
今更タンポポ? と言わないでいただきたい。
身近な植物であり、いたる場所で見かけるタンポポであるが、奥はかなり深いのである。
今日はニホンタンポポ と セイヨウタンポポ について。
タンポポには色んな種類がある。
大きく分けて在来のタンポポと外来のタンポポ。
前者をニホンタンポポといって、後者をセイヨウタンポポといっている。
ニホンタンポポに中にもそれぞれの地方によって、カントウタンポポ、トウカイタンポポ、エゾタンポポなどがある。
ニホンタンポポとセイヨウタンポポは何が違うかというと決定的に違う点が幾つかある。
まず見分け方。
ニホンタンポポは外総苞片がまっすぐ立っていて短く、花が小さめである。

それに対してセイヨウタンポポは外総苞片が反り返っていて花はやや大きい。

簡単にいえばガクが反り返っているかどうかで一応見分けることができる。
さらにニホンタンポポは春の今の時期にしか咲かないが、セイヨウタンポポは年中無休で咲き続ける。
そうやって見ると街を歩いていて見かけるタンポポはセイヨウタンポポが圧倒的に多い。
セイヨウタンポポがスゴイのは受粉しないでも増える ということだ。
さらに種が軽くてより遠くへ飛ぶということ。
すなわち雄しべから雌しべに花粉のやりとりをしなくても種が一年を通してバンバンできて、できた種がドンドン遠くへ飛んでいくというわけだ。
なのでそのテリトリーがグングンひろがっていくというわけ。
なにやらニホンタンポポ劣勢といったイメージだ。
今なら咲いているニホンタンポポ、ガクが反っているかどうか片っ端からタンポポを下から見てみてはいかが?
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