2016年12月23日金曜日

時代はカーブ


剪定ノコギリは大切な商売道具。

色んなメーカーがあるけど、ユーエム工業のシルキーが間違いない。

イギリスを始め、世界中でも信頼されている日本を代表するブランド。

最近のノコギリのトレンドは、「カーブソー」だなぁと思う。

写真上の2本はTSURUGI(ツルギ)というシリーズ、下の2本はGOMBOY(ゴムボーイ)というシリーズ。

いずれも上のものは刃が真直ぐでしょ。
そして下のものは刃がカーブしている。

このカーブがノコを引くときに枝にグッと食い込んで切れ味を増すというのが理屈。

確かに切れ味が違う。

それでも一長一短あって、刃が曲がる分、鞘も曲がらないと入らないのでスッキリ感は真直ぐの刃に軍配が上がる気がする。

それ以外にも色んな工夫が随所にされていて、さすが日本製だなぁとほれぼれする。

これで来年も仕事に精をだしていくのだ!

2016年12月20日火曜日

年の瀬


ブログ更新がパタリと止まってしまった。

ご心配されている方、本当に申し訳ありません。

申し上げたように執筆でブログどころではなかったのですが、それを終えた今、なぜ滞っているのか?

いわゆる燃えつき症候群とでも申しましょうか。

なかなか筆が進まないのであります。

もちろん街を歩けば、これまでのようにネタはいくらでも見つかるのだけど。

例えば、今日の写真。

今年は暖冬なのか、それとも厳冬なのか。

今日なんかはかなり暖かったけど、この前は11月だってのに雪も降ったりしたし。

僕が思うに、今年のイチョウは散りぎわが悪いというか、まだイチョウの存在を強く感じる。

落ち葉だってこのとおり。
こんなにたくさんまだ落ちてるんだよ。

さらにはギンナンのあの特有の匂いもまだ残っているし。

匂いが残っているということは、実だってまだ落ちているわけだ。

例年、こんなに年の瀬までイチョウの主張は続いていただろうか?

そうでもなかったと思うんだけど。

・・・てな、具合でいろいろ感じることはあるのだ。

ブログとして気持ちも新たに再出発するのはキリの良い所で1月からにしようかな、などと勝手に思っています。

加えて、腰痛に悩んだり、足の怪我があったり、そして現在はとんでもない歯痛に見舞われていて、あまり集中力がないのも事実。

明日、歯医者さんに行きますが、とても嫌な予感がします。

ブログも健康あってのことですね。

インフルエンザや、ノロウィルスなんかも流行っているようなので皆様どうぞお気をつけください。

2016年12月5日月曜日

江戸川散歩


全4回シリーズ「東京の川をてくてく歩いてみよう」の最終回は江戸川。

先月の荒川同様、穏やかな晴天に恵まれました。

犬も歓迎と言っていて、今まで犬の参加はなかったのですが、ついに今日初めて犬も参加してくれました。

天気の良い日曜日、のんびりと川を歩く・・・・。
これがやりたかったのだ。



しかも犬だって楽しめる。

それこそ老若男女、皆等しく楽しめるのが散歩の良いところ。
もちろん植物観察も怠らない。

冬支度を済ませた植物の様子を見ようと思っていたのに、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ハコベなどの春の花たちもすでに一部で咲き始めていた。


どうした、大丈夫なのか?
ちょっと心配にもなる。

結局、約4キロを2時間掛けてノンビリ歩いた。

解散後は柴又を散策したかったのはやまやまだったけど、あいにく腰が痛くてあまり長居することはできなかった。

先週からかなり深刻な腰痛で、困ったものである。

植木屋仕事もままならない。

そんなことも言っておられず、しっかり休んで明日からまた頑張るのだ。



2016年11月30日水曜日

天下分け目のプロジェクト


しばしブログ更新が滞っていました。

天下分け目のプロジェクト・・・、といっていましたが、その正体は「出版」でした。

「世界遺産キューガーデンに学ぶはじめての英国流園芸テクニック」
(講談社・1400円+税)
おかげさまで本日発売です。

ここまで凡そ一年。

ネタを積み上げて、書いて、直して、編集担当の方とのキャッチボールがずっと続きました。

生まれて初めての出版で、分からないことだらけで、要領もつかめず。
かなり苦戦しましたが、どうにか形になりました。

園芸初心者にも分かりやすい、実用書になっています。

もちろん私が経験したリアル・ストーリーをベースにしてありますので、これまでの園芸書とはちょっと毛並みが違うと思います。

良くも悪くもユニークな内容です。

是非、手にとっていただければ嬉しく思います。

アマゾンでも購入できるようです。

よろしくお願いいたします。


2016年11月23日水曜日

今年最後の川歩き


ご無沙汰してしまいました。

まずは御報告。

長らくブログ更新の妨げとなっていた「天下分け目の一大プロジェクト」が無事にどうにか終わりました。

それが何だったのかは、あと一週間くらいでちゃんとご報告できることと思います。

さて、今年最後の川散歩のお知らせです。

これまで多摩川、隅田川、荒川と歩いてきましたが、これで一応、東京4大河川を制覇したことになります。

最後は江戸川。
柴又周辺を歩きますので、解散後は帝釈天に行くもよし、参道で団子を頬ばるのもよし。

晴れることだけを祈って。

【イベント詳細】
★日時:2016年12月4日(日)10:00~12:00(雨天の場合:中止)
★対象:2キロを楽しく歩ける人 犬の参加も大歓迎
★定員:15名
★場所:江戸川(柴又近辺)
★参加費:大人も子供も一人500円(税込) 犬0円
  *当日お支払ください。
★申込方法:event@hanasaka-engei.com 
 まで以下の項目を記載のうえ、お申込みください。
  *参加される方全員のお名前
  *子供がいる場合学年、年齢
  *携帯電話番号(当日緊急連絡用)
★申込受付:2016年12月2日(金)まで
 (先着順・定員に達し次第締切り)
*集合場所、集合時間、持ち物など詳細はお申込みされた方 にお知らせいたします。

2016年11月8日火曜日

川散歩~荒川編


この前の日曜日は「東京の川をてくてく歩いてみよう」という、散歩と植物観察をフュージョンさせた新企画の第3弾。

荒川を堀切から北千住あたりまで歩きました。

距離はわずか2キロ。

それを2時間かけて歩いたんだから、いかにノンビリ、ゆっくり歩いたか知れるでしょ。

秋から冬にかけて、植物は見るものはたいしてないんじゃないかと思っている方、答えはノンノン(non non)であります。

写真はタンポポの冬の過ごし方や、実のつけ方、はたまたセイヨウタンポポとカントウタンポポの違いなど、タンポポについて熱く語っているところ。

そしてなんといっても、天気がよかった。

澄み渡った秋の空、川面をわたる風、少年野球の元気な声、ときどき通過する電車の音・・・、これをやりたかったんだよ。

今回は雨が降ったら、延期ではなく、潔く中止する覚悟でいた。

それが、こんな小春日和。

神様に感謝だなぁ。

次回は来月4日(日)。
江戸川、柴又あたりを歩こうと思っています。

詳細決まり次第、ご案内しますのでよろしければご参加ください。



2016年10月24日月曜日

紫 vs 白


実りの秋。

ホントかな?

まだところどころ夏っぽいし、ところどころ秋・冬っぽい。

それでも街を歩けば色んな実がなっている。

紫色の実がなんとも独特なのがムラサキシキブ Callicarpa japonica。

こんな色の実をつける植物はそうそうないので分かりやすい。

目立つので遠めにも一発で分かる。

それに対して似ているのがこれ。



その名もシロシキブ Callicarpa japonica form. Albibacca

そう、どちらもCallicarpa japonica なので、もともとは同じものということになる。

シロシキブには form. Albibacca とあるのは品種ということ。

紫色のムラサキシキブに目が慣れていると、こういう変化球は斬新に思えるね。

床の間に飾るにしても紫よりも、白のほうが落ち着く気がする。

あっ、紫は「高貴な色」とされていたんだっけ。

もうこうなると好みだね。


2016年10月21日金曜日

二度咲きキンモクセイ


街を歩いていて、「おっ?!」と思った人、僕だけではないんじゃないかな。

ぽわ~んと甘い香りが漂っていたのである。

これはキンモクセイ、間違いない。

でも待って。

今年のキンモクセイは、とっくに咲き終わったんではなかったか?

それがまた咲いているなんて。

気のせいかなとも思ったけど、ご覧のとおりちゃんと咲いているのだ。

こういうのを見て真っ先に思うのは「異常気象」ということ。

この前はヤマボウシが咲いていたり、池にオタマジャクシが泳いでいたりしたからね。

その流れでいけばキンモクセイが咲いていてもなんら不思議はない。

まぁキンモクセイに関して言えば二度咲きはまぁまぁあることなので、それほど大騒ぎするほどのことでもないかもしれない。

でも、キンモクセイの香りが二度嗅げたなんてシアワセ、という気分にはなれないなぁ。

やっぱり、どこかが狂っているのだと思うと素直に喜べない。

2016年10月19日水曜日

散歩のお誘い


久しぶりにイベントのお知らせです。

植物観察と散歩を組み合わせたユニークな企画第三弾。

これまで多摩川、隅田川と歩きましたが、今回は荒川です。

距離は2キロ程度と欲張らず、その代わりにのんびりと荒川の土手を歩きます。

問題は天気。

晴れてさえいれば、気持ちの良いこと、間違いなし。

【イベント詳細】
★日時:2016年11月6日(日)10:00~12:00(雨天の場合:中止)
★対象:2キロを楽しく歩ける人 犬の参加も大歓迎
★定員:15名
★場所:荒川
★参加費:大人も子供も一人500円(税込) 犬0円
  *当日お支払ください。
★申込方法:event@hanasaka-engei.com 
 まで以下の項目を記載のうえ、お申込みください。
  *参加される方全員のお名前
  *子供がいる場合学年、年齢
  *携帯電話番号(当日緊急連絡用)
★申込受付:2016年11月4日(金)まで
 (先着順・定員に達し次第締切り)
*集合場所、集合時間、持ち物など詳細はお申込みされた方 にお知らせいたします。
*小学生以下のお子様の場合必ず保護者の方もご参加ください。


2016年10月18日火曜日

秋の園芸店事情


秋めいて、というか、急激に肌寒くなって初冬の様相を呈してきたようにも思う。

この前書いたけど、秋がだんだんなくなってきている気がする。

加えて、最近は雨続きで日照時間の少なさは尋常ではない。

農作物などへの影響も心配される。

園芸店に足を運んでみた。

ここでも夏と秋がせめぎあっていた。

シクラメンなどの秋冬ものが入荷されてきてはいるが、まだ数は少ない。

パンジーやビオラなどの冬の主役はまだ入荷されていなかった。

一方で、ペンタスやらニチニチソウなんかもまだ粘っていた。

なんとも中途半端。

園芸店に足を運べば季節が分かる、というのも過去の話かもしれない。

まぁいいや。
理屈抜きで花を見てまわるのは楽しいから。

2016年10月13日木曜日

ヤマボウシ vs ハナミズキ

ヤマボウシの実

昨日書いた異常なヤマボウシ。

ヤマボウシ、本来なら今の時期赤い実を付けている頃である。

イチゴのような、こんな実ね。

決して美味しくはないけど、食べることができる。

これだけ実がなっていれば、もちろん地面にはこの実がたくさん落ちていて、通行人に踏み潰されて大変なことになっている。

これだけたくさんの実がなっていると、紅葉しているのか?と見紛うほどである。

繰り返し言うけど、これがあるべき姿。
昨日のように、花が咲いているのはどうしたっておかしい。

ヤマボウシに似ているのがハナミズキ。

ヤマボウシとハナミズキを花の姿で見分けるのは結構難しいけど、実で見分けるのは簡単。

真っ赤なドングリのような実がなっている。

これはヤマボウシとは全く異なるので、両者の違いは一目瞭然。

今年は残暑が続いて秋も暖かいまま今まできてしまったことや、日照不足などもあって、紅葉はまったく期待できないらしい。

今頃、思い出したように急に冷え込んだって遅いんだから。

ハナミズキの実

2016年10月12日水曜日

異常にもほどがある


秋ね~と書いたのは昨日。

でも街では異常なことが起きていた。

ご覧頂きたい。

街路樹に白い花が咲いているのが分かるでしょうか。

これ、ヤマボウシですよ。

そして正真正銘、春に撮ったものではなくて今撮ったもの。

ヤマボウシは今であれば赤い実をつけている時期。

それがご覧のとおり、白い花をつけている。

これは明らかにオカシイ。

果たして狂い咲きという言葉で片付けてしまっていいものなのか?

そういえば先週用事があって、小石川植物園に出掛けたときのこと。

池になんとオタマジャクシがうようよと泳いでいたのだ。

これから寒くなっていって、親ガエルだって冬眠するわけでしょ。

それがなんで今オタマジャクシなの?

植物であれば、春咲き、秋咲きなんてのがあるけど、オタマジャクシに秋ガエルなんてあったかしら?

つくづく異常気象なんであります。


2016年10月11日火曜日

秋ね~


気付けば10月。

残暑なんていっていたけど、急に冷え込むようになった。

この前書いたように、秋がなくて夏からいきなり冬へ向かっているようにも思えなくもない。

街を歩いていても色んな実がなっていて、随所に秋を垣間見ることができる。

気持ちの良い季節ゆえ、どうにかもうちょっと長く秋を楽しみたい。

そうそう、連休最終日はちょっと用事があって箱根方面に足を伸ばした。

朝5時に家を出たので、ススキの名所、仙石原もご覧のとおり誰もいない。

なんとなく贅沢な気分。

秋のネタもたくさんあるので、もう少し更新頻度を上げていきたいと思っております。

2016年9月29日木曜日

四季から二季へ


町に溢れる甘い香り・・・・

また来たね、秋が。

セミはすっかり影をひそめ、リンリンと鳴く虫ですらピークは過ぎたように思う。

もう9月もおしまいだものね。

最近の問題は「秋がない」こと。

残暑がいつまでも続いて、ハタと気付くと冬になっている。

はて、秋はいつだったか?

そうやって考えると四季はだんだんなくなってきていて、夏か冬のいずれか、二季がスタンダードになりつつあるようにも思える。

風情もなにもあったものでない。

暮らしにくい世の中だ。

せめて、こういう季節の花の香りには敏感でいたいな、と思う。

2016年9月22日木曜日

夏よさようなら、秋よこんにちは

これがセイヨウニワトコ(エルダーフラワー)

気付けば秋。

曇りの日が続いていて日差しがないためなのか、急激に秋めいてきました。

セミの声はパタっと聞かなくなったし、リーンリーンという虫の声もだんだん元気がなくなってきた。

これで晴れてくれればカラッとした秋晴れってことで、いろいろと外で活動するのが楽しい季節であります。

洋服ダンスを見れば、半袖・短パンを中心に暑さを前提としたワードローブばかりで、このチョイ寒の時期、何を着ればいいのか悩んでしまう。

冷蔵庫を開ければビールがズラリ・・・

あっ、これは季節を問わず一年中のことか。

でも、夏らしい飲み物ってあるよね。

日本だったら「麦茶」かな。

イギリスでは何かと思い出してみると、このニワトコを使った飲み物。

実際に咲いているニワトコの花を水に漬けて作るのが本当だけど、こうやって瓶に入っているものもある。

ほのかに甘く、ほのかに香る。

そんな「ほのか」を売りにした控えめなドリンクなのだけど、これが夏に合うんだ。

この前、暑い盛りにコンビニにいったらキリンの「世界のキッチンから」というシリーズに Elderflower Sparkiling Water というのが目に入ったのでさっそく買ってみた。 

最初のひとくちは美味しかった。

ところが後はなんとなくケミカルな感じがしちゃってちょっと残念。

思うに、「ほのかさ」に欠けるというか、主張が強すぎるがうえにケミカルな感じがしたのかもしれない。

まぁエルダーフラワー・ウォーターが美味しく飲める季節は過ぎたので、来年に改善を望みたいな。


これはイギリスの瓶入りエルダーフラワー・ウォーター

2016年9月7日水曜日

近況


ブログ更新がすっかり滞ってしまいました。

元気ではいます。

ただ、以前ちょっと触れた「天下分け目のプジェクト」(あくまでも自分にとってのね)が、今佳境なのであります。

現在、これをなんとか仕上げるべく取り組んでおります。

ただ、通常の他の仕事もあり、これを遂行する時間の捻出が厳しい。

だからってわけではないのですが、なかなかブログに向き合う時間もなく・・・

申し訳ありません。

もう暫くしたら、またこれまでどおり身近な植物たちの様子など織り交ぜながら書いていきたいと思っております。

2016年8月21日日曜日

イタリアのキョウチクトウ


大変ご無沙汰しておりました。

夏休みをとってイタリアに出掛けておりました。

日差しは東京のそれよりも強かったけど、湿気がないのでカラッとしていてことのほか過ごしやすかった。

湿度と快適性ってのは本当に深い関係があるねと実感。

日本のじめっとしてジッとしていても汗が噴出してくるのは本当にツラい。

地中海性の気候、その典型的な植栽を見てきました。

日本で見かける植物も沢山あったけど、その様子は微妙に異なった。

暑さに強いサルスベリやキョウチクトウ、さらにはビワなんかもここそこで見かけた。

キョウチクトウとはいっても、日本で見かける白、ピンクはもちろん、ご覧のようにかなりビビッドな濃い赤のキョウチクトウが目を引いた。

これはなかなかステキだ。

日本では見たことがないかなぁ。

これが増えると良いのにな。

2016年8月9日火曜日

ルリボシカミキリ


子供たちは夏休み真っ盛り。

さぞや夏を堪能していることだろう。

思い出すに、小学生の頃の夏休みといえば学校のプール通い、近所の図書館に涼みに行ったりといった過ごし方だった気がする。

「カブトムシは早起きしてクヌギの木に行けばつかまえられるよ」なーんて図書館で本を読んだものの東京暮らしだったのでそんな場所も近所になく。

そもそもクヌギの木がどんな木なのかも知らなかったし。

夏休み、昆虫採集というのはひとつのテーマではあった。

近所のおもちゃ屋さんでは「昆虫採集セット」なるものが売っていた。

ピンセット、ハサミなどはもちろん、注射器や謎の液体(防腐剤かと思われる)なども入っていた。

今思えば注射器なんてマズイんじゃないの?

でもそんなセットを買っても肝心の昆虫が身近にいなかったのだ。

いや、正確に言えば昆虫を見つけて捕獲する能力がないダメ小学生だったのだ。

そしてこの前、このルリボシカミキリを見つけてそんなことを思い出したのだった。

カミキリムシは樹木医としては大きな問題。
幼虫が樹木内部を食い散らし枯死させる元凶だからだ。

でもそんなことを抜きに、へー青いカミキリムシかぁと思った。

別に恐いとは思わないけど、すすんでこの青いカミキリムシを手で掴んで遊ぶ気にはなれなかった。

内心、チト気持ち悪いという警戒心があったのは事実。

だってこの青さ。
なんとなく毒ありまっせ的なオーラが出ているような気がしたのだ。

概して派手な虫はヤバいというのは当たっていると思うので、あえてリスクを冒さなかった。

でも後で調べてみたら別に毒性はないみたい。

ついでに枯れた樹木に集まるのであって、元気な樹木を枯らすカミキリムシでもないことも分かった。

なるほどねぇ。

40年前の夏休み中の自分にこのルリボシカミキリを会わせてあげたかったなぁ。

2016年8月8日月曜日

池袋、東口と西口


最近の池袋周辺の変貌振りには目を見張るものがある。

区役所の移転もそうだし、次々と壊しては造り・・・と街の様子が変わっていくのが実感できる。

それは悪いことか、といえばそうでもないと思う。

言っちゃあ悪いけど、これまでの池袋ってなんとなく冴えないところがあった。

それが最近では「住みたい街ランキング」なんかでも上位に食い込むようになってきた。

副都心線や、湘南ライナーなどによって他の主要な街とも繋がり人の流れが変わってきたからかもしれない。

僕も池袋にはほとんど馴染みがなかったけど、ここ数年は仕事もあってちょくちょく足を運ぶようになってかなり親しみが湧いてきた。

それでも東口と西口ではまったく様相が異なるのがまた面白い。

西口は立教大学があるが、駅周辺は中国人のお店が多くて混沌とした雰囲気。

東口はサンシャインもあるし、新区役所など、やや整然とした感じ。

東口はだいたい分かってきたけど、西口はまだ馴染みが薄くちょっとした外国に来た気分になる。

そんななか、東口に新たな公園ができた。

ビル群に囲まれているが、芝生が青々としていてカフェなんかも併設されている。

ケヤキなどの高木が作り出す木陰で多くの人が昼寝をしたりしている。

なんか良い感じの公園なんであります。

こういう感じを見るかぎりでは、あくまでも個人的な好みですが東口に軍配があがるのであります。

2016年8月5日金曜日

いまそこにある危機


建物奥、道路角にあるサクラを見ていただきたい。

写真がイマイチだけど、目を凝らして見てなにか気付かないだろうか?

そう、今の時期葉が青々としているはずなのに茶色く枯れた葉がちらほらと混じっている。

赤く囲ったところがそれ。



さらに左に伸びる枝は完全に枯れてしまっていて葉が一枚もついていない。


こんな枝が道路に向かって伸びているんだから恐いといえば恐い。

このサクラの植えられている家主も、下を通る通行人もその危険に気付いていないのだと思う。

知らないというのは恐ろしい。

塀越しにサクラの幹を見てみると、やはりありましたキノコ。


この前のヤマボウシのように根元にあるのではなく、高さ1メートルちょっとのところにある。

これはコフキタケだと思われる。

もちろん木材腐朽菌であり、ヤバいサインであります。

なにぶん他人様の敷地内なのであまり詳しく見ることもできないが、こうやってみると潜在的な危険はここそこに転がっているものなのだなぁ。

2016年8月3日水曜日

繁茂するハス


実は今日もキノコについて書こうかと思った。

ひとたびアンテナがたつとビンビンと獲物が掛かってくるものである。

でもキノコに偏りすぎてもいかん、と思い今日は別の話題を。

北の丸公園近くの御濠を埋め尽くしているのはハスであります。

ちょっと距離があるけど目を凝らしてみると花もポツポツ咲いているのが分かる。

つぼみが沢山あるので、これが満開になったらさぞや見ごたえがあるだろうな。

都内でハスの名所といえば不忍池が思いつく。

現在、国立科学博物館で開催されている「海のハンター展」がとても気になって見に行きたいのはヤマヤマなんだけど、夏休み真っ最中でしょ。

すごく混んでいるのではと思うとなかなか足が向かないのだ。

ついでに不忍池も見て、ついでにアメ横の大統領あたりで一杯やって帰ってきたいところだけど。

海のハンター展は10月までやっているので、暑さが落ち着いた頃に見に行こうかな。


2016年8月1日月曜日

アンテナを立てよ


そうやってキノコに興味を持ち始めると突如色んなキノコが目に飛び込むようになってきた。

これを「アンテナが立つ」というのだろうか。

興味のアンテナが立つと、そこにビンビンとキノコ電波を受信するようになるのだ。

街路樹の大きなケヤキ。

根元にはちょっと目立つ空洞があった。

ちょうどその裏側を見てみると・・・

ありました、これもおそらくベッコウダケ。

樹勢の衰退を予期させる、よからぬ兆候であります。

あのタレントの得意文句ではないが「ヤバいよ、ヤバいよ~」ということになりましょうか。

あっ、もちろん普通の草花に対するアンテナもちゃんと立っていますのでご心配なく。