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実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2008年7月31日木曜日
ナント7月も今日で終わりである。
この調子だと、アッという間に暮れなんてことになりかねない。
今日はマンゴーのお話。
最近は宮崎ブームとかで、一個ン千円という高級マンゴーが注目されたりしたので、このマンゴーという果物を知っている方が増えたと思う。
これは宮崎産ではないが、たまたまさる方から頂いたもので、うやうやしくネットに入っていた。
確かにうまい。
ヨーグルトと混ぜて食べて、ちょっとブルジョアな朝食を気取ってみた。
私、花咲ジジイはプロフィールにも書きましたが、実はその昔インドに住んでおりました。
もう果物と言えばマンゴーである。
別に珍しくもなんともない。腹減ったといえばマンゴー、甘いものが食いたいといえばマンゴー、もうとにもかくにもマンゴー、マンゴーなのである。 ちょっと大袈裟か。
学校から帰ると台所へいってマンゴーを良く食べた。
皆さん食べるときには魚を3枚におろすようにマンゴーをタテに切ると思う。
僕はもっとワイルドに、ヨコ方向に胴体に切れ目を入れて下半分と上半分をタオルを絞るようにひねる。
するとカパッとタネを残して一方が外れる。
外れたほうをスプーンでしゃくって食べて、タネが残った半分は露出したタネにかぶりつく。
タネの果肉を食べたところで、その種と残った実をまたひねって種と残り半分を分ける。
またタネにかぶりついて、最後に残った半分をスプーンでしゃくって食べる。
という、言葉にするととても伝えにくいが、そんな食べ方でいつも食べていた。
今はちょっと時間がないので、また今度図解しよう。
マンゴーはウルシ科の植物なので痒くなる人がいる。
お気を付けください。
2008年7月30日水曜日
2008年7月29日火曜日
さっきから本日分のブログをアップすべく何度もトライしているのだけど、写真をアップしようとするとどうしてもエラーになってしまう。
ちょっとおいてから書いてみようと思う。
その間に、この前7月26日に地下足袋について書いたときに、写真に間違いがあると申し上げた。
お分かりになりましたでしょうか?
実はこの脚絆を左右逆に履いてしまったのですね。
何かやりにくいなぁと思っていたら、カメラマンをお願いした親方が、「それ逆だぞ」とスルドイ指摘をしてくれた。
本当だったら、やり直すべきだったけど、既に片っ方は履いていたし、それをわざわざ脱ぐのも面倒になってしまった。なんていったって、この写真を撮るためだけに履いたのだから。
そんな訳で正解は「左右の脚絆を履き間違えた」でした。
それでは、ブログの調子が戻り次第、書きます。
一応予告しておくと「キキョウ」についてアレコレと書くつもりです。
2008年7月28日月曜日
昨日のニンニクのラベルの表示をみて化成肥料を使っていることが分かった。
そこでもうちょっと化成肥料について考えてみようと思う。
植物が育つのに必要な3大栄養素といわれているものがある。
それは窒素(N)リン酸(P)カリウム(K)の3つで、いわば植物必要三兄弟といったところか。
脂肪、糖分、塩分の余分三兄弟とは訳が違う。
窒素は茎や葉の成長を促して、みずみずしく健康な植物を育てる。
リン酸は花を咲かせ、実をつかせる。
カリウムは根が育つため、そして暑さや寒さそして病気などに対して強くなる。
では、この3大栄養素をあげておけば大丈夫なのか?
答えは否である。
土の中にはこの3要素以外にもミネラルや微生物に溢れている。
あるいは落ち葉や死んだ昆虫が腐ったりして土をさらに豊かなものにしている。
これがいわゆるオーガニック野菜とそうでない野菜の味に違いとなって表れるのだとおもう。
いわゆる自然の隠し味というもので、それは化学肥料では補っても補えない何かがあるものなのだ。
化学肥料は即効性はあるかもしれない。
でも、それは雨などですぐに流れ出してしまう。
人間もビタミン剤や栄養ドリンクに頼って、しっかりとした自然の恵みを口にしなければ、どんどんオカシイことになっていくのではないだろうか。
自分で農薬や化学肥料を使わないで育てたトマトと、スーパーで安売りしているトマトを食べ比べてみて欲しい。絶対に味が違うから。
ビックリするぞ。
2008年7月27日日曜日
ニンニクを買いに近所のスーパーマーケットに行った。
青森産、1個300円
中国産 3個100円
この差は一体なんだ?
同じニンニクのはずなのに。
しばし思案したのち、中国産を手にとってレジに並んだ。
マスコミに流されるわけではないが、例のギョウザ事件以来、中国産の食に対する信頼は確かに揺らいだ。国産とて偽装が横行する昨今、決して万全ではない。
こうなると自分で作るのがベストだろう。
家に帰って早速ニンニクを使って、ガーリックライスを作った。
・・・確かに、皮を剥くときの感触、刻んでいるときの香り、炒めたときの香りなど全て今ひとつという印象を持った。香りという点では、あまり香らないのだ。
ニンニクが入っているネットにはラベルがついていて色んなことが書いてあった。
特別栽培農産物
認証番号 XXXXXXX
[農林水産省新ガイドラインによる表示]
農薬:当地比5割減(使用回数)
化学肥料:当地比5割減(窒素成分)
栽培責任者:YYYYYY
住所:yyyyyyyy
連絡先:yyyyyyy
確認責任者:ZZZZZZZ
住所:zzzzzz
連絡先:zzzzzz
輸入者:AAAAAA
住所:aaaaaa
連絡先:aaaaaa
販売者:BBBBBB
住所:bbbbbb
連絡先:bbbbbb
[化学肥料及び化学合成農薬の使用状況]
化学肥料:元肥・追肥:窒素17.1kg/10a
ホキシム:殺虫:1回
ホキシムって何だ?
ホキシムは、日本では農薬登録されていないので農薬としての使用はされていないが、木材防虫剤、防蟻剤等の殺虫剤として使用されている。外国では穀物貯蔵庫、サイロ、船倉などの害虫駆除、家庭での衛生害虫駆除、穀物、わた、とうもろこしなどで土壌害虫駆除を目的として使われている(「最新農薬の残留分析法」 第489頁-第490頁、農薬残留分析法研究班編集 中央法規出版)
日本では農薬登録されていないってのがちょっと気になったけど、農林水産省のガイドラインによって表示されているくらいだから大丈夫なのだろう。たぶん。
更に気になるのは1回って回数だけの表示で、それがどの濃度でどのボリュームなのかが分からないこと。
農薬当地比5割減(使用回数)って書いてある。回数は確かに1回でしょうけど・・・。
当地比ってのもビミョーなカンジだ。
ウチではこれが当たり前ヨ なんて言ってスゴイ量の農薬を使っていて、それの半分が我々の基準のン倍ってこともあるかもしれない。
ウーン、疑いだしたらキリがないので、気にせずに美味しく食べるほうがシアワセというものなのかもしれない・・・。
2008年7月26日土曜日
2008年7月25日金曜日
朝からセミが元気に鳴いている。
もう夏休みなのだろう、既に真っ黒に日に焼けた小学生達が水着の入ったバッグを肩からかけて元気に通り過ぎた。 セミも子供も元気である。
僕も外仕事が多いので腕と首周りだけエラく日に焼けてしまった。
そこの黒さは小学生にも負けていない。
これだけ暑いと、こまめに水分補給しないと本当に取り返しのつかないことになりかねない。
水分が必要なのは僕らだけではない。
植物達にとってもまさに死活問題だ。
われわれは喉が渇けば、水道水を飲んだり、コンビニに行けばよい。
植物達はそうもいかず、「我々に頼る」か「雨に頼る」しかない。
こんなに大切なことが人任せになっているのだ。さぞや不安な日々を過ごしているに違いない。
そこで今日は 水遣り というとてもシンプルながら深い内容について書いてみよう。
一言で水遣りといっても、「何故水遣りが必要なのか」「やらないとどうなるのか」「いつ、どのくらいやればいいのか」などなど、網羅すべきことはヤマほどある。
とてもこの場で全部は無理というもの。
そこで今日はポイントだけ。
よく、「花咲さん、水遣りはどのくらいやれば良いんですかねぇ?」なんて質問を受ける。
答えに困る質問である。
何故かと言えば、植物は生き物であるからして「必要に応じて」としか本当は言えないのではないかと僕は考えるからだ。車のガソリンのようにメーターが付いていて「そろそろ入れ時」「これだけ入れたら満タン」などと明快なものではないのだ。
植物によっては乾燥を好む、湿気を好む、などの特性が違うし、たとえ同じ種類の植物であってもその成長段階で小さいやつ、大きいやつ といったサイズの違いもある。さらにそれが乾きやすい土に植わっているのか、粘土質の水分を含みやすい土に植わっているのか、地植え なのか、鉢植え なのか、ベランダなのか、庭なのか、南向き なのか、北向き なのか、日向か、日陰か、季節は冬なのか、夏なのか、気温、湿度、風などの気象条件はどうなのか、などなど、それはもうありとあらゆる条件を複合的に判断してベストの水遣りができる訳である。
水遣り3年とか5年とか10年とか言うように、とにかく奥が深いのだ。
そこで鉢植えの植物に水をどうやってやるかを 花咲ジジイ流 に書いておこう。
まず時間は、朝もしくは夕方が良いだろう。真夏に昼時に水を遣ってもすぐにお湯になってしまい、植物に負担が掛かる。
そして「遣るべきか、まだ大丈夫か」という判断について。
まず目で植物を見る。みずみずしく張りがあれば大丈夫。上の可哀相なマリーゴールドのように葉がしおれているようなら事は急を要す。これはあくまでも初期段階のお話で、上のマリーゴールドは気の毒だが手遅れだ。
次に鉢の土を見る。どれだけ乾いているのか、あるいは湿っているのか?ここで乾いているからといって焦ってはいけない。指でチョイチョイと2~3センチ掘ってみよう。するとそこはまだ湿っているかもしれない。植物は根から水分を摂るので、表面が乾いていようが、濡れていようがそれはあまり重要ではないのだ。
ここである程度の判断はできるが、もし自信がなかったらその鉢を抱えて持ってみよう。どの程度の重さが手に伝わるか。その重さによって土がどの程度乾いているのかが分かる。
そして水遣りをすると決めたら、植物の特性によって「沢山あげる」か「チョットあげる」か判断し行動する。遣りすぎると根腐れ を起こすやつもいる。
沢山あげようとした場合、鉢全体に行き渡ったかを判断するヒントは、鉢の底に開いた穴にある。ここから余分な水が染み出してくるようなら、一応全体に行き渡ったという目安にはなる。
とまあ、こんなカンジだ。
何度か失敗を繰り返してコツを掴むしかないだろう。
こんなエラそうなことを言って、実は水遣りで大失敗して数百鉢を枯らしてしまい青ざめたことがある。
芝生はどうか。
芝生も日中の暑い時間帯は避けて、朝か夕方に遣ると良いだろう。
ここでのポイントは 細く長く ということ。
ホースでさーっと水を遣ったつもりでも、それは土の表面をちょっと濡らしただけに過ぎない。
水を吸い上げる肝心の根に届いていないのだ。
土の粒と粒の間を水が染み渡っていくように、スプリンクラーなどを使って水を少しづつちょっと長めにやるというのがコツだと思う。
うーん、水遣りは本当に奥が深く、この程度ではないのだけど、一応問題提議したということで、今後はコメント欄などに御意見、御質問など書き込んでいただいて、それを元に考えていきたいと思う。
では、今日も暑いので水分補給を忘れずに。
2008年7月24日木曜日
2008年7月23日水曜日
2008年7月22日火曜日
2008年7月21日月曜日
3連休だったという方も多かったことだろう。
いつの間にやら世の中は夏休みに突入していた。
ちょっと感じた花咲ジジイ的、ブログを通して見える世相について。
いつもこの花咲ブログは1日あたり平均50~60人くらいの方にご覧頂いている。
本当に有難いことである。
そしてその数が土曜、日曜になると30人チョットに下がる。
これから何が見てとれるかといえば、恐らく会社で昼休みなどにこのブログを見ていただいている方が多いのではないかということ。
よって週末はやや数字が下がる傾向があるのではないかと読んでいた。
ところがこの3連休の週末は大きく数字が下がることなく、多くの人にご覧頂いたようだった。
新聞では「ガソリン高騰につき、近場で済ませる人が多い」なんて記事も目にしたけど、どうやら「出掛けるのも高いし、面倒だから花咲ジジイのブログでも見とくか」なんて人が結構いたのかななんて想像している。
更に最近の新聞記事では「中央省庁で、勤務時間中に仕事と関係ないネット閲覧が横行!」なんて記事もあって、花咲ブログ離れ をホンのちょっと懸念したりしたものである。
とにもかくにも、皆様あっての花咲ブログでございますので、忙しいときも、ヒマなときも今後ともどうぞ花咲ジジイを御贔屓にお願い申し上げます。
2008年7月20日日曜日
2008年7月19日土曜日
2008年7月18日金曜日
2008年7月17日木曜日
右上 安心して飲める店ラベンダー (Lavandula)
2008年7月16日水曜日
2008年7月15日火曜日
2008年7月14日月曜日
5月14日に紹介した、テキーラの原料となるリュウゼツラン。
それぞれの葉の先に鋭いトゲがある。
これは本当に鋭くて、硬くて、チョイと目でも突こうものならエラいことになる。
海外の植物園では、まず柵の中にいれてあって直接触れない場所に展示してあるか、柵が無い場合はその先端のトゲを大きな爪切りのようなもので切り落としてしまっている、というのを見たことがある。
で、今日の写真と相成る。
歩道脇の植え込みに、ご覧のように立派なリュウゼツランが育っていた。
良く見るとそれぞれの葉っぱの先にオレンジ色のネットがかぶせてある。
これは、誤ってトゲで怪我をしないようにしてあるのだろう。
しかし、なんでこんな往来に危なっかしいものを植えたのだろう。
植える人の責任というのが、今後は議論になるかもしれない。
例えば、これによって大怪我をした人から過失傷害で損害賠償請求を受けるとか。
危ない植物って結構あるものだ。
危ない植物とはちょとニュアンスが違うけど、大麻草など違法なものに関しては植える人の責任が問われて新聞沙汰になったりする。
新聞沙汰で思い出したけど、最近のニュースで日本人観光客がイタリアの世界遺産に落書きをしてきたといって大騒ぎになったことがあった。
このリュウゼツランも落書き被害を受ける植物のベスト10に入ると思われる。
この緑色の硬い葉の表面を削って落書きがしてあったのを何度か見たことがある。
それらは日本語ではなく、イタリア語やスペイン語であったように見えた。
行った先に自分を足跡を残すという行為は万国共通なのかもしれない。
モチロン、花咲ジジイはそれを肯定するものではない。
世界遺産のような貴重な文化財に落書きするのも相当な罪だが、リュウゼツランのような生き物に落書きするのもかなり罪深い。
2008年7月13日日曜日
以前クチナシについて書いたのは2月12日だった。
そのときはちょっと変わったカタチの実についてとりあげた。
それから半年経って、花の御紹介と相成った。
早春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイなど、強力に自己主張するニオイを持った花があるが、このクチナシもそのひとつかもしれない。
甘~いニオイがあたりに漂う。
学名の jasminoides からもわかるように、ジャスミンのような香りだ。
花はもっとスッキリしたものもあるのだけど、これは八重なのだろう。
なんとなくティッシュをクシャクシャに丸めたような格好だ。
ニオイとは裏腹にカタチ的にはそれほどエキサイティングなものではない。
特にしおれた白い花が色を薄茶色に変えて、枝に引っかっかっている様子には無常を感じてしまう。