チリマツ Araucaria araucana
昨年8月3日の花咲ブログにてサルスベリをご紹介したおりに Monkey puzzle(和名:チリマツ)について触れた。
全身が激しく尖っていて、猿が登ろうにも どうやって登ったらいいのサ! と困惑(puzzle)するような木である。
機会があったら写真をお見せしよう・・・・
なんて書いたのだけど、写真がなかなか見つからなかった。
先日、手元の写真を見直していたらポロっと出てきた。
普段散歩していて見かける木ではないが、せっかくなのでご紹介しよう。
因みにこの木はキューガーデンという植物園にあったもの。
ぐおーーん と伸びた枝についている葉は硬くて先端がとがっている。
ついでに木の幹肌も尖ったウロコのようなものがついている。
先端恐怖症の人は決して庭に植えたくない木である。
原産地は南米チリで、標高の高い場所に自生しているのだそうだ。
英国ではプラントハンターが持ち帰ったのちに、自国にない木、すなわちエキゾチックプランツとして一時期かなり流行したのだと思われ、普通の民家にこの木が植えてあったりするのをよく見かけた。
英国人のエキゾチック趣味でモンキーパズル以外に 「これはあまり似合ってないなぁ」 と思ったのはパンパスグラス(2008年10月11日花咲ブログ参照)。
モンキーパズルもパンパスグラスもサイズがデカいうえに主張が強すぎて英国の町並みや家の様式にはあまりマッチしていないと思った。
日本では ヒマラヤスギ かなぁ。
以前にも書いたけど、ヒマラヤスギは本当に巨木であって、民家の生垣などで使うべき木ではないと思う。
それを小さく、小さく仕立ててかなり無理をしているように見えるのだけど。
とにかく 「そのうちお見せします」 というお約束をひとつ果たしてホッとしております。
次は ハナミズキを俯瞰した写真ですね・・・
実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2009年5月31日日曜日
2009年5月30日土曜日
牡丹亭
花咲ジジイは今日は東銀座の東劇にいた。
何をしに行っていたかといえば、牡丹の手入れに行っていた。
シネマ歌舞伎というのを御存知だろうか?
歌舞伎という日本の伝統芸能を現代のテクノロジーの英知を結集して映像としてとらえ劇場で臨場感たっぷりに上演するというものだ。
そしてこの度 「牡丹亭」 なる演目でかの坂東玉三郎さんが演じた。
そして今日がその初日だった。
初日には坂東玉三郎さんの舞台挨拶があって、両脇を牡丹が文字通り華をそえた。
花咲ジジイはさる筋からこの牡丹の手入れを依頼されて、今日の晴れの日に牡丹がベストの状態でいられるように手入れに行ったというわけである。
牡丹は正直言ってすでに花の時期を過ぎているのだが、今日のために冷蔵処理をしたりして花期をここまで遅らて今日の日を迎えた。
とてもデリケートな花なのだが、今日は散るか散らないかの絶頂状態にあった。
それまであまり知らなかったのだが、日本国内の牡丹生産のほぼ90%は島根県で行われているのだそうだ。
知ってた??
そして今日の牡丹は島根県からはるばるクール宅急便で運ばれてきた。
観客の方々は熱心に見事に咲き誇る牡丹の写真を撮っていた。
御興味のある方は是非このシネマ歌舞伎 牡丹亭 を東銀座の東劇まで見にいかれては如何でしょうか。
その見事な牡丹は花が散るまでは東劇の入り口に飾ってあるのでその辺も本編同様に見ていただければとても嬉しいです。
花咲ジジイは今日は東銀座の東劇にいた。
何をしに行っていたかといえば、牡丹の手入れに行っていた。
シネマ歌舞伎というのを御存知だろうか?
歌舞伎という日本の伝統芸能を現代のテクノロジーの英知を結集して映像としてとらえ劇場で臨場感たっぷりに上演するというものだ。
そしてこの度 「牡丹亭」 なる演目でかの坂東玉三郎さんが演じた。
そして今日がその初日だった。
初日には坂東玉三郎さんの舞台挨拶があって、両脇を牡丹が文字通り華をそえた。
花咲ジジイはさる筋からこの牡丹の手入れを依頼されて、今日の晴れの日に牡丹がベストの状態でいられるように手入れに行ったというわけである。
牡丹は正直言ってすでに花の時期を過ぎているのだが、今日のために冷蔵処理をしたりして花期をここまで遅らて今日の日を迎えた。
とてもデリケートな花なのだが、今日は散るか散らないかの絶頂状態にあった。
それまであまり知らなかったのだが、日本国内の牡丹生産のほぼ90%は島根県で行われているのだそうだ。
知ってた??
そして今日の牡丹は島根県からはるばるクール宅急便で運ばれてきた。
観客の方々は熱心に見事に咲き誇る牡丹の写真を撮っていた。
御興味のある方は是非このシネマ歌舞伎 牡丹亭 を東銀座の東劇まで見にいかれては如何でしょうか。
その見事な牡丹は花が散るまでは東劇の入り口に飾ってあるのでその辺も本編同様に見ていただければとても嬉しいです。
2009年5月29日金曜日
Honda Pianta FV200
この前出掛けたガーデニングショーで見かけたのがご覧のホンダの耕運機。
新聞で読んだことがあったので、どういったものなのかは知っていた。
実際に見てみると確かに小さくてカワイイやつであった。
鍋料理で使うようなガスボンベで約1時間畑を耕すことができるのだそうだ。
手も汚れず、排気も比較的クリーンだという。
さらにホンダの芝刈機や耕運機のシンボルカラーである「赤」をやめて、「白」を使うという思い切った戦略をとっている。 ホンダのアシモ君を彷彿させるではないか。
軽くて持ち運びも楽で、ハンドルをたたんで車にも載るようになっているのだそうだ。
家庭菜園なんかをやろうと思ったら、下準備がとても大切である。
天地返し といって畑を掘り返してやることで、腐葉土などを鋤きこんだり、地中に空気を送り込んでやる。
畑が小さければシャベルやスコップを使ってできるけど、畑が大きくなったり、体力が衰えてきた人にはこれはちょっと辛い。
そこで、こういった耕運機があれば手軽に畑つくりが可能である。
見た目におしゃれで所有欲をそそらないでもない。
ただ問題は年がら年中使うものではないということ。
一年に数回の登場に保管場所を確保し、機械購入に大枚をはたくというのに抵抗がある人もいるだろう。
もうすでにあるかもしれないが 農具レンタルサービス なんて始めたら当たるかもしれない。
いかがなものだろうか?
この前出掛けたガーデニングショーで見かけたのがご覧のホンダの耕運機。
新聞で読んだことがあったので、どういったものなのかは知っていた。
実際に見てみると確かに小さくてカワイイやつであった。
鍋料理で使うようなガスボンベで約1時間畑を耕すことができるのだそうだ。
手も汚れず、排気も比較的クリーンだという。
さらにホンダの芝刈機や耕運機のシンボルカラーである「赤」をやめて、「白」を使うという思い切った戦略をとっている。 ホンダのアシモ君を彷彿させるではないか。
軽くて持ち運びも楽で、ハンドルをたたんで車にも載るようになっているのだそうだ。
家庭菜園なんかをやろうと思ったら、下準備がとても大切である。
天地返し といって畑を掘り返してやることで、腐葉土などを鋤きこんだり、地中に空気を送り込んでやる。
畑が小さければシャベルやスコップを使ってできるけど、畑が大きくなったり、体力が衰えてきた人にはこれはちょっと辛い。
そこで、こういった耕運機があれば手軽に畑つくりが可能である。
見た目におしゃれで所有欲をそそらないでもない。
ただ問題は年がら年中使うものではないということ。
一年に数回の登場に保管場所を確保し、機械購入に大枚をはたくというのに抵抗がある人もいるだろう。
もうすでにあるかもしれないが 農具レンタルサービス なんて始めたら当たるかもしれない。
いかがなものだろうか?
2009年5月28日木曜日
ワサビ Wasabia japonica
この前、ちょっと気のきいた居酒屋にいったときのこと。
お刺身をたのんだところ、生のワサビと鮫皮のおろし がでてきた。
ふむふむ、なかなか洒落ているのぉ・・・ と頷きつつ早速ワサビをシャコシャコとおろした。
そしてそのワサビを刺身にのっけて口に運んだ。
・・・・ 全く辛くないのだ。
辛くないだけではない。全く風味がないのだ。
色だけはイッチョマエのワサビなんだけど、味も風味もない。
ワサビの辛さはどこからくるのかというと、、細胞内にあるシニグリンがすりおろす過程で細胞にある酵素と反応することにより生成されるものだそうで、僕が思うにこの生ワサビは鮮度がおちてしまって、細胞内にあるシニグリンなるものが萎んでしまったか、なくなってしまったか、いずれにしても機能していないためではないかと思うのだけどどうだろう。
辛みのないワサビだなんて、味気ないにもほどがあるなぁ。
せっかくのお刺身も引き立たないなぁ。
などど憤懣やるかたない気分で箸をすすめたのでありました。
この前、ちょっと気のきいた居酒屋にいったときのこと。
お刺身をたのんだところ、生のワサビと鮫皮のおろし がでてきた。
ふむふむ、なかなか洒落ているのぉ・・・ と頷きつつ早速ワサビをシャコシャコとおろした。
そしてそのワサビを刺身にのっけて口に運んだ。
・・・・ 全く辛くないのだ。
辛くないだけではない。全く風味がないのだ。
色だけはイッチョマエのワサビなんだけど、味も風味もない。
ワサビの辛さはどこからくるのかというと、、細胞内にあるシニグリンがすりおろす過程で細胞にある酵素と反応することにより生成されるものだそうで、僕が思うにこの生ワサビは鮮度がおちてしまって、細胞内にあるシニグリンなるものが萎んでしまったか、なくなってしまったか、いずれにしても機能していないためではないかと思うのだけどどうだろう。
辛みのないワサビだなんて、味気ないにもほどがあるなぁ。
せっかくのお刺身も引き立たないなぁ。
などど憤懣やるかたない気分で箸をすすめたのでありました。
2009年5月27日水曜日
田んぼ
春のうららかな日差し。
田んぼ には水がはられて、新たに苗が植えられたところだった。
田舎はいいなぁ・・・ などと単純に思ってしまう。
暖かそうな水の中には卵からかえったオタマジャクシがのんびり泳いでいた。
「のどか」なんである。
最近は農業が人気なんだそうで、新規就農相談センターへの相談件数はウナギのぼりで、就農フェアなんかがあるとスゴイ人が押し掛けるんだそうだ。
田舎のライフスタイルに憧れて、不況によって都会での仕事に希望がなくなって・・・・ などなど色んな理由があるだろうが、是非流行に終わらせずに長続きさせていただきたいものである。
農家っていったって、甘くはないと思うよ。
朝は早いし、天気には左右されるし、丹精込めてつくったものが希望の金額で流通するとは限らないし・・・。 でもでも 「それでもオレはこれが好きなんだ!」 という気持ちがそれらを上回っていれば大丈夫なんだと思う。
就農は題材としてはちょっと大き過ぎて、このブログで書くには限界がありそうなのでやめておく。
そういえば昨日は天皇陛下が皇居内で お田植え をなさったのだそうだ。
陛下のお田植えは今日や昨日の話ではない。
筋金入りの 農業実践家 であるといえる。
さて、今日の写真は茨城県のとある田んぼ。
整然と並んで植えられた苗なのだけど、何故か他の場所と明らかに違う様子のパッチがあった。
何があったのか聞いてみた。
聞くと、近所の学校の田植え経験として田んぼの一部を貸してあげたのだそうだ。
小学校低学年の子供たちが植えたのだそうで、まだ力もないので、苗をシッカリ植えることができなかったようだ。
でも、当日はみんな泥んこになってとても楽しく田植えを体験したのだそうだ。
いいなぁ。
子供の内に田植えを経験すれば、将来の選択肢として「農業」を目指す子供が出てくるかもしれない。
農業って楽しい、農業ってカッコ良い というイメージを持ってもらうことが日本の農業の将来にとても重大な影響を与えるように思うのだけどどうだろう。
2009年5月26日火曜日
もう夏なのか?
今日は天気が良かった。 そして暑かった。
でも夕方にはスッと涼しくなるので、一年のうちで今がベストシーズンといえるかもしれない。
まぁ5月も今週で終わりなので、そろそろそんなものかとは思うけど。
でも植物たちの世界では季節はさらに先をいっているように見える。
例えば今日の写真。
今朝、日比谷公園の脇を通ったときのものだけど、一体何の花でしょうか?
答はタチアオイ。
典型的な夏の花である。
それが5月のうちからこんなに咲いちゃって・・・。
因みに昨年花咲ブログでタチアオイを書いたのは7月2日のことだった。
この調子でいくと、この夏はどうなるのか? この秋は? 冬は? とちょっと心配になってしまう。
朝日を浴びて神々しく輝く白いタチアオイ。
夏の暑さはほどほどにしてくれよ。 頼むよ。
今日は天気が良かった。 そして暑かった。
でも夕方にはスッと涼しくなるので、一年のうちで今がベストシーズンといえるかもしれない。
まぁ5月も今週で終わりなので、そろそろそんなものかとは思うけど。
でも植物たちの世界では季節はさらに先をいっているように見える。
例えば今日の写真。
今朝、日比谷公園の脇を通ったときのものだけど、一体何の花でしょうか?
答はタチアオイ。
典型的な夏の花である。
それが5月のうちからこんなに咲いちゃって・・・。
因みに昨年花咲ブログでタチアオイを書いたのは7月2日のことだった。
この調子でいくと、この夏はどうなるのか? この秋は? 冬は? とちょっと心配になってしまう。
朝日を浴びて神々しく輝く白いタチアオイ。
夏の暑さはほどほどにしてくれよ。 頼むよ。
2009年5月25日月曜日
変化球・・・
突然ですがここで質問です。
この白い花は一体何の花でしょう?
すぐに分かった方はかなりスルドイ方である。
ヒントはとても身近に咲く花。
ニオイが個性的。
煎じて飲むひともいる。
雑草として煙たがられるときもある。
花びらのように見える白い部分は総苞片といって、がくのようなものである。
花咲ブログには去年の5月29日に登場。
・・・・ さてさて何でしょう??
正解は ドクダミ です。
これは八重のドクダミで、花咲ジジイは初めてこれを見た。
そもそも八重っていうのは花びらのことを指すような気がするので、八重のドクダミってのもちょっと違うような気がしないでもない。
でもこのたたずまいは、どこか優雅でドクダミっぽくない。
エレガントである。
昨日書いた56枚葉のクローバー同様、こういった身近ある植物でありながら、どこか変わったやつを育てている人というのはいるものだなぁ、などと感心してしまう。
普通のドクダミが直球であるならば、この八重咲きのドクダミは変化球ということになろうか。
すぐに 「八重のドクダミ!!」 と言い当てられた人に座布団一枚である。
2009年5月24日日曜日
クローバー ニュース
まずは写真のことを詫びたい。
もうちょっとなんというかドラマチックな、あるいはカワイイ写真を激写してブログを飾るつもりでいたのだけど、今朝は朝から雨がパラパラと降っていて、腰を据えて写真を撮れなかった。
パシャパシャと数枚撮って、足早に家路についた。
その結果がこれだ。
なんともサエない写真である。
花も終って茶色く変色したものが多く見受けられて ステキ という構図ではない。
でも、これが現在のクローバーの状況なのだから、ありのままってことでいいんじゃぁないかとも思う。
さて、なんでわざわざ雨の中、クローバーの写真を撮りに行ったかといえば、この前新聞に載っていた記事について書きたかったからである。
5月13日の産経新聞によると
56枚葉のクローバーが岩手県の農家の方の庭で見つかったという。
偶然見つかったのではなくて、この方は自然交配によってクローバーの葉を増やすことに取り組んでいらっしゃるんだそうだ。
56枚葉のクローバーの写真も載っていたけど、56枚葉というより一塊(ひとかたまり)のクローバーってカンジであった。
ウワーッと群生しているフローバーを見て 「んっ!?」 とそのかたまりを発見できるだけでもスゴイ気がする。
前にもいったけど、僕はこの方ただの一度しか「4つ葉」のクローバーを見つけたことがないのだ。
センスなし、である。 トホホホ・・・
まずは写真のことを詫びたい。
もうちょっとなんというかドラマチックな、あるいはカワイイ写真を激写してブログを飾るつもりでいたのだけど、今朝は朝から雨がパラパラと降っていて、腰を据えて写真を撮れなかった。
パシャパシャと数枚撮って、足早に家路についた。
その結果がこれだ。
なんともサエない写真である。
花も終って茶色く変色したものが多く見受けられて ステキ という構図ではない。
でも、これが現在のクローバーの状況なのだから、ありのままってことでいいんじゃぁないかとも思う。
さて、なんでわざわざ雨の中、クローバーの写真を撮りに行ったかといえば、この前新聞に載っていた記事について書きたかったからである。
5月13日の産経新聞によると
56枚葉のクローバーが岩手県の農家の方の庭で見つかったという。
偶然見つかったのではなくて、この方は自然交配によってクローバーの葉を増やすことに取り組んでいらっしゃるんだそうだ。
56枚葉のクローバーの写真も載っていたけど、56枚葉というより一塊(ひとかたまり)のクローバーってカンジであった。
ウワーッと群生しているフローバーを見て 「んっ!?」 とそのかたまりを発見できるだけでもスゴイ気がする。
前にもいったけど、僕はこの方ただの一度しか「4つ葉」のクローバーを見つけたことがないのだ。
センスなし、である。 トホホホ・・・
2009年5月23日土曜日
さらなる壁面緑化
一昨日室内における壁面緑化の例をご紹介した。
壁には、普段インテリア的に使われる観葉植物の数種類が隙間なく壁に埋め込まれていた。
これと対極にあるように見えるのが、今日の例。
オカメヅタ Hedera canariensis というアイビーの葉っぱが大きいものを植木鉢に入れて、屋外で、隙間たっぷりに3メートルくらいの壁(フェンス)から垂らす、というもの。
オカメヅタは生命力も強いので、季節を問わず元気に育ってくれるし、常緑なので年中葉が壁を覆ってくれる。
ちょっと見える隙間もじきに埋まっていくことだろう。
しかし、この植木鉢はデカい。
横に立っているオジサンと比べてもらえば分かると思うが、ゴミを入れる大きなバケツくらいのサイズがある。
これを壁に引っ掛けるのは、重量的にも、バケツの形状的にもかなり無理があるのではないか。
そこで、壁の横に回りこんで見てみた。
ははーん。
まずバケツのような鉢の形をしたプランターは、それを半分に切った形をしていて、壁に無理なく馴染むようになっている。
プランターの中がどうなっているかは、ほじくり返して調べるわけにもいかないので、想像すると・・・。
プランターの中は 上げ底 になっていて、おそらく発泡スチロールのような軽量素材でその半分くらいが埋まっていて、オカメヅタが育つための土は最低限しか入っていないのではないか、と思うのだけど、どうだろう。 当たらずとも遠からずではないかと思うのだけど。
植物が自分で育つ場所ではないのは明らかで、そこにどのような工夫があるのか見てみるのも結構楽しい。
2009年5月22日金曜日
アリウム Allium giganteum
ネギ坊主を知っている方も多いだろう。
畑でネギやニンニク、タマネギなんかを育てていて、放置しておくと茎の先っぽにボールような球形をした花が咲く。
ネギなどは野菜なのでそれほど花としての美しさはないけど、観賞用に品種改良されたこのアリウムなんかはかなり美しいと思う。
細い6枚の花弁がついた花が、全体として球形になるように整然とならんで、それらが一斉に咲いてちゃんと美しいボールの形になる。
この形を見ていると、花としての美しさというよりむしろ「造形美」のようなものを感じてしまうのだ。
花屋にいけば切り花としても売っているし、これが自分の花壇にまとまって咲いていたらばそれはかなり迫力のある庭になると思われる。
なんてったってこのアリウムは茎の高さが1メートルちょっとあって直径も15センチくらいはある大型ネギ坊主ンなのだから。
学名も giganteum とジャイアントな名前が付いている。
ネギ坊主を知っている方も多いだろう。
畑でネギやニンニク、タマネギなんかを育てていて、放置しておくと茎の先っぽにボールような球形をした花が咲く。
ネギなどは野菜なのでそれほど花としての美しさはないけど、観賞用に品種改良されたこのアリウムなんかはかなり美しいと思う。
細い6枚の花弁がついた花が、全体として球形になるように整然とならんで、それらが一斉に咲いてちゃんと美しいボールの形になる。
この形を見ていると、花としての美しさというよりむしろ「造形美」のようなものを感じてしまうのだ。
花屋にいけば切り花としても売っているし、これが自分の花壇にまとまって咲いていたらばそれはかなり迫力のある庭になると思われる。
なんてったってこのアリウムは茎の高さが1メートルちょっとあって直径も15センチくらいはある大型ネギ坊主ンなのだから。
学名も giganteum とジャイアントな名前が付いている。
2009年5月21日木曜日
室内壁面緑化
屋上緑化や壁面緑化が熱い。
流行っているってこと。
緑が増えるわけだから悪い話ではない。
比較的新しい発想なので設置ノウハウや手入れの仕方なんかも手探りだったのだろう。
最近は概ねやり方は確立されて、参入業者も増えてきたようにみえる。
壁面緑化などは重力に逆らって植物を植えるわけで、ツタなどのようにもともとそういった性質をもった植物ならまだしも、普通の植物にとっては 「俺は地面で普通に育ちたかったんだよーっ」 と叫んでみたところで後の祭りである。
壁面で土を盛ることは難しいが、それでも小さな鉢を横にして壁に埋め込んだりしたものを見たこともある。
この室内壁面緑化の例では土はホンの申し訳程度。
あとは厚手のフェルトのような生地が根の周りを覆っていた。
この厚手の生地は水をやるとしばし保水する。
そして根からの水分の蒸発を防ぐ。
植物園なんかでよく見かけるテクニックである。
そしてフェルトと植物をを黒い目立たない平べったい紐で壁にグッと押し付けて固定してある。
なんか苦しそうで気の毒である。
植物たちにとってお世辞にもハッピーな状況ではないけど、この壁面緑化を企画した人もせいぜい2~3年の展示だと割り切っているのではないだろうか。
一見無機質な商業ビルの中にこういったグリーンがあるというのは確かに和むけど、植物たちにとってもシアワセなありかたを実現していきたいものである。
屋上緑化や壁面緑化が熱い。
流行っているってこと。
緑が増えるわけだから悪い話ではない。
比較的新しい発想なので設置ノウハウや手入れの仕方なんかも手探りだったのだろう。
最近は概ねやり方は確立されて、参入業者も増えてきたようにみえる。
壁面緑化などは重力に逆らって植物を植えるわけで、ツタなどのようにもともとそういった性質をもった植物ならまだしも、普通の植物にとっては 「俺は地面で普通に育ちたかったんだよーっ」 と叫んでみたところで後の祭りである。
壁面で土を盛ることは難しいが、それでも小さな鉢を横にして壁に埋め込んだりしたものを見たこともある。
この室内壁面緑化の例では土はホンの申し訳程度。
あとは厚手のフェルトのような生地が根の周りを覆っていた。
この厚手の生地は水をやるとしばし保水する。
そして根からの水分の蒸発を防ぐ。
植物園なんかでよく見かけるテクニックである。
そしてフェルトと植物をを黒い目立たない平べったい紐で壁にグッと押し付けて固定してある。
なんか苦しそうで気の毒である。
植物たちにとってお世辞にもハッピーな状況ではないけど、この壁面緑化を企画した人もせいぜい2~3年の展示だと割り切っているのではないだろうか。
一見無機質な商業ビルの中にこういったグリーンがあるというのは確かに和むけど、植物たちにとってもシアワセなありかたを実現していきたいものである。
2009年5月20日水曜日
鳥のやうに・・・
写真を見て、この場所がどこだかを言い当てられる人がいたら、それはかなりの通である。
さて、どこでしょう・・・。
答は 神楽坂 です。
この前ちょっと気取ったランチをとって、店から出ようとしたらエレベーターがなかなこないので、階段で降りることにした。
そこで出会った風景である。
街路樹がの緑がまぶしい。
これは何の樹だかお分かりだろうか?
ケヤキ である。
街路樹としてすごくありふれた樹であるが、そのサイズの大きさをちゃんと理解して人はこれを街路樹として選んでいるのかときどき疑問に感じるときがある。
背の高さは、すでにビルの4階くらいには到達していて、これ以上大きくならないように派手に切ったあとがある。
もっと広い場所でのびのびと暮らしたいだろうに。
それはそれとして、この景色を見てどう思いますか?
ケヤキのような大きな樹を見下ろす、というのはあまりあることではない。
ケヤキに限らず普段われわれは、自分の目線からしか植物を見ないので、見えるものが限られてしまっているのではないだろうか。
時にかがんで小さな雑草に語りかけてみたり、時にビルの上から大木を見下してみたりすることは、植物たちの新たな一面を発見できるきっかけになるかもしれない。
今回の写真を撮って 「鳥ってこんなふうに樹や街をみてるのかなぁ」 なんて他愛のない想像をした。
写真を見て、この場所がどこだかを言い当てられる人がいたら、それはかなりの通である。
さて、どこでしょう・・・。
答は 神楽坂 です。
この前ちょっと気取ったランチをとって、店から出ようとしたらエレベーターがなかなこないので、階段で降りることにした。
そこで出会った風景である。
街路樹がの緑がまぶしい。
これは何の樹だかお分かりだろうか?
ケヤキ である。
街路樹としてすごくありふれた樹であるが、そのサイズの大きさをちゃんと理解して人はこれを街路樹として選んでいるのかときどき疑問に感じるときがある。
背の高さは、すでにビルの4階くらいには到達していて、これ以上大きくならないように派手に切ったあとがある。
もっと広い場所でのびのびと暮らしたいだろうに。
それはそれとして、この景色を見てどう思いますか?
ケヤキのような大きな樹を見下ろす、というのはあまりあることではない。
ケヤキに限らず普段われわれは、自分の目線からしか植物を見ないので、見えるものが限られてしまっているのではないだろうか。
時にかがんで小さな雑草に語りかけてみたり、時にビルの上から大木を見下してみたりすることは、植物たちの新たな一面を発見できるきっかけになるかもしれない。
今回の写真を撮って 「鳥ってこんなふうに樹や街をみてるのかなぁ」 なんて他愛のない想像をした。
2009年5月19日火曜日
第11回国際バラとガーデニングショー
写真は 三社祭で盛り上がる浅草ではない。
西武球場で先週行われた 第11回国際バラとガーデニングショー の様子である。
なんだかんだいって、このイベントを3年連続で見にいっている。
行くたびにいつも同じ感想を持って帰ってくる。
・・・・ それは、女性のパワー である。
行きの電車の中からすでに熱気にあふれかえっている。
お友達と誘いあって、朝から夕方まで終日楽しむのだろう。
お昼はお弁当を持参するもよし、売店でお弁当を買うもよし、疲れたら球場の椅子に座ってお茶でも、ビールでも飲める。
都内の美術館や庭園に行くような感覚に似ているのかな、とも思う。
展示されている庭や花を見て 「きれいねー」「素敵ねー」 と感嘆し、気が向けば売っている花や鉢を買う。
一日かかって会場をそぞろ歩いて、それなりの満足感が得られる。
とにかく会場には女性、女性、女性なのである。
僕が会場に入ったのは10時過ぎ。
9時半開場のドームはすでに熱気でムンムンしていたが、時間を経るにしたがって人がさらに増えていく。
僕は昼前には会場をあとにしたのだけど、人の波はまだまだ会場にむかって流れている。
会場ではコンテストに参加した「ショーガーデン」、有名プロによる「エキシビション・ガーデン」、ハンギングバスケットや生け花、そして売店がある。
イギリスなどヨーロッパからもセールスに来ている外国人がいて、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出していた。
毎年だいたい同じパターンで、そろそろ何か新しいスタイルを打ち出すべきのような気がするのだが・・・。 生意気ではございますが、そんなことをちょっと感じておりました。
写真は 三社祭で盛り上がる浅草ではない。
西武球場で先週行われた 第11回国際バラとガーデニングショー の様子である。
なんだかんだいって、このイベントを3年連続で見にいっている。
行くたびにいつも同じ感想を持って帰ってくる。
・・・・ それは、女性のパワー である。
行きの電車の中からすでに熱気にあふれかえっている。
お友達と誘いあって、朝から夕方まで終日楽しむのだろう。
お昼はお弁当を持参するもよし、売店でお弁当を買うもよし、疲れたら球場の椅子に座ってお茶でも、ビールでも飲める。
都内の美術館や庭園に行くような感覚に似ているのかな、とも思う。
展示されている庭や花を見て 「きれいねー」「素敵ねー」 と感嘆し、気が向けば売っている花や鉢を買う。
一日かかって会場をそぞろ歩いて、それなりの満足感が得られる。
とにかく会場には女性、女性、女性なのである。
僕が会場に入ったのは10時過ぎ。
9時半開場のドームはすでに熱気でムンムンしていたが、時間を経るにしたがって人がさらに増えていく。
僕は昼前には会場をあとにしたのだけど、人の波はまだまだ会場にむかって流れている。
会場ではコンテストに参加した「ショーガーデン」、有名プロによる「エキシビション・ガーデン」、ハンギングバスケットや生け花、そして売店がある。
イギリスなどヨーロッパからもセールスに来ている外国人がいて、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出していた。
毎年だいたい同じパターンで、そろそろ何か新しいスタイルを打ち出すべきのような気がするのだが・・・。 生意気ではございますが、そんなことをちょっと感じておりました。
2009年5月18日月曜日
カッコソウ Primula kisoana
・・・というわけで、昨日は雨に煙る鳴神山に カッコソウ を見に行った。
正直に申し上げて、カッコソウというのはそれまで聞いたことがなかった。
でも学名を見れば分かるように サクラソウ の仲間らしい。
カッコソウを目指して数時間歩いて、
山頂近くで昼食をとった神社のすぐ下にカッコソウが咲く一帯があった。
実は、カッコソウは盗掘されて、徐々にその数を減らして絶滅の危機にあるのだそうで、それを地元のカッコソウ保存会の人たちが守ろうとわざわざ植えてあるものらしい。
保存、育成しているだけあって、そこにはロープが張ってあって立ち入れないようになっていて、遠めにカッコソウを鑑賞するようになっている。
自然に咲いているものではない というあたりはちょっとがっかりだけど、その根を絶やさないように皆の努力で守られてひっそりと咲くカッコソウはどこか憂いに満ちていた。
サクラソウ の仲間というだけあって、サクラソウに良く似ていて、そんなに希少なものと聞かされなければ間違って踏みつけてしまいそうだ。
そういえばサクラソウも野生のものは、盗掘の憂き目にあっていまや絶滅危惧品種となっていると聞いたことがある。
サクラソウなんて都会のプランターにも沢山植えてあるので、そんなに有難味はないかもしれないけど、そうなんである。 希少なんである。
それにしても 盗掘 という人間の自分勝手な行動が、植物を絶滅の危機にさらしている というこの愚かな行為がいまだにはびこっているという事実。
それにしても 盗掘 という人間の自分勝手な行動が、植物を絶滅の危機にさらしている というこの愚かな行為がいまだにはびこっているという事実。
なんともやるせないではないか。
野生の植物は、目で見て、鼻でかいで、スケッチするなり写真を撮るなりする程度の愛し方にとどめておきたいものである。
2009年5月17日日曜日
鳴神山
今週末は天気がイマイチであった。
とくに今日は雨が降って気温もあまり上がらなかったのではないか。
実は先月 山歩きガイドのようなことをやったと書いたのだけど、その第2弾が今日だったのだ。
予報で雨と知っていたのに、朝起きてザーザーと音をたてて降っている雨を窓越しに見て気持ちが一気にブルーになった。
雨だから行かない、という訳にはいかない。
一応これでも仕事なのだ。
新宿駅西口には雨だというのにかなりの人がハイキングに行くためのバスを待っていた。
この前も書いたけど、ここは各方面に出掛けるバスツアーの集合場所なのだ。
僕が今日行ったのは群馬県桐生市の近くにある 鳴神山(なるかみやま) という山で、ここにカッコソウという花を見に行くというもの。
カッコソウの話は明日の続編に譲るが、ツアーはまたしても50~60代の女性が中心であった。
しかも今日は男性のお客様ゼロ!!
改めて、この世代の方々は元気があって、お金があって、余裕があるなぁと思ってしまった。
というのは雨にもまったくめげずに出掛けるバイタリティ、そして雨に備えるその装備。
上下ゴアテックスの高級雨具を身にまとい、リュックにも専用のカバーをかけて、足元も高そうな登山靴を履いて、もうカンペキなのである。
僕は今回は一行の最後尾について回った。
天気は終日冴えなかったけど、それほど悪いものではなかった。
とういうのは森の中を歩いていると、青々と茂った木々が雨を適当に遮ってくれたのかシットリとはするが濡れネズミになるほどのことはなかった。
結局僕は雨具を使わずに一日を終ることができたくらいである。
山の中はシットリとして、雨にぬれた緑が美しく光り、モヤというか霧というかガスが適当に出てなんとも幻想的な風景を醸し出していた。
鳥がさえずり、カエルがグーグーと低い声でないていた。
すーーっと深呼吸をして、緑のなかで空気を胸一杯に吸い込んだら本当にうまかった。
普段の疲れがほんのちょっと癒えた気がした。
今週末は天気がイマイチであった。
とくに今日は雨が降って気温もあまり上がらなかったのではないか。
実は先月 山歩きガイドのようなことをやったと書いたのだけど、その第2弾が今日だったのだ。
予報で雨と知っていたのに、朝起きてザーザーと音をたてて降っている雨を窓越しに見て気持ちが一気にブルーになった。
雨だから行かない、という訳にはいかない。
一応これでも仕事なのだ。
新宿駅西口には雨だというのにかなりの人がハイキングに行くためのバスを待っていた。
この前も書いたけど、ここは各方面に出掛けるバスツアーの集合場所なのだ。
僕が今日行ったのは群馬県桐生市の近くにある 鳴神山(なるかみやま) という山で、ここにカッコソウという花を見に行くというもの。
カッコソウの話は明日の続編に譲るが、ツアーはまたしても50~60代の女性が中心であった。
しかも今日は男性のお客様ゼロ!!
改めて、この世代の方々は元気があって、お金があって、余裕があるなぁと思ってしまった。
というのは雨にもまったくめげずに出掛けるバイタリティ、そして雨に備えるその装備。
上下ゴアテックスの高級雨具を身にまとい、リュックにも専用のカバーをかけて、足元も高そうな登山靴を履いて、もうカンペキなのである。
僕は今回は一行の最後尾について回った。
天気は終日冴えなかったけど、それほど悪いものではなかった。
とういうのは森の中を歩いていると、青々と茂った木々が雨を適当に遮ってくれたのかシットリとはするが濡れネズミになるほどのことはなかった。
結局僕は雨具を使わずに一日を終ることができたくらいである。
山の中はシットリとして、雨にぬれた緑が美しく光り、モヤというか霧というかガスが適当に出てなんとも幻想的な風景を醸し出していた。
鳥がさえずり、カエルがグーグーと低い声でないていた。
すーーっと深呼吸をして、緑のなかで空気を胸一杯に吸い込んだら本当にうまかった。
普段の疲れがほんのちょっと癒えた気がした。
2009年5月16日土曜日
贅沢な駐車場
とある公園にあった駐車場を見て 「おおっ!!」 と立ち止った。
何故かといえば、その駐車場は全面芝張りだったからである。
正確なところは知らないけども、車の重量というのは恐らく1トン位あるのではないだろうか。
全く見当違いだったら申し訳ない。
でも間違いなく言えることは 「人間よりも重い」ということ。
なんでこんなことを言うかというと、芝に限らず、植物にとって一番困るのは地面を踏み固められることなのに、車という重たいものが常に動き回るところに芝を植えるというのは、まさに自殺行為といえなくもないからである。
土の中にはほどほどの隙間があって、そこに水分や空気を蓄えたりしている。
それが、踏み固められてしまうと、その隙間がなくなってしまい、植物の根っこは窒息状態となり枯れてしまう。
よく公園の芝生に 「立ち入らないでください」 なんて書いてあるのはそういう意味において芝を守ろうとしているからであろう。
そんなデリケートなことなのに、この駐車場というシチュエーションで芝を張るという大胆さ。
しかし足元を良く見てみると、それは単なる芝ではなく、プラスティックの穴のあいたパネルを芝と一緒に敷いて地面が車の重さで固まらないような工夫がしてあった。
それでも出入り口の交通量が一番多いところはやや芝がはげていたけど、遠目には芝はちゃんと生きていた。
これはこれでスゴイことのように思える。
しかし芝生も受難だなぁ。
重さによる踏み固め攻撃からは解放されているとしても、車のオイルが漏れてきたり、排気ガスに常にさらされたりする。
やはり駐車場に芝生はやや無理がある気がするなぁ。
とある公園にあった駐車場を見て 「おおっ!!」 と立ち止った。
何故かといえば、その駐車場は全面芝張りだったからである。
正確なところは知らないけども、車の重量というのは恐らく1トン位あるのではないだろうか。
全く見当違いだったら申し訳ない。
でも間違いなく言えることは 「人間よりも重い」ということ。
なんでこんなことを言うかというと、芝に限らず、植物にとって一番困るのは地面を踏み固められることなのに、車という重たいものが常に動き回るところに芝を植えるというのは、まさに自殺行為といえなくもないからである。
土の中にはほどほどの隙間があって、そこに水分や空気を蓄えたりしている。
それが、踏み固められてしまうと、その隙間がなくなってしまい、植物の根っこは窒息状態となり枯れてしまう。
よく公園の芝生に 「立ち入らないでください」 なんて書いてあるのはそういう意味において芝を守ろうとしているからであろう。
そんなデリケートなことなのに、この駐車場というシチュエーションで芝を張るという大胆さ。
しかし足元を良く見てみると、それは単なる芝ではなく、プラスティックの穴のあいたパネルを芝と一緒に敷いて地面が車の重さで固まらないような工夫がしてあった。
それでも出入り口の交通量が一番多いところはやや芝がはげていたけど、遠目には芝はちゃんと生きていた。
これはこれでスゴイことのように思える。
しかし芝生も受難だなぁ。
重さによる踏み固め攻撃からは解放されているとしても、車のオイルが漏れてきたり、排気ガスに常にさらされたりする。
やはり駐車場に芝生はやや無理がある気がするなぁ。
2009年5月15日金曜日
ミヤコワスレ Gymnaster savatieri
濃い紫色の花が目をひく。
ミヤコワスレ・・・・ なんとも気になるネーミングである。
名の由来を調べてみると
「承久の乱で佐渡島に流された順徳天皇がこの花をみていると、その美しさに都のことを忘れることができた・・・」
ということらしい。
このことから推測すると、都にはこの花が咲いていなかったと言える。
都会と田舎では植生も異なるというのは昔も今も同じことなのか。
あるいは都にいたときは、忙しくて花を愛でる暇もなかったということか。
都会のサラリーマンを彷彿させるではないか。
さらに推測すると、承久の乱は1221年なので、そのころから普通に日本に自生した植物であると言える。外来の植物でなさそうなことが想像できる。
そして、一番大切なこと。
それは、花(植物)は人の心を癒す力を持っている ということではないだろうか。
順徳君は都落ちして、島流しになり、少なくともブロークン・ハート(傷心)であったはずである。
そんなブルーな気分のときに花をひとつ眺めて 「今日からはこの花を見ることで都のことを忘れることができる・・・」 と言ったらしいのだから、植物の持つパワーは800年前も今も変わらずにスゴイのだ。
さぁ、今日も前向きにいこうではないか!
2009年5月14日木曜日
アイリス
端午の節句に飾る花は アヤメ Iris sanguinea で漢字で書くと 菖蒲 となる。
同じく端午の節句に入るのが 菖蒲湯 で、漢字で 菖蒲 と書いて ショウブ と読む。
しかし ショウブは サトイモ科 の植物でアヤメ(アヤメ科)とは全く異なる。
さらに、アヤメと似たもので カキツバタ Iris laevigata というものがある。
さらにさらに、ハナショウブ Iris ensata と花の形はアヤメに似ていて、名前としてはショウブに似ているものがある。
・・・・ もうこんがらがってしまって きーっ!!となってしまいそうになる。
でも、学名を見ていただきたい。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブといずれも Iris アヤメ属 である。
これらをひっくるめて 「いいじゃないの、アイリス で」 という鷹揚な気持ちでいいんじゃぁないかと思う。
あまり細かいところにこだわり過ぎちゃうとしまいにはイヤになっちゃうよ。
とはいっても、3つを並べて比較するとそれぞれの違いを区別することはそんなに難しくはないので、少しづつやっていけば良い。
ともあれこのテの花のカタチを見たら、アイリスの何かだな と分かればそれでヨロシイ。
見分けるには、「葉脈がどうなっているのか」「花はどうなっているのか」など見るポイントがあるのだが、写真ではなかなか分かりにくい。
この前、散歩していたら古美術の店のショー・ウインドウに「アイリスの何か」の絵が飾ってあった。
これを見ていると、葉はわりと細めで先が尖っていて、葉脈はそんなに盛り上げっておらず、むしろスムースな表面であり、さらに水まわりに育っている・・・・ なんて特徴がハッキリと描いてあってムムッッ、さてはカキツバタだな?! なんて想像ができて楽しい。
写真よりも絵。
植物の特徴を伝えるには絵に限るというのは、間違いがなさそうである。
2009年5月13日水曜日
釣りバカ・・・
今日はちょっとおっかなびっくりで写真をアップしている。
というのは、昨日の写真はヨコにしてアップするするつもりだったのに、どこをどうやってもタテにしかならず、見た目的にタテでも問題なさそうだったので諦めた。
でも今日はヨコでないとまずい。
恐る恐るアップしてみると・・・ おおっ、ちゃんとヨコになっている。
さて気を取り直して、今日は タイツリソウ Dicentra spectabilis である。
僕はタイツリソウという呼び方のほうがシックリくるけど、ケマンソウ(華鬘草)と呼ぶむきもある。
ケマンとは難しくて漢字も読めないが、「仏前を荘厳するために、仏堂内陣の欄間などにかける装飾」らしいが全然イメージが湧かない。
むしろ鯛が数匹かかって釣り竿がたわわになっている様子のほうが良いところついているように思うのだけど。
これはケシ科の植物なのだけど、神様はよくぞこんなにユニークな形の花をおつくりになったものである。
花といって頭の中にイメージされるヒマワリやチューリップの形とはまったく異なる。
「花の絵を描いてみよう」と子供に言っていきなりこのタイツリソウの絵を描く子供がいたらば、ある意味天才である可能性が高い(かも)。
あるいは強烈に個性の強い芸術肌の子供(かも)。
タイツリソウにはこのピンク色が主流だけど、白もあるので、いろんな色の鯛を探して街を歩くのも楽しい。
今日はちょっとおっかなびっくりで写真をアップしている。
というのは、昨日の写真はヨコにしてアップするするつもりだったのに、どこをどうやってもタテにしかならず、見た目的にタテでも問題なさそうだったので諦めた。
でも今日はヨコでないとまずい。
恐る恐るアップしてみると・・・ おおっ、ちゃんとヨコになっている。
さて気を取り直して、今日は タイツリソウ Dicentra spectabilis である。
僕はタイツリソウという呼び方のほうがシックリくるけど、ケマンソウ(華鬘草)と呼ぶむきもある。
ケマンとは難しくて漢字も読めないが、「仏前を荘厳するために、仏堂内陣の欄間などにかける装飾」らしいが全然イメージが湧かない。
むしろ鯛が数匹かかって釣り竿がたわわになっている様子のほうが良いところついているように思うのだけど。
これはケシ科の植物なのだけど、神様はよくぞこんなにユニークな形の花をおつくりになったものである。
花といって頭の中にイメージされるヒマワリやチューリップの形とはまったく異なる。
「花の絵を描いてみよう」と子供に言っていきなりこのタイツリソウの絵を描く子供がいたらば、ある意味天才である可能性が高い(かも)。
あるいは強烈に個性の強い芸術肌の子供(かも)。
タイツリソウにはこのピンク色が主流だけど、白もあるので、いろんな色の鯛を探して街を歩くのも楽しい。
2009年5月12日火曜日
紅梅
この前、植木屋仕事をしていて、偶然聞こえてきた親方と施主さんの会話がとても興味深かった。
親方は梅の木を剪定してた。
当然、花は散って葉っぱが繁っている状態だ。
「あー、この梅の花は赤い花だったでしょ」
「ええ、そうですね。赤かったです」
僕は花も咲いていないのに何で花の色が赤かったなどと言い当てることができたのか不思議に思った。
「この切り口を見てくださいよ。 ねっ、赤いでしょ。 切り口が赤いと花も赤いんですよ。」
へー、初めて聞いた。
感心して、その切り口を見てみると確かに赤というかきれいなピンク色をしていた。
赤い色の 因子 を持っているということだろうが、枝の切り口の色と花の色の因果関係については全くの謎である・・・・。
今日の写真は自分の意志に反してタテになっている。
本当はヨコにしたいのに、何度やってもタテになってしまう。
原因については全くの謎である・・・・。
2009年5月11日月曜日
ビル緑化あれこれ
山手通り を自転車で疾走していたらば、3階建てのビルから垂れ下がっているアイビーのようなものを剪定しているところに遭遇した。
気にも留めずにスーッと通り過ぎのだが、数十メートル行ってから引き返した。
そういば以前テレビでこのビルのことを取り上げていたのを思い出したからだ。
確か内容的には、この3階建てビルのオーナーであるおばちゃんが無類の植物好きで、その辺にはえている植物の種などを取ってきては屋上で育てているんだそうで、小さな屋上は植物であふれんばかりになっていた・・・ というようなものだった気がする。
写真ではそのビルの後ろにあるビルと一体となってしまって分かりづらいのだけど、そのビルそのものは一辺が10メートルあるかないかの3角形の土地に建っている、いわゆる狭小物件で、しかも山手通りに面し、大変な交通量に日夜さらされている。
そういった喧騒と、おばちゃんの屋上のちょっとしたパラダイスは、不思議なコントラストを醸し出していたので、番組のことを覚えていたのだ。
そのおばちゃんと、息子夫婦と思われる若いカップルが剪定に精をだしていた。
「大変ですねぇ・・・」 などと話しかければ面白かったのかもしれないか、実は花咲ジジイはこう見えても結構シャイなんである。
数分作業を眺めてその場を後にした。
自転車をこいでいるうちに今度は住宅街に入った。
正面にやはり3階建てのビルがあって、白とピンクの花が垂れ下がっていた。
僕はてっきりバラだと思ったのだが・・・。
でも自転車の速度を落として近寄ってみると、それはなんと ツツジ であった。
ついおととい、 「ツツジは退屈だ」 なんて書いた矢先だったのに、このツツジの咲き方は素晴らしくて前言を撤回せざるをえない。
屋上にこれほどのツツジを植えるとは、一体どういう思い付きだったのだろうか?
鉢に植わっているのだろうか、それとも花壇のようなものを作っているのだろうか?
数分間、この屋上を眺めて、その場を後にした。
山手通り を自転車で疾走していたらば、3階建てのビルから垂れ下がっているアイビーのようなものを剪定しているところに遭遇した。
気にも留めずにスーッと通り過ぎのだが、数十メートル行ってから引き返した。
そういば以前テレビでこのビルのことを取り上げていたのを思い出したからだ。
確か内容的には、この3階建てビルのオーナーであるおばちゃんが無類の植物好きで、その辺にはえている植物の種などを取ってきては屋上で育てているんだそうで、小さな屋上は植物であふれんばかりになっていた・・・ というようなものだった気がする。
写真ではそのビルの後ろにあるビルと一体となってしまって分かりづらいのだけど、そのビルそのものは一辺が10メートルあるかないかの3角形の土地に建っている、いわゆる狭小物件で、しかも山手通りに面し、大変な交通量に日夜さらされている。
そういった喧騒と、おばちゃんの屋上のちょっとしたパラダイスは、不思議なコントラストを醸し出していたので、番組のことを覚えていたのだ。
そのおばちゃんと、息子夫婦と思われる若いカップルが剪定に精をだしていた。
「大変ですねぇ・・・」 などと話しかければ面白かったのかもしれないか、実は花咲ジジイはこう見えても結構シャイなんである。
数分作業を眺めてその場を後にした。
自転車をこいでいるうちに今度は住宅街に入った。
正面にやはり3階建てのビルがあって、白とピンクの花が垂れ下がっていた。
僕はてっきりバラだと思ったのだが・・・。
でも自転車の速度を落として近寄ってみると、それはなんと ツツジ であった。
ついおととい、 「ツツジは退屈だ」 なんて書いた矢先だったのに、このツツジの咲き方は素晴らしくて前言を撤回せざるをえない。
屋上にこれほどのツツジを植えるとは、一体どういう思い付きだったのだろうか?
鉢に植わっているのだろうか、それとも花壇のようなものを作っているのだろうか?
数分間、この屋上を眺めて、その場を後にした。
2009年5月10日日曜日
しあわせの白いハンカチ
今日は母の日。
カーネーションについて書くんじゃあないの? と思っていた方の裏をかいてみたい。
・・・ でもちょっとだけ。
この前グーグルのトップページが季節感を取り入れたものがある、と書いたけど、今日はカーネーションがババーンと前面にピンク色ででている。 ちょっとご覧あれ。
カーネーションについて以上。
あっさりといったのには訳がある。
実はちょっと急いでいるのだ。
なぜか?
今日ご紹介する ハンカチノキ Davidia involucrata の花が終わってしまうのではないか、あるいは終わっちゃったのではないかと思うかだ。
実はゴールデンウイークの前半に、用事があって神保町のほうに自転車で繰り出した。
すると 「ハンカチノキの花が咲きました」 と樹の前に看板がかかっていた。
上を見上げると確かに花が咲いていた。
ハンカチノキをご存じの方も多いと思うが、一応説明しておこう。
ミズキ科に属し、花びらのように見える大小2枚のヒラヒラしたものを 苞葉 といって、いわばガクのようなものである。
ミズキ科、苞葉・・・ そう、その辺の特徴はハナミズキやヤマボウシと同じである。
ヒラヒラした大小2枚の苞葉がハンカチに似ているということで、その名前がついたという。
写真を撮るために出掛けたわけではなかったので、小さなコンパクトデジカメしか持ち合わせず、ちょっと悲しい写真になってしまった。 これ以上接近できなかった・・・。
誰がやったのか分からないけど、こうやって 「花が咲きました」 なんて親切な看板があると散歩が楽しくなるね。
今日は母の日。
カーネーションについて書くんじゃあないの? と思っていた方の裏をかいてみたい。
・・・ でもちょっとだけ。
この前グーグルのトップページが季節感を取り入れたものがある、と書いたけど、今日はカーネーションがババーンと前面にピンク色ででている。 ちょっとご覧あれ。
カーネーションについて以上。
あっさりといったのには訳がある。
実はちょっと急いでいるのだ。
なぜか?
今日ご紹介する ハンカチノキ Davidia involucrata の花が終わってしまうのではないか、あるいは終わっちゃったのではないかと思うかだ。
実はゴールデンウイークの前半に、用事があって神保町のほうに自転車で繰り出した。
すると 「ハンカチノキの花が咲きました」 と樹の前に看板がかかっていた。
上を見上げると確かに花が咲いていた。
ハンカチノキをご存じの方も多いと思うが、一応説明しておこう。
ミズキ科に属し、花びらのように見える大小2枚のヒラヒラしたものを 苞葉 といって、いわばガクのようなものである。
ミズキ科、苞葉・・・ そう、その辺の特徴はハナミズキやヤマボウシと同じである。
ヒラヒラした大小2枚の苞葉がハンカチに似ているということで、その名前がついたという。
写真を撮るために出掛けたわけではなかったので、小さなコンパクトデジカメしか持ち合わせず、ちょっと悲しい写真になってしまった。 これ以上接近できなかった・・・。
誰がやったのか分からないけど、こうやって 「花が咲きました」 なんて親切な看板があると散歩が楽しくなるね。
2009年5月9日土曜日
オオムササキツツジ Rhododendron pulchrum
ここ数日雨が降ったり、気温が低めだったりしたけど、今日は日差しが戻ってきましたね。
ただ戻ってきただけではなくて、暑かった。
明日はさらに暑いんだそうで、これから先がやや思いやられる。
今日ご紹介するのは オオムラサキツツジ。
何を今さら・・・ という声も聞こえてきそうな ありふれた 植物である。
マンションの外溝、道路の中央分離帯、公園の植え込みなどなど、あらゆる場面で見かける。
オオムラサキツツジと同じくらい頻繁に見る植物に サツキ Rhododendron indicum というのがある。
どちらもツツジ科なのでとても良く似ている。
それにしても、なんでこんなにあちこちに使われるのだろう?
つらつらと考えてみるに、安上がりで、メンテナンスが楽で、葉っぱであたりを覆い、とりあえず花もつける、からではないかと思う。
そんなこともあって、植栽案をつくる人はアイディアに息詰まると 「とりあえずツツジを植えておけ」 となるのかもしれない。
実はある外国人と東京の植栽についていろいろと話していたら、彼は 「東京にはなんでこんなにツツジが沢山植わっているのだろう? 本当に退屈な植栽だと思うんだけど」 と吐き捨てるように言った。
「なるほどねぇ、良く見てるねぇ」と感心した。
彼の言う通り、ツツジばかり植えてあると植栽に変化がなく、見ていて退屈であるという感じは否めないと思う。
今の時期のおよそ2~3週間は花が咲いて 「おっ」 と思わせてくれるけど、残り50週間くらいはひたすら変化のない葉っぱを僕らに見せてくれる。
・・・・確かにちょっと退屈かも。
ここ数日雨が降ったり、気温が低めだったりしたけど、今日は日差しが戻ってきましたね。
ただ戻ってきただけではなくて、暑かった。
明日はさらに暑いんだそうで、これから先がやや思いやられる。
今日ご紹介するのは オオムラサキツツジ。
何を今さら・・・ という声も聞こえてきそうな ありふれた 植物である。
マンションの外溝、道路の中央分離帯、公園の植え込みなどなど、あらゆる場面で見かける。
オオムラサキツツジと同じくらい頻繁に見る植物に サツキ Rhododendron indicum というのがある。
どちらもツツジ科なのでとても良く似ている。
それにしても、なんでこんなにあちこちに使われるのだろう?
つらつらと考えてみるに、安上がりで、メンテナンスが楽で、葉っぱであたりを覆い、とりあえず花もつける、からではないかと思う。
そんなこともあって、植栽案をつくる人はアイディアに息詰まると 「とりあえずツツジを植えておけ」 となるのかもしれない。
実はある外国人と東京の植栽についていろいろと話していたら、彼は 「東京にはなんでこんなにツツジが沢山植わっているのだろう? 本当に退屈な植栽だと思うんだけど」 と吐き捨てるように言った。
「なるほどねぇ、良く見てるねぇ」と感心した。
彼の言う通り、ツツジばかり植えてあると植栽に変化がなく、見ていて退屈であるという感じは否めないと思う。
今の時期のおよそ2~3週間は花が咲いて 「おっ」 と思わせてくれるけど、残り50週間くらいはひたすら変化のない葉っぱを僕らに見せてくれる。
・・・・確かにちょっと退屈かも。
2009年5月8日金曜日
ハゴロモジャスミン Jasminum polyanthum
散歩をしていて 甘~い匂い が漂ってこないだろうか?
それは恐らくハゴロモジャスミンである可能性が高い。
早春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイあたりは匂いものの代表格であるが、このハゴロモジャスミンも匂いベスト10には入っていると思われる。
家の塀や、垣根なんかに絡まって育つ、クライマー(つる性植物)だ。
大きく育つとかなりのボリュームがあるので、見ごたえもあるし、匂いもかなりのものだ。
これは僕の個人的な趣味かもしれないが、花の香りというのはそこはかとなく漂っているくらいが丁度良いと思うのだけどどうだろう。
あまり主張が強すぎても困りものだ。
小さい頃に ユリの大輪の花が咲いているお宅に伺ったときにあまりに強烈な匂いのために頭がクラクラしてしまいには気分が悪くなったことがある。
主張しないと気付かれないというか、香ることに存在意義を見出す花もあれば、控えめに自己主張する花もある。
どれを選ぶかはそれは個人の自由だけど・・・
散歩をしていて 甘~い匂い が漂ってこないだろうか?
それは恐らくハゴロモジャスミンである可能性が高い。
早春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイあたりは匂いものの代表格であるが、このハゴロモジャスミンも匂いベスト10には入っていると思われる。
家の塀や、垣根なんかに絡まって育つ、クライマー(つる性植物)だ。
大きく育つとかなりのボリュームがあるので、見ごたえもあるし、匂いもかなりのものだ。
これは僕の個人的な趣味かもしれないが、花の香りというのはそこはかとなく漂っているくらいが丁度良いと思うのだけどどうだろう。
あまり主張が強すぎても困りものだ。
小さい頃に ユリの大輪の花が咲いているお宅に伺ったときにあまりに強烈な匂いのために頭がクラクラしてしまいには気分が悪くなったことがある。
主張しないと気付かれないというか、香ることに存在意義を見出す花もあれば、控えめに自己主張する花もある。
どれを選ぶかはそれは個人の自由だけど・・・
2009年5月7日木曜日
続・マメなやつら
ちょっとマメ科づいている。
しかし、マメ科は本当に沢山あって、かつ面白いやつらが揃っている。
そこで、今日は ゲンゲ Astragalus sinicus 。
ゲンゲって言われてもピンとこないかもしれないけど、レンゲ、とかレンゲソウと言えば、ははぁーん と思う方も多いかもしれない。
去年も紹介したシロツメグサとも、カタチやたたずまいが似ている。
でも、この程よく白とピンクが混ざった花は摘んできて小さな花瓶に活けて飾ってもかなり洒落ている。
でも、この程よく白とピンクが混ざった花は摘んできて小さな花瓶に活けて飾ってもかなり洒落ている。
ちょっとクドイかもしれないけど、一つ一つの花のカタチを見てみてほしい。
ねっ、ちゃんとマメ科の花のカタチをしているでしょ。昨日のキングサリ、フジと同じカタチだ。
良いね、可愛いね、と絶賛しておきながら何であるが、食卓に活ける前に虫がいるかどうかを良く確認したほうが良い。
この可憐なゲンゲも裏返すとこの通り。
早くもアブラムシたちの魔の手がのびている・・・・。
2009年5月6日水曜日
マメなやつら
昨日エニシダについて書いたついでに幾つかマメ科のやつらについて書いてみよう。
まずは昨日も書いた キングサリ Laburnum anagyroides 。
これは自分のマメ科の黄色い花として強烈に自分の記憶にあるもので、あいにく街を散歩して見かけたものではない。
写真は
ロンドン郊外にあるキューガーデンにあるキングサリのアーチ。
実はもっともっと沢山花がついてもっともっと見ごたえがあるのだけど、イザ探してみるとこんな写真しか見つからなかった。 あんなに沢山撮ったはずなのに・・・。
花を見ていただければ分かるが、やはり花一つ一つはマメ科の花のカタチをしている。
キングサリとは漢字で書くと 金鎖 となるらしく、まさに金色の鎖のようだという例えからきているのだろう。
このキングサリは2003年5月3日に撮ったもので、咲いているとすればまさに今。
街中で見つからなければ、植物園に行けば咲いているんではないかと思う。
そしてマメ科の次なる刺客は・・・ フジ Wisteria floribunda である。
これは日本ではとても馴染みのある植物で、フジを支える構造物をわざわざ フジ棚 なんて言ってるくらいだから、色んなところで見かける。
色も フジ色 なんて色の名前があるくらいで、淡い紫が主流だけど、最近はピンクや白といったものも品種改良の結果出回っているようである。
写真は近所で今年4月15日に撮ったもので、もう花はすべて終わってしまっている。
小さくて分かりにくいかもしれないが、これも花ひとつひとつを見てみるとマメ科の花のカタチをしている。
そんな訳でマメ科には木となるもの、そして草として育つものを含めて我々のまわりに結構あるものだ。
話は変わるが、今朝新聞を読んでいたら一面に「皇居の自然 親しむ5月」といって、皇居・吹上御苑の自然観察会についての記事が写真付きで出ていた。
これに行きたくて応募したのにダメだったんだよなぁー と楽しそうな子供の写真を見てちょっと悔しくなった。
連休も今日でオシマイ。
明日からまた頑張っていきましょう!!
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