実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2020年6月19日金曜日
ぐったりラベンダー
この前、アナベルが雨に打たれてグターっとなってしまったことを書いた。
グターっとしてしまうのはなにもアナベルだけではない。
梅雨のさなかだけあって今日はしっかり雨が降った。
とある道路脇の植え込みにあったのはラベンダー。
よこにあるのがオオムラサキツツジで、これは行政が植えたのだろう。
でもラベンダーは想像するにこの植え込みの前にある商店のおばさんあたりが勝手に植えたのではないだろうか。
なぜならラベンダーが植えられていたのはここだけで「連続性」がないこと。
さらにこういう場所の植栽案を作るときにラベンダーという選択肢は通常あまりないと思われること。
富良野のラベンダーは有名で素敵だが、ラベンダーはもともと地中海などのカラッとした場所で育つもの。
東京の夏は「蒸れ」が凄くてラベンダー向きではない。
でもうまくいくと、それなりに育つ。
うまくいくというのはいわゆる micro climate (微気候)というやつで、その場所の局地的な気候のこと。
都内という大まかな話ではなく、その場所の特異的、固有な気象条件を指す。
まぁ話題を元に戻すと、ラベンダーが雨に打たれてグターっとなっていたよ、と。
雨が上がってしばらく経って自力回復することを祈る。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿