やってきましたキンモクセイの季節。
先週の半ばごろに、なんとなくそこはかとなくキンモクセイの香りが漂い始めたのは感じていた。
それが確信に変わったのは土曜日だった。
仕事先に自転車で移動していたらば甘い香りが「もわっ」っと鼻をついた。
「きたっ!」と思った。
秋だなぁ。
実はキンモクセイの香りをかいでそう実感するようになったのはここ7年くらいのこと。
それより前にはイギリスにいて、残念ながらキンモクセイはそれほど見かけなかった。
なのでそれほど香りを実感することもなかった。
イギリスに行く前は、サラリーマンをやっていて植物にはほとんど関心がなかった。
なのでキンモクセイが香ったなんて記憶もない。
僕が中学生のころに流行ったアリスの「君の瞳は10000ボルト」という歌があった。
その歌詞に「キンモクセイの咲く道を~」という箇所がある。
その当時住んでいたのがインドだった。
あいにくインドでもキンモクセイは見かけなかったのではないだろうか。
「キンモクセイ=秋」というところを強烈に植えつけられた割に、実際の香りと季節がリンクしたのはイギリスから帰ってきてからということになる。
でも今は大丈夫。
それにしても甘い香りであります。
ちょっと too much という気もしないでもない。
これも好みが分かれるところだろうなぁ。
「キンモクセイの香り苦手です」という人がいるはずであります。
僕は別に嫌いではないけど、なにやらお手洗いの芳香剤のようだなぁと、ときどき思う。