8月30日。
8月も残り1日となりました。
・・・・ということは、夏休みも今週一杯という子供も多いのではないだろうか。
聞くところによると、最近は従来よりも一週間夏休みが早く始まっていて、その分始業式も一週間繰り上がってる学校もあるらしい。
これも時代なのか、はたまた温暖化の影響なのか。
今日だってまだまだじゅうぶんに暑いけど。
他人事ながら気になるのは宿題。
みんな終わったかなぁ。
自由研究はどうしたかなぁ。
毎年この時期にこのブログで書いているように、僕は終盤追い込み型というか、今くらいの時期に泣きながら宿題をやったクチであります。
8月8日に子供向け自然観察イベント「自分だけの植物図鑑を作ろう!!」(夏休みスペシャル編)を開催した。
子供たちに植物に興味をもってもらって、自由研究で取り上げてもらえると嬉しいな、と。
そんな気持ちが通じたのか、イベント開催後にとある親御さんからメールを頂戴した。
イベント後も熱心に自分なりの植物図鑑を作って楽しんでいる由、有難うございました、と。
そこで一つ質問があると娘が・・・・と続き、以下の質問を頂戴した。
「どうして、ヨウシュヤマゴボウの葉は根元に近い方は大きく、枝の先やてっぺんに近いところでは小さいのでしょうか」
スルドイといえばスルドイ質問。
オトナだと「茎の下の葉が大きくて、上のほうが小さい?当たり前じゃん」で終わってしまうだろう。
「なんで??」という疑問を持つことが大切。
皆さんはどうしてだと思いますか?
僕は腕組をし、目を閉じてしばし逡巡しふたつの答えを考えた。
①根元に近いほうは、ヨウシュヤマゴボウが育つ段階のかなり早いうちに葉をつけたはずです。それに対して枝の先などは「割と最近」葉をつけたものではないでしょうか。
となると、単純に育ってきた時間が違うのではないかと考えます。育ってきた時間が長ければ葉はそれだけ生長して大きくなるでしょうし、つけたばかりの葉であれば、まだ赤ちゃんですので小さいわけです。
②光合成との兼ね合い。
葉は太陽の光を浴びて光合成を行います。植物のなかで葉は光合成を行う大切な場所です。となると、いかに効率よく太陽の光を浴びるかということは植物同士の生存競争に勝ち残るための大変重要な問題です。そこで上の方は葉が小さく、下にいくにしたがって葉が大きくなっていれば、効率よく太陽の光を浴びることができるのではないでしょうか。
という回答をしたためメールした。
しかし気になるのは、この子供がどういう理由で葉の大きさの違いがあると思ったかという点。
僕のふたつの回答とはまったく異なることを考えているかもしれない。
子供というのは純粋なだけにオトナが思いもよらない発想をもっているもので、コロンブスの卵的に目からウロコというケースが沢山ある。
気になるなぁ。
聞いてみたいなぁ、彼女の答え。
見てみたいなぁ、彼女の植物図鑑。