートを背景が白いものに変えてやろうかなぁと思って設定を試しているのですが、元の体裁を取り戻すのがなかなか面倒くさそう。
エイヤッと後先考えずにやってやろうかとも思ったぜ。
でもそこまでワイルドになれないので、しばし騙し騙しやってみようかと思います。
見づらいという方、スミマセン。
なんとかします。
花咲ジジイ
実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2012年6月30日土曜日
助けて・・・
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、昨日からへんなところにハイライト表示が入るようになってしまいました。
別に何もしていないのにですよ。
なんでまた、急に?
サッパリ分かりません。。
どうしたら良いのでしょうか・・・・?
凄いストレスです。
別に何もしていないのにですよ。
なんでまた、急に?
サッパリ分かりません。。
どうしたら良いのでしょうか・・・・?
凄いストレスです。
神社にて
とある神社にて。
ときどき願かけにいく神社なのだけど、見慣れない輪があった。
なんだろう?
夏越の大祓 茅の輪くぐり
大祓は諸々の罪穢災厄を除く為に神祇に祈り形代に罪穢を移し祓ひ清める古来からの神伝作法で有ります。
この茅の輪をくぐり通ることに依って災厄を除けると言われ左記の古歌を唱えて三度くぐるのが慣わしです。
水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり
と立札に書いてある。
なかなか難しい漢字もあるものの、どうやらここを古歌を唱えつつ三回くぐると厄除けとなるらしい。
なるほどね。
こういう場でこういうことが書いてあると割と素直に従うタイプなのだ。
ではイザ古歌を唱えて・・・
そう思って一歩踏み出そうかと思ったら、水無月の夏越までは良かったのだが、次の「祓ひ」が読めなくて立ち止まってしまった。
名誉のために言うが、今は読める。
別に辞書を引いたわけでもなく読める。
でも、どいうわけかその場でパッと出てこなかったのだ。
ということで三度この茅の輪をくぐって厄除けをする作戦は中止して、普通にお参りしてきた。
なんだよ、読めないよ・・・
ちょっとガッカリしてあたりを見回してみると、この神社には色んな植物であふれていることに気付いた。
恐らく神主さんが植物好きなんだろう。
オリヅルランが飾ってあったり、イチョウもタネから育てたのか、それとも挿し木か分からないけど盆栽風の植木鉢にたくさん植えてあった。
願掛けに失敗した僕をなんとなく励ましてくれているような感じもしないでもなかった。
まぁそれはそれとして、誰でも気軽に願掛け、もしくは厄払いができるように普段使わない漢字にはふり仮名を振っておいてほしいものだなぁ。
2012年6月29日金曜日
筋金入りの壁面緑化
いやいや、注意して見ていると緑に覆われた家ってのは結構あるもんだ。
ここは千代田区神田。
そんな都心のビジネス街にだってこんな家屋がある。
この緑は一体何だ?
そう思って近寄ってみたら、それはなんとブドウだった。
小さくてまだ青いブドウがたくさんなっていた。
フィカス、ツタ、そして今度はブドウ。
ちょっとワンパターンに陥りそうなのでやめとくが、この近くでフジがビルを覆うのも見た。
気になるのは根元がどうなっているのかということ。
これだけ広範にわたって葉を広げているのだからかなり幹は太いのでは?
そう思って幹をたどって根元を見て驚いた。
一番上の写真に白い軽自動車が停まっているが、その軽自動車の右わき。
壁とのわずかな隙間に根を張っていたのだ。
土だってあまり良いものじゃぁないと思うよ。
ブドウってのは、そもそもフランスやスペイン、はたまたカルフォルニア、チリなど日差しが強くて乾燥したところを好むので多少の水不足には耐えると思う。
でもよりによってこんな都会の隙間にねぇ・・・
何年くらいここで育っているんだろうか?
ブドウは収穫しているんだろうか?
手入れはどうしているんだろうか?
いろいろと家主さんに聞きたかったけど、時間もなかったので今日は残念ながらその場を離れた。
家屋を覆う植物をいくつか取り上げたが、言いたいことは彼らは今日や昨日のにわか壁面緑化ではない筋金入りであるということだ。
今日のブドウの家なんかは2階の窓の部分は完全なブドウのひさしになっていた。
これぞ本物の壁面緑化という気がする。
カーテンどころの騒ぎではないのだ。
2012年6月28日木曜日
のれんをくぐれ!
この前、ツタに覆われた家、フィカスに覆われた家について書いた。
それぞれ、なかなかビックリのお宅でありましたが、本日ご紹介するのもかなりビックリ。
これはどうやら居宅兼店舗というタイプのものだと思う。
家屋の奥にはケヤキが繁っていて、家屋そのものはツタに覆われている。
さらに鉢植えで色んなものが所狭しと置いてあるのだ。
驚くべきは、それが飲食店であること。
のれんには「中華料理」とあるが、「うどん」「定食」「ライスサービス」「名代うどん」などのノボリが立ててあって、一体何料理屋さんなのか分からなくなる。
ホワイトボードに書いてあるメニューも
* 手羽先つけ麺
* ざるそば・うどん
* 回鍋肉定食
* 黒酢冷やし中華
* 冷やし坦々麺
* 豚みそ焼定食
* 豚生姜焼定食
などとバラエティ豊かなラインアップとなっている。
さらにどんな植物があるかというと
* ツタ
* タケ
* サントリーナ
* ポーチュラカ
* サフィニア
* アジサイ
* シラン
* ローズマリー
* 実生で増えたケヤキ
* ナンテン
* ミント
などと、こちらもなかなかバラエティ豊かなラインアップとなっている。
店主の方が植物好きなのが痛いほど伝わってくる。
でもお店の入口が埋もれてしまいそうになるくらいに植物があるってのも、かなりビミョーな気がする。
ここののれんを一度くぐってみたいものだ。
今日はちょっとその勇気がなかった・・・。
2012年6月27日水曜日
宝の山 空き地
空き地を見掛けると胸が高鳴る。
不動産屋さんだったり、ゼネコンの人だったりすれば、その空き地に何を建てるか、そして幾ら儲かるか・・・なんてことに思いを馳せて胸が高まるのかもしれない。
僕の場合は、もちろん植物の宝庫として胸が高まるのである。
ついこの前まで何かが建っていたのにあれよあれよと建物が取り壊されてアッという間に空き地になる。
空き地になった当初は土がむきだしの殺風景な土地である。
ところが一週間するかしないかくらいで、ポツポツと緑が芽生える。
いわゆる先駆植物というやつである。
一体かれらはどこからやってくるのだろう?
① そもそもそこの土の中にタネが存在した
② そもそもそのこ土の中に根が存在した
③ タネが風にのって飛来した
④ 鳥がフンをした中にタネが混じっていた
とまぁそんなところだろう。
いずれにしても、ちょっと油断したらばすぐに雑草がボーボーに茂ってしまう。
すごいな、彼らの生命力は。
そんな先駆植物ってどんなものがあるかは空き地の様子を見ていると良く分かる。
例えば写真の ハキダメギク Galinsoga ciliata なんかはその代表だろう。
ハキダメギクってネーミングからして、雑草精神の真骨頂という気がするが、詳しくは2011年12月14日の花咲ブログで書いているのでご参照あれ。
なーんて書いているけど、今日はこれを書いていて途中まで以前にハキダメギクを書いていたことをスッカリ忘れてしまっていたのだ。
まずいな、最近の自分の記憶力は。
一番上の写真にあるように砂利が敷かれた空き地でも、まったく気にせずにスクスクと元気に花を咲かせている。
なりは小さい、花も小さい。
そんな地味なんだけど、魅力のある花をたくさん見つけられる空き地には、やっぱり胸が高まるよねぇ。
花咲「裏」ブログ
今日の花咲ブログはまたあとでちゃんと書きますので。
ちょっとお知らせと申しますか・・・
知る人ぞ知る的な花咲「裏」ブログをご存知でしょうか?
その名も
であります。
これは通常のブログではなく、僕が英国に滞在した7年間に親しい友人・知人宛てにマメマメしく送っていたメールをブログという形で少しずつご紹介しているもの。
いわば私信なので、ひとさまに公開するようなものでもないのだけど、純粋に園芸に向き合った7年間が赤裸々に綴られている。
いまさら読み返すと、アラは目立つものの、なかなか面白い記録となっている。
自分が初心にかえるためなんてもっともらしい理由はさておいて、サラリーマンを突然辞めてイギリスにわたってどんな日常だったのか、野次馬的に楽しんでもらえればいいかな、と。
花咲ブログのように毎日は更新していないので、思い出したときにときどき覗いていただけれると面白いのではないかと思い、お知らせする次第であります。
2012年6月26日火曜日
園芸英語 日程変更のお知らせ
いやいや本当に一日が早い。
もちろん一週間も早い。
さらに一か月も早い
とにかく時の経つ早さに驚かされる、というか一抹の焦燥感を禁じえない。
やることが沢山あるのになかなか捗らないあたりにその理由がありそうだってことはなんとなく分かる。
もし先手先手でやることが前倒しに進んでいけば、カラカラカラと高笑いしているに違いない。
さて毎月定例にやっていることに
「実践、楽しく学べる園芸英語」がある。
これは毎月第2日曜日10:30~12:00に池袋のコミュニティカレッジで開催しているもので、ときどきこのブログでもさりげなく宣伝させてもらっている。
今回は宣伝というか、告知であります。
毎月第2日曜日と申し上げたのだが、7月と8月に限って前倒し、すなわち7月1日(日)と8月5日(日)の開催となります。
ですので、「7月に体験講座申し込んじゃうもんね」「8月から園芸英語はじめちゃおう」と思っていらっしゃる方は、開催日がずれますことをお含みおきください。
・・・ということは次回は今週末ということになる。
今回は先月イギリスで仕入れた現地の新聞を取り上げようと思っている。
ちょうどチェルシーフラワーショウ開催時期で、連日各紙でショウについての記事で賑わっていた。
The Times とか Daily Telegraph とかを通じて、興味のある現地のトピックを自在に読みこなせれば自身のガーデニングライフにも幅がでるってものではなかろうか。
堅苦しいことは一切なし。
紅茶を飲みつつ、Walkers のビスケットをかじりつつ、ゆったりと日曜日の午前中を楽しんでみませんか?
お問い合わせ・お申込みは コチラ まで。
2012年6月25日月曜日
満身創痍
東京都港区。
サクラの木が小さな小道に覆いかぶさるようにある。
つっかえ棒というか添木が右隅のほうに見えるだろうか?
恐らくこの添木がなければサクラは倒れてしまうだろう。
そのくらいこのサクラは自立できずに寄りかかっている。
樹形からすると樹齢50年くらいはいっているんではないかと思われる。
サクラ(ソメイヨシノ)は寿命が100年いかないくらいに短いので、これはなかなかの古木であるといえよう。
しかし近寄って見てみると、このサクラかなり痛々しい。
まず家のすぐ軒下に植えられている。
よくぞ根を張ったね、と関心したくなるくらいスペースがないところで頑張っている。
恐らく苗木のころに、大きくなったときのことを深く考えずに植えてしまったのだろう。
徐々に大きくなるにつれて家屋の存在が邪魔になるが、サクラにとってはどうしようもない。
仕方なく家屋とは逆サイドに生長することにしたのだろう。
ところが逆サイドにも家の塀があったり、コンクリートブロックの門柱などの障害物なんかもあったようだ。
結局サクラはレンガの塀を押し倒して、門柱に食い込むようにして育ってきたらしい。
良くみるとサクラの幹がレンガ塀やコンクリートブロックと一体化してしまっている。
さらに見ると、大きくて太い枝(枝というのは太すぎる。幹かな。)が切られて腐食防止の黒い薬が塗られているのが分かる。
ということはこのサクラは「双頭」のサクラだったのだろう。
それが何かの理由でそのひとつが切り落とされてしまったのだ。
サクラが咲いているときはサクラのトンネルのようで良いだろうが、歩行者の安全を考えるとやや不安が残る。
聞けばこのあたりは再開発で近々このサクラは惜しまれつつも伐採されてしまう運命にあるらしい。
満身創痍のサクラ。
とてもフクザツな気分になった。
2012年6月24日日曜日
ムラサキツユクサ
昨日ご紹介したのはツユクサ。
今日は似ているけどちょっと違う ムラサキツユクサ Tradescantia であります。
ともにツユクサ科なので似ているのも無理はない。
でも花の色も形もかなり違うのが分かる。
花をそれではひとつひとつのパーツごとに見てみよう。
まず花びら。
紫色の大きな花びらが3枚ありますね。
次に雄しべ。
黄色い花粉のついた葯が目立つが、雄しべもちゃんと6本ある。
ムラサキツユクサの雄しべの面白いのは、雄しべを支えている花糸という部分に細かい毛が生えていること。
羽毛を紫色に染めたような感じだ。
恐らくこれは虫をひきつけるための工夫なんだと思う。
そして中心部に雌しべが1本。
裏をひっくり返して見ると、ガクも3つついているのが分かる。
またしても3の倍数の法則だ。
これは偶然ではない。
なるべくして3の倍数になっているのだ。
ツユクサとムラサキツユクサ。
似てるようで似てない、似てないようで似ている、そんな気になる季節の花。
興味深いでしょ。
そういえばじゅんぺいさんからコメントを頂戴した。
「雌しべのない花なんてあるんですね」と。
確かにそうなんだけど、何かの理由で物理的に欠損している場合、あるいは個体の変異によってたまたま無い場合、またそれが比較的頻繁にみられる花なんてのもある。
あるいはヤブカラシのように当初は花びら、ガク、雄しべ、雌しべと当初は揃っておきながら、朝に花が咲くとサッサと雄しべと花びらが落ちてなくなってしまうのもある。
この場合は大体いつ見ても雄しべと花びらが無いなぁ・・・と困惑することになる。
一番ありがちなのは、雌雄異株というやつ。
雄の株には雄の花しか咲かないので、その場合は雌しべは無い。
雌の株には雌の花しか咲かないので、その場合は雄しべは無い。
そうやって考えると花びら、ガク、雌しべ、雄しべが揃っている花というのは有難い花なのかも。
2012年6月23日土曜日
ツユクサ
ツユクサ Commelina communis ・・・・
ごくありふれた初夏の花である。
この青い花を今日はいつもとは違う視線で掘り下げてみようではないか。
青いバラ、青いカーネーションなど青いナントカって場合はこのくらい青くあってほしいものだってくらいに青い色がきれいだ。
その花は直径2センチ程度の小さなものだが、たまには腰を落としてツユクサと向き合ってみるのも悪くない。
まずジッと見てみよう。
青くて大きな2枚の花びらがまるでミッキーマウスの耳のようであり、雄しべがまるで目のようでもある。
そんなユニークな「顔」をしている。
そこでこのユニークな顔を今日はつぶさに見てみようかと思う。
花は
花びら + がく + 雄しべ +雌しべ
という4つのパーツから成り立っているというのが基本である。
この4つが揃っている花を完全花とよび、そうでない花を不完全花という。
案外、不完全花も世の中には多いものだ。
さて、ツユクサを見てみよう。
花びらは誰が見たって疑いようがない2枚の青いやつ。
それではツユクサの花びらは2枚か?
答えは否で、実は下の方にある小さくて白いのも花びらなのである。
よって、花びらは3枚。
雄しべはどうか?
雄しべは全部で6つ。
ただし、2本のペア×3組というのが分かるだろう。
実際に花粉を付けているのは雄しべの5&6の2本だけで、1~4には花粉は付いていない。
これは恐らく虫をひきよせるためにあるものであると思われる。
雌しべは・・・・?
雌しべはこのツユクサには欠落しているようだ。
ツユクサには雌しべがある場合とない場合など個体差がかなりあるらしい。
そししてガクは全部で3枚。
白くて半透明なものが2枚見えるのだけど、もう一枚は青い2枚の花びらに隠れて見えないのだ。
ということでこのツユクサは
花びら3枚
雄しべ6本
雌しべゼロ
ガク3枚
ということになる。
何か気付かないだろうか?
雌しべこそ欠落しているが、それ以外は3の倍数になっているでしょ。
ツユクサは単子葉なのだが、単子葉の花の構造の特徴として3の倍数の構造というものがある。
ユリ、チューリップ、スイセンなど皆おなじ理屈なのだ。
是非、散歩の途中にツユクサを見掛けたら立ち止まって観察してみて欲しい。
2012年6月22日金曜日
ブルーベリー
金曜日。
またしても週末を迎える。
一週間が本当にアッという間に過ぎてしまう。
一方心につっかえたようにやるべきことが思ったように捗らずに焦りだけが募っていく。
ブログに書いたと思うけど、来月またしてもイギリスに出かける。
今度はひとりで出かけるので気楽といえば気楽。
寝袋ひとつでどこへでも出かけていたので、自分一人ならどこでもなんとでもなる。
今度のイギリス行きには目的が幾つかある。
ひとつはハンプトンコートフラワーショウ。
これはチェルシーとならび称されるガーデンショウである。
とはいってもチェルシーよりも規模は小さく、雰囲気も家庭的なこじんまりとした感じになっている。
あとは庭探訪。
入場料を払って誰でも行ける庭園ではなくて、今回は個人のお庭を巡ろうと思っている。
個人邸の庭巡りというと、イエローブックがすぐに頭に浮かぶかもしれないが今回はそうではない。
かつて同じ植物園で働いていた友人が今はロンドンを中心にガーデンデザイナーとして活躍しているらしい、との情報をキャッチして、彼に早速連絡をとって彼の手掛けた庭を見せてもらおうと思っている。
同様にヨークの園芸学校のガーデンデザインの先生にも幾つかのプライベートガーデンを見せてもらうお願いをしてある。
というわけで、まだ日本人の誰も見たことがないイギリスの庭園というやつを発掘してやろうと志は高い。
そして締めくくりはオランダによってフロリアードを見てこようという、なかなか意欲的な旅であります。
でもその前にやることをやってからでないと出るに出れないのであります。
何とか今週末にキリをつけたいものだ。
さて気分転換に散歩に出た。
そこで見かけたのはブルーベリー Vaccinium だった。
実は春先にもカメラを持って散歩したときにまだツボミのブルーベリーを撮っていた。
それが一番上の写真だ。
ベル型の小さな花が咲くのだけど、何かの花に似ているなと思った人はいないだろうか。
そう、ドウダンツツジ Enkianthus perulantus と似ている。
実はともにツツジ科なのだ。
似ているのも頷けるってものだ。
最近はこのブルーベリーって結構流行っているのだと思う。
庭づくりをしていても、ブルーベリーを植えたいというご指名があるし、自分の庭ではブルーベリーを育てています、なんて話もよく聞く。
見てよし、食べてよし、なんだから人気があるのも当たり前か。
ツボミの写真は4月19日に撮ったもの。
そして実の写真は6月19日。
わずか2ヶ月で植物はスクスクと生長し、季節はチャクチャクと進んでいるのだなぁ。
あっ、いつの間にやら夏至が過ぎていた!
これからは日々、日の長さが短くなっていくのか・・・
夏も来てないうちに一年は後半へと突入している。
2012年6月21日木曜日
いいぞ大宮!
大宮に出掛けた。
もちろん初めてではないけども、以前行ったのは相当昔の話だ。
駅について驚いた。
エラく拓けていたのだった。
昔行ったことがあるといったのは20年以上前なので、そりゃ変わるのも無理もない。
なんちゅーか、すごく近代的に拓けちゃったというカンジなんである。
比較すると怒られそうだが、千葉の松戸や柏よりも拓けた感があった。
その印象を強く持ったのが写真にある階段状の植栽だった。
ちょうど高架の上の歩道を歩いていたので、この植栽を上から見下ろすことができた。
恐らく植えられているものはツツジなどのありふれたものであるとは思うが、それでも階段状に実際の階段を挟むように幅の広い植栽域がひろがっているのはなかなか壮観である。
さらには階段を登りきったところにケヤキだろうか、大きな樹木が規則的に植えられている。
これはかなり植栽の経験とこだわりのある設計事務所、もしくはデザイナーによるものであると思われる。
都市と緑化は今や切り離せない問題であるけど、ちょっと一捻りした植栽があるだけで街は華やぐものである。
街が華やぐのは何もネオンだけではない。
こういう華やぎは良いと思うな。
この階段あたりでお弁当なんか食べたら美味しいのではないだろうか。
ちょっと大宮に好感が持てたゾ。
2012年6月20日水曜日
台風のあとで
いやーすごかったねぇ昨日の台風は。
外出しなければならない用事は午前中に済ませて、ポツリポツリときた頃に家に戻った。
雨よりも風がすごかった。
家の中にいてもその威力が伝わってくるような感じがしたもの。
植物は今日は陽射しが強いので日陰へ、今日は寒いので日なたへ、今日は風が強いので屋内へ・・・と自ら動くことは出来ず、その場で全ての環境を受け入れて耐えるのみだ。
当たり前といえば当たり前なんだけど、これってスゴイことなんじゃないか、なんて思う。
今朝には雨はあがっていたけど、風は相変わらず強く吹いていた。
木々を見ると葉っぱが強風にさらされたため萎れたようになっているものもあったけど、彼らのすごいのは不屈の精神でまた元気に復活することである。
道路には葉っぱが沢山落ちていた。
これだけ広域に葉が落ちると、誰が掃除をするんだろうかと思ってしまう。
それぞれの地域の方々がホウキ片手にせっせと後片付けにいそしんでいた。
このあたりは大雪が降ったとして、翌朝には皆せっせと雪かきをしているのと似ているか。
地震のときもそうだが、大雪や大風のあとにてきぱきと後片付けをする国民性というのは素晴らしいと思う。
ケヤキなぞは、枝が折れやすいので枝ごと沢山路面に落ちていたのだろう。
僕が通りかかかったときにはすでに一箇所に集められて山のようになっていた。
防風林、防砂林なんてのがあるように、彼らはときに我々を守ってくれる。
都会に木を植える意味、さまざまな植物たちの果たす役割、都会で植物と人間が共生する大切さなんて考えてしまうよなぁ。
2012年6月19日火曜日
代々木のカラス
子供たちとの楽しい自然観察、今年もはじまりました。
昨年は日比谷公園でしたが、今年は場所を代々木公園に移してみた。
別に深い意味はないけども、同じ都内でもそれぞれの公園によって随分趣が異なるというのも面白いかなと思って。
代々木公園に至るまでには紆余曲折があったのだけど、今にして思えば良い場所を選んだなぁと思う。
色んな場所から参加される方がいるので、アクセスが良いことが第一条件だった。
ご存知のようにJR原宿駅、千代田線明治神宮前のほぼ前にあるのが代々木公園だ。
この公園の概要としては、都内23区にある公園のなかで5番目に広い54万㎡を誇り、1万本以上の樹木が植えられているというのだ。
実際歩いてみるとイチョウの大木の下なんかは、程良い木陰が出来ていて適度に湿った空気、優しい緑の樹冠・・・こころなしか空気も美味しい気がするが、あながち気のせいでもあるまい。
とにかく気持ちの良い公園であることは間違いない。
でも問題点もあるにはある。
一番気になったのはカラスだった。
とくに原宿門から入って右手にある見本園~バードサンクチュアリあたりのカラス人口の多さはハンパではない。
「バードサンクチュアリなんだから何が悪いの?僕らも一応バードなんですけど。」
な~んていうカラスたちの声も聞こえそうだが、いやいやいやバードサンクチュアリでカラスを見たいのではないと思うよ。
カァカァカァ~と大変やかましい。
子供たちに話しかけても、その声がかき消されてしまうくらいといっても大袈裟ではない。
しかもイザとなったら襲ってやる、と言わんばかりに不気味な視線を投げかけてきたりする。
これも都会の自然の一部ということなんだろうけど、なんとかならんのかなぁ。
2012年6月18日月曜日
花壇は灰皿か?
都心オフィス街。
なんてことのないビル脇の植え込み。
ツツジが咲いていていた。
確かにありふれた光景であるが、何か白いものが黒い花壇の縁に貼ってある。
なんだ?
警告
花壇にタバコを投げ捨てないでください
・・・この手の張り紙を時折見掛けるよなぁ。
そして見掛けるたびになんともやるせなくなって脱力してしまう。
日本の法律によれば、タバコを吸うってことは成人したオトナであるはずだ。
良いコトと悪いコトの分別があるオトナが花壇に吸殻を投げ捨てるってことでしょ、これは。
恐らく掃除をしている管理人の方が業を煮やしてこの張り紙を貼ったのだろう。
でもこの効果ってのはどのくらいのものだろうか?
そもそもこういうところにポイっと吸殻を投げ捨てる人は、こういう貼紙ていどではビクともしないのではないだろうか。
訴えたい人にはその声は届かず、一方で貼紙が折角の花壇の雰囲気を悪くしてしまっている。
折角の黒御影石の縁石が台無しである。
世の中の問題は何もタバコのポイ捨てだけではない。
でも少しずつ、ひとつづつ、できることから気持ちの良い街づくりの一翼を担いたいものであるよなぁ。
2012年6月17日日曜日
God is watching us
今日は子供たちとの自然観察の日。
折からの雨だけが心配だったが、またもや奇跡的に梅雨の晴れ間をぬって無事にイベントを開催することが出来た。
神に感謝、そして皆様に感謝であります。
特に良いこともしていないが、特に悪いこともしていない、という小市民の典型である花咲ジジイの願いを神様は叶えてくれたのだなぁ。
God is watching us.
神様は見てくださっているのだなぁ。
花咲ジジイと一緒に都会の公園を一緒に歩いて気付いたことなどをまとめていって、バインダーに綴じると世界にたったひとつだけ自分だけの植物図鑑ができるというこの企画。
コツコツと続けて、今年は3年目になる。
少しづつ認知されてきたのか、参加者の輪が広まってきていることはなんとも嬉しいことであります。
今日は幼稚園年中から小学5年生まで。
年中って4歳ですよ。
この4歳の女の子がすごく熱心で驚かされた。
毎年良い意味でビックリさせられるスーパーキッズが現れるのだけど、そんな子供たちの植物好き志向のお手伝いができればそれは望外の喜びであります。
今日のテーマは「花」だったので、公園内に咲いている色んな花を見て歩いた。
それは特別に珍しい花ではなくて、ドクダミ、シロツメグサ、ヒメジオン、オオバコ、アジサイなど、その辺にフツーに咲いている花たちだ。
さらにはマテバシイの風媒花が咲いていて、花って目立ってカワイイ花ばかりではないよね、なんてことも一緒に見た(一番上の写真)。
花の基本的な構造や、花の役割なんかも一緒に考えてアッという間の2時間でありました。
ちょっと可哀想だけど花を分解してみると色んな発見があって面白い。
公園内に咲いている花を分解するのはマズイので、予め花屋さんで買ってきたキクとアルストロメリアを使って花の構造を考えた。
皆熱心に切ったり、貼ったりして気付いたことを書きとめていた。
今日話したことを全部覚える必要はまったくない。
そのうちのひとつでも、彼らが20歳くらいになったときにフト何かのついでに思い出してくれれば良いのだ。
そんな彼らの思い出に残る面白いオジサンになりたい。
次回は8月ころを予定しております。
花咲園芸総研HPにて詳細が決まり次第告知をしますので、ご興味のある方は是非奮ってご参加下さい。
登録:
投稿 (Atom)