2019年9月19日木曜日

パイオニア・プランツ

ニワウルシ

カジノキ

ヨウシュヤマゴボウ

分かりにくいけど、たぶんエンジュ

ビルが建っていた場所が更地に。

都会ではよく見る風景。

土が剥き出しだった更地がいつのまにか草ボーボーになっているのもよく見かけるだろう。

そこに何が育っているのか詳しく調べるときっと面白いと思う。

ただ、他人様の敷地ゆえ、勝手に入ってつぶさに調べるわけにもいかない。

なので今回は往来から分かる範囲で、とくに大きなものを見てみた。

写真の上からニワウルシ、カジノキ、ヨウシュヤマゴボウ、エンジュ、だろうか。

タネを風が運ぶもの、鳥が運ぶものなどがあるが、それぞれバランスよく混じっているなぁ。

そしてここに名前が出てくるものは、他の空き地や建物と建物の隙間などに勝手に生えてくる植物として頻繁に見かけるものたちである。

誰が言ったかパイオニア・プランツ。

まさに先陣を切って根を張り、テリトリーを確保しようという逞しいやつらだ。

2019年9月11日水曜日

ヒマワリ強し


台風一過。

爪痕は大きく、被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。

ゴルフ練習場の鉄柱が倒れたり、大きな街路樹が倒れたりするなど風の被害がすごかった。

そんななか、フト見かけたヒマワリ。

やや傾いていたけど、それはそもそも花が終わって傾いたのではないかと思われる。

茎の太さは直径4センチくらいはあるだろうか、草丈だって3メートルくらいある。

でも堂々と立っている。

ゴルフ練習場の鉄柱が倒れたり、大きな街路樹が倒れたりしている、のに。

これってすごくない?

僕が管理している花壇も結構なダメージで、明日くらいにいったんガッツリと切り戻そうかと思っている。

ヒマワリの頑丈さに改めて感心してしまったよ。

2019年9月9日月曜日

台風15号襲来

風で根元から折れたオリーブの木

台風15号が関東に。

たしかに雨、風ともに強く、とくに風の強さにはちょっとたじろいだ。

普段からビル風の強い場所があるのだけど、今日は本当に吹き飛ばれそうな風に身の危険を感じて迂回した。

歩いていると樹木も倒れている。

こういうときに普段から健全な状態なのか、潜在的に問題を抱えていた木なのかが試される。

潜在絵的に問題があるのは「根」の部分。

街の木はスペースの問題で十分に根が張れなかったり、穿孔性の虫に食われたりして健全とは言い難い場合が多々ある。

普段はどうにか立っているけど、こういう強風に晒されると途端にその脆弱さを露呈するのだ。

今回の台風でいったい何本の木が倒れるのだろうか。

伐採業者は大変な忙しさだと思う。

皆様のご無事をお祈りします。

2019年9月6日金曜日

日本でも見かけるイタリアの花

イタリアで真っ赤なサルスベリを見たよ、と書いたけど手元の写真をあらためてみると、それはサルスベリではなくキョウチクトウだった。

真っ赤なキョウチクトウ。

これが街路樹などにもなっていて、家屋の白いペイントととても良いコントラストだった。

それが以外にも日本で身近な花でイタリアで普通に咲いていた花の一部をご紹介しよう。

真っ赤なキョウチクトウと白い壁

昼なので花が閉じているオシロイバナ

ピンクのキョウチクトウ

ニチニチソウとローズマリー

ニチニチソウと白い壁

王道、ハイビスカス

ノウゼンカズラ

ランタナ(オレンジ色)

2019年9月4日水曜日

二色のサルスベリ



9月の声を聞き、ちょっとは涼しくなっただろうか。

最近の暑さは植物たちの生育にも大きな影響を与えていると思う。

この暑さと蒸れ(蒸し暑さ)に耐えられず、枯れていく植物もある一方で、暑さにめっぽう強い植物もある。

自分の見立てでは暑さに強いのは、ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスなどのアオイ科、ランタナ、ニチニチソウ、ノウゼンカズラ、ブーゲンビリア、キョウチクトウなど。

オーナメンタルグラスなどと言われるイネ科の植物も基本的に暑さと乾きに強いと思う。

サルスベリも耐暑性は抜群だと思われる。

太陽光が強く、気温も高い地中海地方でも元気に咲いているのを見た。

サルスベリは普通は白、ピンク、赤などだけど、ヨーロッパで見たのは単なる赤ではなく深紅。

これはなかなか見応えがあった。

日本でもこういうのがあれば見栄えもして良いのにな、と思った。

この前見かけたサルスベリはよくよく見ると二色(bicolour)だった。

これもなんだか趣きがあって良いなと思ったよ。

2019年9月2日月曜日

夢は夜開く、オシロイバナも夜開く



オシロイバナ。

わりとどこでも見かける身近な植物。

その名の由来ともなっている種をつぶすと白い粉がでてくることで遊んだことがある人も多いのでは?

実はオシロイバナの花が咲くのは夜だって知っていた?

いやいや、昼間咲いているのを見たことがあるよ、というむきもあるだろうが、基本は夜。

上の写真は夜23時頃に撮ったもの。

全体に黄色味を帯びているのは街灯の影響。

そして下の写真は同じ場所で朝7時に撮ったもの。

花びらは全て閉じて終わっているのが分かる。

何故、夜咲くのか?

それは花粉を媒介する虫の活動時間に合わせてのこと。

どうやらオシロイバナはスズメガなど蛾が花粉を媒介するようなので、蛾が活動する時間帯に合わせて花を咲かせているのだ。

賢いのぉ~