2017年6月 |
2020年7月 |
群馬県渋川市。
仕事があってときどき訪れるのだけど、以前ここに立派な桑の木があったことを覚えていた。
ところがつい先日たまたまその前を通ったら景色が変わっていたのだった。
以前は家具販売センター的な建物の前に柵で囲まれてその桑はあった。
今は、ご覧のとおり青空が背景になって、随分スッキリしてしている。
建物が取り壊されたのだが、この桑は樹齢約400年という群馬県指定天然記念物ゆえおいそれと伐るわけにもいかないのだろう。
更地の前にぽつねんと佇んでいた。
まぁ辛うじて桑は残されたといった感じで、見た目にはあまり状態は良さそうではなかった。
上の写真は3年前に撮ったものだけど、下の現在の様子と比べると明らかに樹勢は弱り、サイズも小さくなっている。
桑の根本は二股になっていて、特に向かって左半分の樹勢の衰えが著しい。
樹齢約400年ということは関が原の戦いの頃からここにあるんでしょ。
それはスゴイこと。
是非大切にしなければならないと思うけど、この僅か3年でここまで弱るのは本当にマズイと思うなぁ。
この桑は現在の我々を見てどう思っているのだろう?
関が原の頃、まさかその400年後にコロナなんてものが流行って人間があたふたしていることもお見通しだったのかなぁ。