昨日はメタセコイヤvsラクウショウということで似たもの対決だった。
今日はその第二弾として ヒノキ Chamaecyparis obutusa と サワラ Chamaecyparis pisifera を比べてみよう。
ふたつともヒノキ科の針葉樹でその香りが高く、また建材としてもよく知られる。
ヒノキ風呂なんて、なんとも日本人の心をくすぐるではないか。
この前なんかYシャツを ひのきの香り で仕上げてくれるクリーニング屋さんを見かけた。
特許なんだそうで、一体どんなカンジの仕上がりなのか気になるところである。
一枚170円だなんて結構お安いではないか。
ヒノキとサワラはとても良く似ている。
それはともにヒノキ科というだけではなく、ともにヒノキ属(Chamaecyparis)で同じであるからである。
外見的に似ていたって簡単にそれを見分ける方法があるのでご安心を。


それはですね、葉っぱを手にとってグイっとひっくり返してみよう。
そうすると葉っぱの裏はちょっと白くなっている。
これを気孔帯といっている。
この気孔帯が Y の形をしているものがヒノキ(写真上)で、X の形をしているものがサワラ(写真下)なのである。
ねっ、簡単でしょ。
ヒノキっぽい木があったら葉っぱをひっくり返してみよう。
サワラを仮に知らなくても、これで判断がつくわけだから、ここぞと知ったかぶりをして XとYの話をすれば盛り上がること間違いナシだよ。
2 件のコメント:
先日、花咲ジジイ様からこの話を聞いた時、
もっと植物について知りたいと、ワクワクした気分になりました。
翌桧も裏がこういう感じになっているようですが、
自分で調べてもよくわからないので、紹介していただけますか。
彬さん コメント有難うございます。
翌桧って読めませんでしたよ。
アスナロ Thujopsis diolabrata はやはりヒノキ科の樹木ですが、ヒノキとは葉の太さにおいて異なります。
葉が太い分、気孔帯の太さもヒノキやサワラのそれよりも太くなっています。
今度、どこかで写真が撮れたらば花咲ブログでご紹介しますね。
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