![]() |
ちゃんと翼果がなっている |
![]() |
照りがあって硬めの葉 |
![]() |
この幹肌を見ればカエデと納得 |
カエデは誰でも知っていると思う。
秋には紅葉する落葉樹として広く知られている。
しかし、この世に常緑のカエデがあることを知っている人はそんなにいないと思う。
僕も正直なところ知らなかった。
ところが都内某所にて、たまたま見かけることがあった。
因みにカエデとは「葉が対生」「翼というタイプの実がつく」というあたりがカエデのカエデたる所以、共通点と理解している。
葉は必ずしも掌状ではなくて、色んなカタチをしているのは知っていた。
そういう目で見ると、一番上の写真では赤と緑の翼果(実)がついているのが分かる。
2番目の写真は葉の形を見る限りおよそカエデらしくないし、ツヤツヤして硬いあたりがヤブツバキやシイなどの照葉樹のようで、カエデの薄くて華奢な葉の様子と異なる。
それもそのはずで、このカエデの仲間では唯一常緑のこのクスノハカエデは沖縄あたりに自生しているものらしい。
そう名前をクスノハカエデというが、確かに葉はクスノキのようなツヤツヤ感がある。
分かりづらいかもしれないが葉は対生になっている。
3番目の写真は幹肌を撮ったのだけど、この緑っぽくて筋の入った様子は明らかにカエデの幹肌だ。
いやー、まだまだ勉強不足だね。
「常緑のカエデがある」なんて聞いたらアホか、と一蹴していたかもしれない。
世の中広いなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿