
小石川植物園を歩いていてまるでカーペットのように白い花が咲いていた。
木漏れ日に光って浮かび上がる様子はなんとも幻想的でステキだった。
一見、ハナニラに似ているこの花、一体なんだろう?
白い花びらが6枚、雄しべが6本・・・ ユリ科の何かであると思われた。
花びらが6枚というのは正確ではなくて、ガクと花弁の区別がつきにくいためにこれらをまとめて花被といっている。

茎が一本すっと立って、それが幾つかの穂状に分岐している。
この 穂状に分岐 という様子が学名の種小名 umbellatum のもととなっていると思われる。
Umbel とは散形花序といって主軸の先端から多数の花柄が散出して傘骨状に広がって咲くものをさす。
ニンジンの花を想像できれば、それがそのものである。
ニンジンはセリ科で学名は UMBELLIFERAE というのでスジが通る話である。

ハチが忙しそうに蜜を集めに飛び回っていた。
ゴールデンウィークを過ぎていよいよ春本番。
今更春本番だなんて遅い気がするが、4月には雪も降ったし、サクラは咲けども春らしからぬ天候が続いた。
もう寒さが戻ることがないように祈りたい。
気が付いた人もいると思うが最近日が伸びてきた。
来月には梅雨という鬱陶しい季節も控えている。
春を満喫しに外へ出よう!!
2 件のコメント:
嫁の実家で咲いていたのと似ている。ナンだろうと思っていたんですよ。わかってよかったwww
お役に立てて何よりです・・・。
たまには役に立つ「花咲ブログ」。
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