2010年5月13日木曜日

旅立て タンポポ


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タンポポの綿帽子を見ていると これは神がつくりしものに違いない とフト思ってしまう。
まずそのがなんとも美しい球形をしている。
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そのフワフワした感触が見ているだけでも十分に伝わってくる。
そのフワフワした綿帽子のフワフワした白い部分を 冠毛 という。
これがフワフワしているから、風をうまい具合に受け止めてパラシュートのように種を風にのせて遠くへ飛ばすのだ。
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フワフワした中のほうを見ると種がしっかりついているのが見える。
それも律儀にひとつひとつ洩れなくついているのだ。 当たり前か。
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でもこれを当たり前と思ってはいけない。
スゴイことだと思う。
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ひとつの綿帽子にザッと200くらい の種がついているといわれている。
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それが道の脇に沢山あって、それら全てが同じ構造で冠毛がついて種もセットになっているのだ。
手作業じゃできないよ。
やっぱりスゴイことだ。
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前に書いたけど、タンポポはキク科の植物であり、その特徴として頭状花序といって小さな花(タンポポの場合は舌状花)が集まってあたかもひとつの花のようになっている。
その小さな花一つ一つが受粉して、受精して、種になって飛んでいくわけだ。
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身近なところで実はスゴイことが起きているのだ。.
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