2010年3月31日水曜日

明治神宮探訪 その7
明治神宮を歩いていて 働くおじさん を沢山目撃した。
境内の維持管理に携わっている方々であるが、他の公園管理と異なってどことなく独特な感じがした。
    
    
①参道をサー、サー、サーと姿勢も正しく掃くおじさん
何を掃いているのか暫く観察していてもよく分からなかった。
落ち葉が落ちている感じでもなかったので、砂利が均一に広がるように掃いていたのだろうか。
   
②境内の大きなクスノキの下をサッサッサッと掃くおじさん
クスノキは常緑樹なので落ち葉はあまり目立たないはずなのだけど、それでも砂利の上の数枚の落ち葉を掃いていた。
   
③参道をゴリッ、ゴリッ、ゴリッと木製のレーキでならすおじさん
これは地表を滑らかにしようとしているのだな、となんとなく分かった。
   
④参道をブーン、ブーン、ブーンと背負い式のブロワーで吹き飛ばすおじさん
もうこのおじさんが通った後は落ち葉ひとつないピッカピッカの参道の出来上がりである。
    
   
皆、グレーの地味な作業服を着て黙々と仕事に精を出ししていた。
   
面白いなぁと思ったのは独特の道具たち。
    
    
柄の長いほうき。恐らくこれは手作り。
これは立った姿勢で、一掃きで多くの面積をカバーできるようになっている。
しかも砂利の上の落ち葉などをはきやすくするため、ほうきの先はしなやかでやや粗い目になっている。
これを寝かせて使えば砂利の上の落ち葉を掃くことができて、②のおじさんのように短く持ってほうきを立てて使うと大きめの重たい砂利の上の落ち葉を掃くことができる。
   
    
落葉を入れるのは背負い式の竹製のカゴだし、ちりとりも木製の手作りのもののようであった。
   
こういうおじさんたちが一生懸命やってくれているおかげで、都会の豊かな森は守れているわけであるなぁ。
   
まだ行ったことのない方、明治神宮へは一度足を運ぶことを強くおススメしますぞ。
  
   

2010年3月30日火曜日

明治神宮探訪 その6
    
    
そんなに書くこともなさそうだけど、案外あったという今回の明治神宮探訪シリーズ。
いよいよ残り今日を入れてあと2回くらいかな。
明治神宮は明治神宮ゆえに公園ではない
よって、ピクニックをしたり、バーベキューをしたり、ジョギングをしたりする場所ではない。
厳かで聖なる場所なのだ。
   
でもこれだけの緑に囲まれて都会の喧騒を忘れさせてくれる場所であればゴロゴロしたり、お弁当を食べたりしたくなるのは人情というものだろう。
境内で唯一お弁当を食べれそうな場所が境内北端の宝物殿前の芝生だった。
そこでは何人かのグループが車座になって何やら語らっていた。
   
その場所以外はなんとも厳しく行動が規制されていた。
都内でも屈指の緑の豊かな場所なのに自由に散策することは許されていない。
    
    
森の中に分け入って足元に何があるかといったことを見れば色んな発見があるはずだし、興味もわくはずである。
ところが境内のいたるところに 「林内に入らぬこと」「柵内立ち入り禁止」「あぶない!入ってはいけません」「林内立入禁止」 とダメダメダメのオンパレードなのである。
   
神社の境内と思えば分からぬでもないが、折角都会のド真ん中で自然に触れるチャンスなのだからもうちょっとおおらかにしてもいいんじゃないかなぁ、などと不謹慎ながら思ってしまう次第である。
  
   

2010年3月29日月曜日

明治神宮探訪 その5
     
    
そんなわけで昨日は底冷えのする花見をしたと書いたが、今日はそれに輪を掛けて一段と冷え込みの厳しい日だった。
この低温具合は 花冷え なんて言葉で片付けられるものではない。
    
冬に逆戻り。 

サクラのつぼみもギュッと固く閉じたに違いない。
    
さて、一日お休みをおいて今日は再び明治神宮探訪の続きである。
     
明治神宮の参道をしばし行くと右手に酒樽がつんである。
    
これは菰樽(こもだる)というもので、明治神宮に奉納されたものらしい。

これだけ集まると壮観である。
    
でも花咲ブログゆえ、これで終わらない。
     
樽には様々な銘柄の酒があるが、植物の名前を冠したものが多い。
    
梅里黄桜菊正宗雪椿灘菊菊水稲天月桂冠米百俵櫻正宗松竹梅菊勇菊水司牡丹花の舞老松 などなど。
    
日本酒と植物にただならぬ縁があることを感じさせるネーミングの数々。
さすが、である。
       
花咲 なんて並んでいてもなんら違和感がないけどなぁ。
     
    

2010年3月28日日曜日

ザ・我慢
    

   
今移動中です。
某駅ビルのソファに座って暖をとりながらこれを書いている。
   
そしてついさっき、今年第一回目の お花見をしてきました。
   
ご存知のように今日の東京は10℃を下回る肌寒さ、イエ、底冷えのする一日で花見を始めた午後2時からは太陽の光を一切浴びることのない曇天のお花見で冷たいビールがしみました。
   
久し振りにお目にかかる方も多く、花咲ジジイはこの花見をとても楽しみにしていたのである。
毎年この時期は半袖で花見といった年が多かったと思うのだが、今日はしっかり着込んでもまだ足りない感じだった。
   
アルコールをせっせと摂取しても一向に暖かくならない。
暖かいお風呂に入りたいよぉ・・・ という気持ちで頭が一杯になるような、そんな我慢大会のようなお花見だった。
   
しかも、悪いことに肝心のサクラがまだほとんど咲いていないのだ。
ソメイヨシノっぽくないなぁと思って名札をみると オオシマザクラ とあった。
   
どよーん とした曇り空、寒々しいビルの谷間で花のまだ咲かないお花見を挙行したというお話。
写真は 「オーイ、もう撤収するぞーっ!!」という号令が掛かって、いそいそと後片付けをしていることろをパチリと撮った。
  
明治神宮探訪シリーズはまだ終わってないが、今日はちょっと箸やすめってことで。
  
  

2010年3月27日土曜日

明治神宮探訪 その4
    
   
明治神宮境内の北端、宝物殿わきの北池までやってきた。
    
ちょっとした森を歩いたような気分になってすがすがしかった。
    
キョロキョロしながら歩いていて気づいたことがあった。
   
クスノキ Cinnamomum camphoraシイ Castanopsis が多いなぁということ。
    
   
クスノキは御社殿わきのご神木もそうだったし、シイは地面にドングリが沢山転がっていたので気付いた。
あとは、ケヤキモミモクレンなど。竹林もあった。
   
とにかくクスノキとシイが多いというのが印象だった。
   
あとで調べてみたらこんなことが分かった。
   
永遠の森」を目指して大正4年に造営工事が始まった。
全国から奉納したいと10万本の献木が集まった。
その種類はなんと365種
東京の気候に合わないものもあり、現在は246種が残っている。
そして境内には17万本もの木々が生い茂っている。
   
伊勢神宮や日光東照宮のようなスギやヒノキが少ない
創建当初何を植えたら立派に育つか学者たちは考え照葉樹を植えることにした。
大正時代の東京はすでに公害問題があったため100年先を見越して神宮には照葉樹でなければ育たないというのがその理由であった。
   
ところが当時の内閣総理大臣であった大隈重信
「神宮の森を藪にするのはよろしくない、当然杉林にするべきだ」
と横槍をいれた。
しかし当時の林苑関係者は断固としてこれに反対し、谷間の水気の多いところでこそスギは育つが、関東ローム層の代々木では不向きでスギは都会に適さないと反論し大隈重信を説得した。
   
もしこの時にスギの森にしていたら今のような素晴らしい森になっていなかったかもしれません。
(明治神宮 自然・見どころ より)
    
なるほどねぇ。
そんな理由があったとはねぇ。
   
先見の明があるというか、樹木のことを真剣に考えていた人が大正にもいたんだなぁ。
  
   

2010年3月26日金曜日

明治神宮探訪 その3
    
    
参道をさらに進む。
    
明治神宮のほぼ中心部に御社殿がある。
        
原宿駅脇の鳥居をくぐってからザッと1キロくらい歩いただろうか?
いや、そんなにないかな。 でもちょっとした長さである。
      
新年早々、除夜の鐘の音とともに初詣の様子をTVで見たことがあるが、この距離をあれだけの人がゾロゾロと歩くのかと思うとスゴイことだ。
       
    
御社殿を正面に見て左右に大きなクスノキがドーンとあった。
     
かなり大きいぞ、このクスノキは。
      
向かって右のクスノキは 独り者 だが、左のクスノキは夫婦クスノキになっていた。
恭しく注連縄(しめなわ)が飾ってある。
   
看板がすぐ脇にあって、それによると
     
大正9年の御鎮座当時に献木され、御祭神の御加護のもと樹勢瑞々しき大樹に育ったご神木であります。
両樹木は「夫婦楠」として親しまれ、縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴となっております。
ご参拝の皆様方には、このご神木を通して御祭神のお恵みをお受け下さい。
    
大正9年・・・、すなわち1920年。
ってことは、このクスノキは樹齢90年以上ってことになる。
    
その大きさ、雄大さ、そして神々しさになんか圧倒されてしまうなぁ。
        

   
細かく見てみると、こういった古木にとって人々に地面が踏み固めれてしまうことは致命的なので、柵がしてあって人が入れないようにしてある。
    
さらに良く見ると黒い直径15センチくらいのパイプが数箇所地上にポコリと出ているのがわかる。
      
これはクスノキの根の周りにこのパイプが巡っていて、「水が根に届くようにするため」「根のまわりの排水を良くするため」「根の周辺に新鮮な空気が届くようにするため」「根の周りで有益な微生物の活動を活発にさせるため」といった意味があると思われる。
    
何回か花咲ブログで書いたけど、植物にとって根はとても大切なのだ。
     
ご神木も最近の樹木をケアする最新のセオリーによって守られているようである。
   
でも、こんな神々しいご神木を 手入れするのは本当に緊張するだろうなぁ。
ハサミを持つ手も震えるのではないかと思われる。
   
     

2010年3月25日木曜日

明治神宮探訪 その2



てなわけで、今日も引き続き明治神宮を散策していこう。

参道を歩いていると左手に何やら柵に囲まれた背の高い木があった。

それは モミノキ Abies で、脇に看板が立っていた。

代々木
この地には昔から代々樅の大木が育ち「代々木」という地名が生まれました。
この前の名木「代々木」は昭和20年5月の戦禍で惜しくも焼失しましたのでその後植継いだものであります。

なるほど代々木にはそんな由来があったのだな、とちょっと細めの大木を見上げた。

でも、待てよ。 代々木には樅の「も」の字も入っていないではないか。
そんなことを言ったらイチョウでも、ケヤキでも大きい木ならなんでも良いことはないか?

まぁ細かいことは言うまい。

さらに歩くと 明治神宮御苑 が現れた。
看板に目をやると色んな情報が満載である。



明治神宮御苑のなりたちや、面積が83,000㎡あるといった説明がある。
苑内の見どころとして
木々の芽吹き(3月)
やまぶき・つつじ・新緑(4~5月)
はなしょうぶ(5月下旬~7月上旬)
すいれん(6月~9月)
紅葉(11月下旬~)
おしどり・かも等の水鳥(11月~3月頃)
冬木立(11月~2月頃)

拝観料は大人500円 小人200円

木々の芽吹き(3月)といったザックリとした表現になんともほのぼのした気分になった。

たぶんここが昨日サンリリィさんがコメントでお勧めしてくれた場所なのだと思う。
5月下旬ころに はなしょうぶ を見にいってみようかなぁ。

冬木立が見どころとして紹介してあるあたりが、神宮の杜の緑の豊かさを物語っている気がした。

2010年3月24日水曜日

明治神宮探訪 その1


正直に告白しよう。

花咲ジジイは40ン年生きてきて、しかも主に東京都に暮らしてきて、これまでにたったの一度も明治神宮に行ったことがなかった。

近所の原宿代々木公園渋谷公園通り表参道なんかにはしょっちゅう繰り出すくせに、明治神宮の鳥居をくぐったことはだだの一度もなかったのだ。

でも、明治神宮は 神宮の森とも 神宮の杜ともいうように、とにかくが豊かである。
都会にいながらにして森林浴が楽しめる場所として有名でもある。

ああ、それなのに。
一度も行ったことがなかったので、このたび意を決してその森を探訪することにした。

因みに 森 と 杜 の違いは何かと思って辞書を見たら

森は 「樹木が茂り立つところ」 であり、
杜は 「特に神社のある地の木立。神の降下してくるところ。」 とある。

杜の方が神々しいわけだ。


そんな杜に某ハンバーガー屋のコーヒーカップをもって、原宿駅側から潜入したところ、いきなり花咲ジジイを狙いすましたかのように大音量のアナウンスがスピーカーから流れた。

「境内では飲食はご遠慮ください・・・」

スマン、スマン、すぐにUターンしてゴミ箱にカップを捨てて、気を取り直して再び鳥居をくぐる。

広大な敷地に、豊かな緑が出迎えてくれた。
花咲ジジイの初・神宮の杜探訪が始まった。

あまり期待しすぎず、気軽に明治神宮探訪記を見守っていただければ幸いである。

2010年3月23日火曜日

ピンクのカーペット
    

   
連休はいかがお過ごしでしたか?
   
花咲ジジイは特に遠出するわけでもなく、雑事をこなしているうちにアッという間に連休が終わっていた。
   
都内を自転車で走っていて、ピンクのカーペットを見かけた。
   
これはどこかといえば、なんと小さな中央分離帯である。
小さな、とはいってもこのピンクのカーペットは4メートル×10メートルくらいはあるだろうか。
   
しかも真横でブンブンと車が通り、排気ガスを撒き散らしていく悪条件の下でけなげに咲いていた。
   
で、このピンクのカーペットは何だ? といえば、おそらく シバザクラ Phlox sublata だと思われる。
「思われる」なんてちょっと他人事なのは、見た目はシバザクラに間違いないとは思うのだけど、シバザクラの咲く時期というのはもうちょっと先ではないかと思っていたからだ。
   
どうなんだろうか、真偽のほどは。
   
ともあれ都会の、しかも中央分離帯にもこんなものが咲くというのは一種のオドロキである。
  

   

2010年3月22日月曜日

サクラ倒壊
    
   
昨日書いたように靖国神社に出掛けたときに凄いスクープに出くわした。
   
靖国神社は知る人ぞ知る都内のサクラの名所であり、シーズンには出店も賑やかな場所である。
   
そんな宴会の会場ド真ん中になりそうな場所のサクラの木がドーンと倒れたのだった。
   
その前の日、すなわち3月20日土曜日はスゴイ風が吹き荒れた。
恐らくその影響であろう。
   
僕が通りかかったときは既にそのサクラは倒れていた。
   
根元からバキッと倒れていた。
   
サクラの周りにはいわゆるコーンというものと黄色いテープで立ち入れないようになっていた。
その脇を神主さんのような方が携帯電話でしきりにどこかと連絡をとっていた。
   
さらにその脇では、倒れたサクラの枝をもいで持っていく人が絶えない。
   
開花宣言が出るか出ないかといった段階だったのでつぼみはパンパンに膨らんでピンクの花びらの片鱗が見てとれた。
恐らくこれを水差しにでも生けておけばサクラの花が咲くはずである。
   
神主さんと関係者の会話が偶然耳に入った。
    
   
・・・昨日あれだけの風だったから大丈夫かなと思っていたんだけど、なんともなくて安心していたんだけどねぇ・・・・・
   
ということは、あの大風を受けて直接倒れたのではなくて、それがボディーブローのように効いて暫く経ったあとに メキメキメキっ、ドーンっ と倒れたと想像できる。
   
丁度その日は靖国神社参道脇ではフリーマーケットというか、骨董市のようなことをやっていて、そのうちの一人の車の上にサクラに木が倒れたようだった。
車の屋根がボッコリとへこんでいた。
   
倒れた木の根っこを見てみると、根そのものはそれほど張っていないし、スカスカに腐っているように見えた。
恐らく腐朽菌がまわってダメージとなったのだと思われる。
   
そもそもソメイヨシノの寿命は一般に60年とも70年ともいわれており、いずれにしても100年も生きない。
都内のソメイヨシノは終戦のあとに都市整備を大々的に行ったときに植えられたものが多い。
終戦が1945年であり、それからざっと65年経っているわけで、あちこちのソメイヨシノはそろそろ限界にきているわけだ。
   
となると弱った老木が都会の公害や、花見といっては人々に根元を踏み締められるといったストレスに耐えられなくなって大風に吹かれたことをきっかけに倒れてしまうことはありうることである。
   
来週からここのサクラの下で皆が花見をすると思うけど、大丈夫かな?
花見の最中にメキメキッとサクラが倒れてくることもありうるぞ。
   
しばらく時間が経った後に 千葉ナンバーのトラックで植木屋がやってきた。
   
どうやらそのサクラを切り刻んで片付けるらしい。
   
植木屋が張り切ってチェーンソーに油を注していると、別の神主さんがやってきて お払いをしたのちに植木屋は作業に移った。
  
一連の出来事を見守っていて、やはりこの前から話題になっている鶴岡八幡宮の大イチョウのことを思い出した。
   
風による樹木へのダメージはかなり大きい。
  
   

2010年3月21日日曜日

標準木2010
     

    
昨日の夜の風、そして今日の、本当に凄かった。
   
一旦眠りにはいると滅多なことでは目が覚めない花咲ジジイではあるが、さすがに昨日の夜は 「なんかスゴイ風が吹いているんじゃない・・・・?」 とおぼろげに感じ取れた。
   
朝起きてちょっと近所を歩いてみると、自転車は将棋倒しになっているし、植木鉢は転がっているし、ほぼ満開だったナントカ・桜はスッカリ散ってしまっていた。
   
自然の力ってのは本当にすごいね。
   
さて、昼過ぎに散歩を兼ねてちょっと靖国神社に出かけてみた。
   
この時期の靖国神社の話題といえば サクラ である。
   
花咲ブログでも2008年3月23日にとりあげたことがあるのだが、この靖国神社にはソメイヨシノの標準木というものがあって、これがいわゆる 開花宣言 の基準になっているというわけである。
   
今日の陽気だから、そろそろかっ!! と色めき立ったマスコミが押し寄せカメラをサクラに向ける。
   
しばらくして彼らは撤収したのだが、どうも今日は開花宣言には至らずに明日に持ち越しと判断したようである。
  
となると明日もまた彼らは大きなカメラと脚立などを持ってやってくるということか。
仕事とはいえ御苦労なことである。
     
恐らく開花宣言が出て、来週はサクラがどんどん咲いて来週末なんかは花見で忙しい週末となるのではないだろうか。
  
昨日、今日の強風がサクラが咲く前でよかったよね。
  
   

2010年3月20日土曜日

春通信 小ネタをもうちょっと
      

   
春・・・・ 
卒業・入学のシーズンである。
    
私事で恐縮だが、昨日は卒業式であった。
   
誰の? という声が聞こえてきそうである。
ごもっとも。
    
花咲ジジイのである。
これホント。
   
で、卒業式が九段下の金のタマネギで行われたのでシズシズと出席してきたというわけである。
    
卒業のときってサクラが咲いているのだろうか?
一体何の花が卒業に花を添えてくれるのだろうか?
そんなことを考えてあたりを見回した。
     

    
ソメイヨシノは一部ですでに咲いた という報道があったが、千鳥ヶ淵のサクラはまだつぼみが膨らんだ程度で花は咲いていなかった。
     
咲いていたのは、サンシュムラサキハナナタンポポスイセンといったところだった。
ほんのりと香ったのはジンチョウゲ
    
春なのだなぁと穏やかな青空に思い入った。
   
そんな卒業式だった。
    
   
さてちょっと話は変わるが 春が来た と英語でなんと言うだろう?
   
おそらくほとんどの人が
Spring has come.
と答えるのではないだろうか。
   
現在完了形を習うと必ずセットで覚えるからではないかと思う。
   
決して間違っていない。
でも今思うとあまり英国人の口からは聞かなかったなぁと思うのだ。
   
では何と言っていたかなぁと思い出してみた。
    
Spring is sprouting.
   
なんて言っていた気がする。
    
sprout は自動詞であれば めばえる 他動詞であれば めばえさせる のような意味合いになる。
名詞であれば芽、新芽ということで、スプラウトというだけで最近は日本語として野菜売り場などでは通用するようになった。
   
因みに もやし は beansprout だ。
    
spring is sprouting. → 春が芽生えました → 春がきた ってことかな。
   
昨日書いた鶴岡八幡宮のイチョウの記事の見出しも 「新たな芽吹き願い・・・」 とあったが、まさにこれも sprout だ。
    
春とはどうやら sprout な季節らしい。
   
   

2010年3月19日金曜日

春通信 小ネタを幾つか


鶴岡八幡宮のイチョウ

何回この花咲ブログで取り上げただろうか?

今朝の新聞にもカラー写真付きで 「新たな芽吹き願い・・・・」 として大きく取り上げられていた。

神職や巫女が参列して、芽吹きを願う祝詞が読み上げられたんだそうで、木の生長に水や養分に加えて祝詞が効くと新たに気付かせてくれた記事だった。

マジメな話、祈り、願いは植物の生長に必要な重要な要素なのかもしれない。


巨大アスパラガスその後

3月12日に書いた巨大アスパラガスについて、生産したJA香川に問い合わせてみた。

するとご丁寧な返事を頂戴した。有難うございます。

「さぬきのめざめ」は香川県のオリジナル品種で、成長しても穂先が開きにくい特徴があり、春どりの「さぬきのめざめ」は、軟らかく、甘みもあり食味が良いアスパラガスです。

根元の方は皮が硬いので、むいてから調理を行ってください。サイズについては、通常はレギュラーサイズの25cm規格で出荷していますが、この時期は長く茎を伸ばして収穫しても、穂先が開かず品質が低下しません。

そのため、ロングサイズの50cm規格で3月下旬頃まで出荷しています。

ということで、マコロンさんから頂いたコメントの通りだった。

根元の皮を取ったつもりだったけど十分ではなかったのかもしれない。


今日の写真

今日の写真はカエデの新緑。

ちょうど芽吹いたところで、まだ色も淡いし、サイズも小さい。

カエデの葉の形を思い出していただけると分かると思うが、それはまるで赤ちゃんの手のようでもある。

春の柔らかな日差しに透き通るように緑色が映えていた。
あちこちで新たな芽がどんどん芽吹いている。

2010年3月18日木曜日

春通信 その5
    
   
ご無沙汰しておりました春通信
   
今回はその第5回でございます。
   
春先は黄色い花が多いよねぇと言って幾つかご紹介してきたけど、このトサミズキ Corylopsis spicata を忘れていた。
   
これはマンサク科 HAMAMELIDACEAE であるが、くしくも黄色い花がつく春の花としてご紹介したマンサクと同じ仲間である。
   
黄色っていうほど黄色の主張は強くないけど、なんとなく黄色という淡くて曖昧な感じがまた良いな。
  

   

2010年3月17日水曜日

ユリの主張
    

    
今年1月25日に無花粉ユリについて書いた。
   
ユリの花粉で机の上が汚れたり、服に付くのを嫌う消費者の声に応えて作られた新品種の話である。
   
で、この前銀座のとある中華料理店にいったらば、クンクンとどこからからユリの香りがした。
キョロキョロとあたりを見回してみてもユリの姿は見えない。
   
食事を済ませて階段を下りて帰ろうとしたらば、階段の踊り場にご覧のような華やかな生花が飾ってあって、そこにユリがあった。
   
こんなに離れているユリが香ったのか?!!というちょっとした驚きがあった。
   
実は花咲ジジイはユリの香りはちょっとキツ過ぎて敬遠してしまうのだが、やっぱり食事のときに強烈な香りがするのはいかがなものかと思う。
   

   
そのユリを良く見てみると、花粉を蓄える葯がない。
いわゆる無花粉ユリであった。
   
無花粉も良いけど、微香性ユリなんてのもかなりニーズがあるんではないかと思われる。
   
それよりも簡単なのはユリに代えて別の何かを選ぶことだとは思うけど。
  

   

2010年3月16日火曜日

アナタは何系?
    

   
とある駅のホームから見えたのがこの広告だった。
   
植物系 セロテープ
セロハンは木材パルプからつくられた生分解するフィルムです
   
なるほどね。
木材パルプから作られているから植物系ってわけね。
   
最近は草食系ナントカとか、肉食系ナントカなんていうのが流行っているけど、花咲ジジイは断然、植物系だなぁ。
  
   

2010年3月15日月曜日

オドロキ・モモノキ びっくりパンジー



突然ですが、この濃い紫の花は何でしょう?

そんなの簡単、パンジーでしょ。

そうなんです、パンジーなんです。
それはそうなんですが、このパンジーはそんじゅうそこらのパンジーとは訳が違う。

今日はビックリですよ。
いいですか?心の準備は?

それでは発表します。
このパンジーがスゴイのは、なんとこのパンジーは木の幹に住処を構えて元気に生きているのであります!!!

えっ?何??言っている意味が分からない ですって??
ごもっとも。

それには写真を見てもらうのが一番手っ取り早い。
                        
            
どうです。  
木の幹、地上からおよそ2.5メートルの高さにこのパンジーは育っているのだ。
               
他人の敷地内なので塀によじ登って観察するわけにもいかないのだが、外から見る分にはそのパンジーは木の幹ちょっとしたくぼみに溜まった僅かな土に根付いているのだと思われる。
           
なんでまた、こんなところに・・・と思わなくもないが、まず考えられるのは ここに住んでいる人がわざわざこれをここに植えた、ということ。
         
でもそれはちょっと考えづらい。
何故なら普通は花は植えたら鑑賞したいというのが人情というものであり、こんなところに植えても鑑賞はしにくいからだ。
さらにこんなところに植えようなんてキテレツな発想は普通の人には浮かばないだろう。
           
となると、あとは鳥が種を運んだ ということになろう。
          
鳥は色んな木の実を食べて色んな場所を移動する。
種を食べて一部消化されなかった種が飛んでいった先で糞にまぎれて落ちるということは、植物がそのテリトリーを広げていく過程ではママあることなのである。
それにしてもよくこんなところで花を咲かせるほどにそだったよなぁと労をねぎらわずにはいられない。
       
そして、よくこんなところに咲いているパンジーに気付いたよなぁという花咲ジジイの植物観察眼もなかなか大したものである。 オッホン。
  
   

2010年3月14日日曜日

話題沸騰?!の大イチョウ
      

   
鶴岡八幡宮のイチョウが強風で倒れたのは3月10日だった。
翌朝の新聞で大きく取り上げられて以来、ほぼ毎日その後どうなっているかという報道が続いている。
   
正直言って、これだけ世間の関心が高いとは意外だった。
   
古い木が倒れただけでしょ、といって片付けられてもおかしくない。
   
今朝の新聞では 大銀杏再生の確立90% と題して、東京農大の教授が語ったことがニュースになっていた。
   
倒れた幹を移植して根付かせるために根元から4メートルの高さで切り離す作業を行ったんだそうだ。
   
・・・なんだ御神木を切るなんてとんでもないとかなんとか言って、結局切っちゃったんだ と思ってしまった。
   
切り離した上部や枝については、八幡宮は保存や調査など必要な措置を講じるが、信仰の対象のため境内から出さないとしている (3月14日産経新聞)。
巨木、古木と信仰、宗教との絡みがなんとも興味深い。
   
老木になると生命力は衰えるが、それでも樹木の生命力というのには驚かさせる。
例えば木の根元でズバッと切り倒したとしても、残った切り株から ひこばえ といわれるような芽が吹いてまた大きく育っていく。
   
今日の写真は木の根元ではなくて、地面から4メートルくらいのところで伐採されたイチョウから ひこばえ が出て大きく育ち始めているところだ。
   
まさに不死身パワーである。
   
ちょっと専門的だが、ひこばえ というのは 木の株から生まれる萌芽 ということで、一般的には木の根元付近で切った株から出るものだというふうに理解している。
そういう意味では、この写真のものは根元付近ではないので、正式にひこばえと言って良いのかちょっと自信がない。
    
英語では pollard と言っていた気がするなぁ。
  
   

2010年3月13日土曜日

カンヒザクラ Prunus campanulata
     

   
サクラはなにもソメイヨシノだけではない、と数日前に書いた。
   
この前、日比谷公園をちょっと歩いたときにピンク色の花がたわわに咲いている木を見つけた。
   
カンヒザクラだった。
学名の campanulata からもわかるように、釣鐘の形をした房状の花が特徴である。
   
今日は3月13日。
ソメイヨシノの開花は3月20日過ぎくらいなのだろうか。
   
今日は暖かい強風が吹いた一日だったが、そろそろ春本番。
色んな花が楽しみである。
   
今日はあまりひねりもなくアッサリめに。
実は色んなことがいっぺんにあった実り大きフクザツな一日だったので、その余韻に浸りながら文は短めになってしまった。
   
オヤスミナサイ。
  
  

2010年3月12日金曜日

巨大アスパラガス
    
昨日まで巨木について書いてきた。
    
今朝の新聞でも 倒れた鶴岡八幡宮のイチョウをどうするか ってことでかなり盛り上がっていた。
花咲ジジイが昨晩ブログでつぶやいたように、組織培養などでクローンを残すくらいしかテがないようなことが書いてあった。
あとは ひこばえ という若木が芽生えればそれを大事にするか。
   
いずれにしても一朝一夕にはあの雄姿は蘇らないということだ。
   
興味深かったのが、倒れたイチョウを保存したいが、通常は輪切りにして年輪などが見えるような保存というか展示をするのだが、八幡宮側は ご神木なだけに輪切りはありえない と言っているらしいことである。
   
じゃぁどうするのか。
倒木の保存方法として巨大なタンクに薬品を入れて乾燥・防腐処理をするらしいのだが、こんな30メートルもある巨木をまるまる入れるタンクなんぞありゃしないわけである。
   
どうなるのか?
今後の巨大イチョウのゆくえを見守りたい。
   
さて、今日は別の巨大ネタである。
   
   
それは、巨大な アスパラガス Asparagus であります。
   
あるデパートの地下の食品売り場でその巨大アスパラガスは売られていた。
デカいのなんのって、長さが50センチはある。
そのインパクトの強さについつい手にとって購入してしまった。
   
たった2本しか入っていないが、これで480円
ってことは1本240円だ。
   
かなりのお値段じゃぁないの。
家に帰ってまずは写真撮影。
大きさが伝わるように巻尺を横に置いてみた。
たっぷり50センチある。
   
今日の写真はクリックすると大きくなるはずなので見てみていただきたい。
   
さすがに根元は硬そうだったので5~10センチ切り捨てた。
    
で、ゆでて食べてみた。
   
以下、まったくの個人的な感想で大意はない ので悪しからず。
   
根元はある程度切り捨てたものの、まだ根に近いほうは繊維が多くて硬くかった。
上の部分は普通のアスパラガスである。
アスパラガスの茎が好きな人、穂が好きな人と色々いると思うが、適度に短いものを本数多く買った方が良いような気がした。
通常よりも巨大で美味しかったというものにあまり出会ったことがない。
大きいと味もなんというか大味のような気がするのは僕だけだろうか。
   
で、このアスパラガスは何という種類かというと さぬきのめざめ という香川県で作られているものであることが分かった。
早速、検索してみたら、かなり充実したウエッブサイトで情報量が多い。
   
詳しい情報はそのサイトを見ていただきたい。
しかし興味深いのはこのアスパラガスの最大の特徴である デカイ ということが何ら書いてないことである。
  
・・・・となると、これは勝手な想像だけど、今回購入した巨大アスパラガスはたまたま収穫時期を遅らせて大きくなったものである可能性もないわけではない。
  
うーんどうなんだろう。
   
皆様もこの巨大アスパラガスを見かけたら是非ご自分の舌で確かめてみていただきたい。
  
   

2010年3月11日木曜日

巨木 大木 御神木
      
    
昨日はちょっと用事があって日比谷公園に出かけた。
   
園内では丁度大きなイチョウの木を剪定しているところだった。
   
剪定っていったってハサミでパチパチと切っているわけではなくて、チェーンソーを使った大掛かりなものだ。
樹高も15メートル以上はあるだろうか。
当然はしごで登れる高さではなく、クレーンの先に人が入れる、いわゆるゴンドラというものに乗って作業をする。
   
こういうのを見るとついつい立ち止まって作業に見入ってしまう。
   
この場合はゴンドラに2人が乗り込んで、一人がチェーンソーで切って、もう一人が枝を持って支える。
切られた枝を下の狙った場所に落としていくというものだった。
切った後には切り口から菌が入ったりしないように丁寧にハケで薬を塗っていた。
   
下では大量に切り落とされた枝をパッカー車という、ゴミ収集車のようなものにひたすら詰め込んでいる。
   
こういう様子を見ているとどうしても血が騒ぐというかコーフンしてしまうのは(さが)ってものだろう。
   
普段でもチェーンソーの音がすると、音のする方向を探して自然と足が向いてしまう。
   
さてさて、彬さんからのコメントにあったように今朝の新聞で鎌倉の鶴岡八幡宮の樹齢1000年を越えるという大きなイチョウ、通称「隠れ銀杏」が強風のために倒木したのだという。
樹高30メートル胴回り6.8メートルもあるという、それはそれは立派なイチョウである。
   
確か自分で撮った写真があるはず・・・と思ってさっきから一生懸命探しているのだけど、どういうわけか見つからない。残念である。
   
それはそうと樹齢1000年って、今が2010年でしょ。
ってことは1010年っていうと、、紫式部が源氏物語を書いた頃ってことですよ。
   
本当にスゴイねぇ、木ってやつは。
鶴は千年、亀は万年っていうけど実際はそんなに生きないだろう。
1000年も生きる生物がこの世にあろうか?
   
屋久島の屋久杉はさらにその上をいくわけだから、改めて植物の偉大さを思い知ってしまうよねぇ。
   
昨日倒れてしまったイチョウは残念ながら生き返ることはないと思う。
組織培養などで、そのコピーを残すくらいはできるだろうが、あの雄姿は再び蘇ることはなく我々の記憶のなかで生き続ける。
   
   

2010年3月10日水曜日

規格外のスゴサ
    

   
昨日は降りましたねぇ、が3月だというのに。
   
春遠からじ っていうより、春はまだエラく先ではないのか?といぶかしく思ってしまう。
   
さて今日の写真は昨日雪の中で撮ったものだ。
   
別に雪がスゴイって話ではない。
スゴイものが別にあるのだ。
   
何がスゴイって生垣がスゴイ。
   
これは ヒマラヤスギ Cedrus である。
   
えっ?何がスゴイのですか?ですって??
   
いいですか、ヒマラヤスギは大木ですよ。
以前にも花咲ブログでとりあげたことがあるけど、円錐形の優雅な姿がなんとも美しい大木なのだ。
   
それがなんと生垣に使われているのだ。
生垣は、何かと何かを区切るために用いられるというのが本来の意味であろう。
    
そういう意味においては、これはマンションの敷地とその外を区切っているので問題はない。
    
   
しかし驚嘆に値するのはその大きさである。
車、電信柱などが見えるのでそれと対比してみればその大きさが知れるだろう。
手前の低い生垣ですら2メートルはゆうにある。
   
おそらくこのヒマラヤスギの生垣は高さ10メートルはあるだろう。
    
こうなると剪定を含めて手入れが大変だろうなぁと推察する次第である。
   
上方向については上でチョンと切って揃えればよかろう。
しかし、側面は道路側にはみ出ないように、横から見てピシーっとキレイに刈り込まれていなければなるまい。
   
刈り込むっていったってこの大きさですよ。
   
一体何人掛かりで、何日掛けて、どういう方法でこの樹形を保っているのか大変興味があるところである。
  

   

2010年3月9日火曜日

春通信 その4



昨日、春は黄色い花から と書いた。
すると ミモザが咲いているのを見ました というコメントをお二人の方から頂いた。

コメント有難うございます。

そうなんです、ミモザ Acacia dealbata もこの時期に咲く黄色い花であります。

昨日のブログではこの時期に黄色い花が咲く植物を幾つか列挙したのだけど、そこにはミモザは入っていなかった。

・・・実は入れ忘れたのではなくて、敢えて入れなかったのである。

何故か?

ミモザはその学名から分かるようにアカシヤの仲間である。
アカシヤの仲間は南半球を中心に約600種が知られているが、日本には自生はな く明治初期に導入されたといわれている。

南半球が主なわけですよ。

つまり季節が北半球の我々とは真逆なわけで、今の時期に咲くってことは本来はに咲くってことにはなるまいか? と思ったわけである。

そんなわけで、昨日はミモザは脳裏をかすめたのだけど、敢えて列挙しなかったというわけであります。

   
それはそれとして、この前ミモザを観察していたら株全体の葉っぱは薄い緑色なのに対し、新芽の部分が濃い紫色をしていたのに気付いた。

これはベニカナメモチなどと同じ理屈で、新芽の柔らかくてデリケートな時期に直接強い紫外線に当たって焼けてしまうことを避けるためにこんな色をしているのではないかと思うのだけどどうだろうか?

そもそもは南半球のオーストラリアなどの日差しの強い場所で育っているやつらであるからして、この推理は当たらずとも遠からずといったところではないかと思う。