アスパラガス でガス.
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そんな訳で帰って参りました。
一週間ぶりの東京はどこか涼しくてホッとしました。
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さあ、仕事だ仕事。
ノンビリしている間はないぞ、と言い聞かせて。
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さて話はアスパラガスである。
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英国に出掛ける前に新聞に 「ど根性アスパラガス」とかいって、アスファルトを突き破って芽を出したアスパラガスのことが載っていた。
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どうもアスファルトを突き破ると 「ど根性」みたいなので何かヘンな感じもしないでもない。
以前の花咲ブログでしきりに追っかけたのは ど根性キリ だった。
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そんな話はさておいて、今はアスパラガス Asparagus が旬のようだ。
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それは英国においてもそうだったみたいだ。
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街のマーケットには産地採れたてみたいなアスパラガスが売っていた。
これ一束で4ポンドちょっとだったから、円に換算すると600円くらいかな。
そんなに安いわけでもないね。
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コッツウォルズの田舎町にいったときに、地元のとあるお宅にてお昼ご飯をご馳走になった。
そのときにドサッと出してくれたのがアスパラガスだった。
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どうもこの近所で採れるのだそうで、今が旬だから沢山食べてね といって沢山出してくれた。
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茹でたハム(ガモンという)と新ジャガ、そしてアスパラガスという至ってシンプルなもの。
これに塩、コショウをお好みで足して召し上げる。
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なんちゅーシンプルさ。
このシンプルさがイギリス料理の素晴らしいところであろう。
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このシンプルさを一部の人は マズイ と思ってしまうらしい。
なんちゅー誤解。
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そりゃサ、イタリア料理やフランス料理のような凝った美味しさというかサ、フクザツな美味しさはないけどサ、英国料理はこのシンプルさこそが真骨頂じゃないのサ。
言い換えるならば 素朴な味わい ってこと。
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で、このアスパラ美味しかったのだけど、花咲ジジイはてっきり茹でた ものだと思っていたら違っていた。
なんとこれは蒸した ものだったのだ。
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銀色の細長い器の下に水を張って、その上に網をのせ、さらにその上にアスパラを置いてふたをして蒸す。
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実はこれはサーモンなどの魚を蒸すのに使う専用の鍋なのだ。
それが証拠に鍋の形が細長いでしょ。
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ウムウム、なんとも美味しかったぞ、旬のアスパラガスは。
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