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2010年1月29日金曜日

大木の予感・・・
    

   
数週間前の週末、机に向かって仕事をしていた。
   
この場所で、日中の明るい時間にジックリと机に向かうのは久し振りだった。
   
何気なく頭を上げて窓から遠くを見ていたら、遠くの方にちょこんと頭を出している建築中のビルが見えた。
何故建築中かといえば、クレーンがビルの一番上にあったからだ。
   
これはっ! とすぐにピンときた。
  
これは東京都墨田区押上に建設中の 東京スカイツリー ではないか!!
   
えっ?どれだか分からないって?
それでは下の丸の付いたビルを見てくれい。
   

   
なんでも高さ600メートル以上もある、世界一の高さを目指しているビルなんだそうだ。
そんなたいそうなビルが何でまた墨田区に・・・。
   
世界一ってのも抜きつ抜かれつで、競争は熾烈を極めている。
それにしてもナントカ仕分けのナントカ議員ではないが、 「世界一でなければダメなんですか?世界第二位じゃダメなんですか?」 と問いたくもなる。
   
そんなものが見えるなんてねぇ、とちょっとビックリして写真を一枚撮った。
   

それと花咲ブログがどう繋がるのか?
  
それは 東京スカイツリー Tokyo Sky Tree って、そう ツリーなんですよ、一応。
  
茶化す気は全くなくて、木の生長なんて目に見えて分かるわけではない。
昨日くるぶしのあたりの高さだったのに、今日は目の高さになっていた なんて木はない。
気が付いたら大きくなっていたというのが木ってもんだろう。
   
木に限らず植物は大体そうだし、人間を含めて動物もそうだ。
   
この世界一を目指しているビルは生き物ではないが、まさに木のようにジワジワと成長しているというわけだ。
   
現在何メートルまでいっているのか知らないけど、600メートル超えをしようってんだから、完成したら同じ写真を撮っても全く違う印象になるだろうなぁ。
   
植物でもない「木」の成長をときどき見てみようと思う。
  
   

2009年12月27日日曜日

鬼子母神のイチョウ
   

   
今や隠れたる人気スポット、雑司が谷
鬼子母神神社に大きな大きなイチョウがある。
   
説明によるとこのイチョウは
樹高30メートル、幹周8メートルの雄株で、都内のイチョウでは麻布善福寺のイチョウに次ぐ巨木である。
応永年間(1394~1428)に植えられた
とある。
   

   
樹齢600年以上ってスゴイなぁ。
歴史の教科書で習うような時代から21世紀の今までこうやってちゃんと生きているってんだから、我々人間がいかにちっぽけか分かるってもんだ。
  
となると、次回は都内で一番大きい麻布善福寺のイチョウってやつを見てみたいものである。
  
   

2009年11月24日火曜日

スズカケノキ治療中
     
  
シリーズで書いてしまった 街路樹を考える 
自分でも書きながら考えることが多くてなかなか面白かったのだけど、皆様はいかがでした?
   
ちょっとくどかったでしょうか?
   
さて、気分を変えて全く別の話題という気もしたのだけど相変わらず木について書いてみようと思う。
   
何度も出てきたスズカケノキであるが、今日のスズカケノキはちょっと痛々しい。
    
この前 新宿御苑 に出掛けたときに見つけたもの。
木の胴回りは2メートルを軽く越えるだろうという巨木なのだが、よく見ると何かおかしい。
   
まず立派な胴回りの割りに背の高さが低い。
そして、枝を支えるために沢山の支柱が見える。
   
説明書きによると、これはモミジバススカケノキPlatanus acerifolia というもので、スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種で、樹齢は100年を超えるらしい。
ところが2007年9月の台風でダメージを受けて治療中なのだそうだ。
   
幹はシートで覆われて養生されている。
そして支柱が枝を支えているが、どうも回復の道は険しそうである。
   
向かって左のほうの枝からは葉っぱが殆ど出ていない。
右半分が辛うじて生きているといった感じだ。
   
右半分の枝のなかでかなり太い枝が一本地面に着いてからまた上にグッと反っているものがあった。
その接地面から根が出て、そこに新たな株が形成されようとしていた。
おそらく、この木全体を救うのではなくて、この新たな株を大事に育てて、ある程度成長したところで他の部分と切り離す作戦ではないかと思う。
   
言うなれば 「大型取り木」 といった感じであろう。
   
これは花咲ジジイの勝手な推測なのでなんとも言えないが、今後のスズカケ君の容態を見守りたいものである。
  
  

2009年11月20日金曜日

街路樹を考える その1
    

   
道を歩けば、何かしらの植物に出会う。
出会う確率が一番高いのは 街路樹 ではなかろうか。
   
そんなの当たり前だと言われそうだけど、ちょっと待ってほしい。
   
身近にある街路樹について我々はどれだけのことを知っているだろうか?
案外知らないことが多いのではないか。
でも知ると結構面白いこともあるのではないか。
   
数週間前の朝日新聞で街路樹について取り上げた記事があって、これがなかなか興味深かった。
   
この記事をもとに、身近だけど案外知らない街路樹について考えてみよう。
世間は連休だし、黄葉紅葉を見るのにわざわざ遠くまで出掛けなくても街路樹でそのあたりがタンノーできる。
   
さてまずは 街路樹に使われる樹のベスト3 は何だろう?
  
1位 イチョウ
2位 サクラ
3位 ケヤキ
   
なんだそうだ。
   
しかし北海道では ナナカマド 沖縄ではフクギ といった具合に地域によって若干の差がある。
そりゃ気候が違えば植生も違うのは当たり前か。
   
でもこのベスト3は ~並木 というように当てはめてみれば景色が浮かばないだろうか?
例えば、
イチョウ並木・・・神宮絵画館前
サクラ並木・・・善福寺あたり
ケヤキ並木・・・表参道 もしくは 六本木ヒルズ横のケヤキ坂
    
私にとってはそんなんではなくて・・・ というマイ並木もあると思う。
   
写真はこの前出掛けた幕張メッセの横のイチョウ並木だ。
ここはもうあらかた葉っぱが落ちてしまっている。
   
でもこうやって見ると街のコンクリートジャングルにも結構緑があるもんだ。
  
 

2009年10月19日月曜日

街路樹剪定
   
  
土曜日の神保町
  
古本屋が軒を連ねる風情ある街並み。
土曜日だというのに街路樹の剪定を熱心にやっていた業者がいた。
  
同業というのかなんというのか、こういう作業を見るとついつい立ちどまって見入ってしまう。
   
しかしオフィス街ならまだしも、土曜日の人の多い神保町なんかで、どうして街路樹剪定をしなければならないのか。
よほどスケジュール的にキツイのかなぁ。
  
その作業を10分くらい見ていた。
  
   
ヘルメットをかぶって、安全帯も腰に付けているが、安全帯は実際には使っていない。
それでいて割と枝の先端に乗り出すので 「大丈夫か?」 と心配になった。
   
それと気になったのは、なんで木の下の枝から切っていくのだろう、ということだ。
普通に考えれば、枝は上から切っていった方が、手間も省けるし綺麗に仕上がると思うのだけど。
  
折角切ってスッキリした枝に上からまた切った枝が落ちたら、それを取り払う手間が面倒ではないだろうか。
  
やり方や段取りはそれぞれなので気にしても仕方がないけど。
   
   
仕上がったトウカエデはすっかりスカスカの坊主になってしまった。
これから紅葉して、トウカエデのトウカエデたる見せ場なのになんかもったいなくないか。
言い方によっては落ち葉が落ちないので掃除の手間が省けるとも言えなくはない。
  
まぁこれが世の中の街路樹管理というものなのだろう。
 
  

2009年10月15日木曜日

一難去って・・・
   

   
歩いていたら街路樹に目がいった。
  
なんてことはない、スズカケノキだ。
これまで花咲ブログでも9月26日、9月19日、2月18日(いずれも2008年)に取り上げた。
  
都内某所の街路樹剪定でスズカケノキと嫌というほど対峙した。
  
そんなことを思い出しながら歩いていて、木に掛かっていたラベルを見ていると、そこにスゴイ工夫があることを発見した。
  
木に名札(ラベル)をつけることは大変意味がある。
一般市民に木の名前を知ってもらうことで、より親しみがわくきっかけになるし。
  
でもそのラベルをどうやって木に付けるかが問題なのだ。
  
針金で木の幹に結びつけると、木の幹が当初巻いた針金以上の直径に生長する。
そして一種の窒息状態のようになって、木にとんでもないストレスが掛かる。
枯死することもある。
  
で打ち付ける方法なんかが無難だと言われている。
  

  
ところが今日見かけたラベルは、伸縮するバネで木に取りつけられていた。
これなら木の生長に合わせてバネが伸びるので幹を締め付けることはない。
  
なんと賢い!
実用新案でもとってるんではなかろうか?
    
そんな訳でこのスズカケノキは安心したことだろう・・・・ と思ったのだが、まさか!と思い直して道路側から木を見るとガードレールに幹が食い込んでいた。
これは以前花咲ブログで書いたものと同じ悲劇的な状態ではないか。
   

   
これだけで安心してはいけない。
さらにこのスズカケノキはゴミの集積所にもなっているらしくて、ゴミに囲まれて寂しそうにしていた。
  
木の幹が孫悟空の輪のように締め付けられないとホッとして、一難去ったと思ったらこれである。
都会に生きる木は気が抜けないなぁ。
  
本当に気の毒である。
 
  

2009年10月10日土曜日

のっぽコニファー
   

   
この前シルバーウィークだといっていたばかりだが、今日から3連休の方も多いのではないだろうか。
   
働き者の日本人というのは遠い昔のことで、今はかなり休みが多い気がする。
ハッピーマンデー法(?)でしたっけ。
体育の日は10月10日、成人の日は1月15日と決まっていたのに、今ではカレンダーに応じて臨機応変の3連休になっている。
   
まぁ、いいか。
   
さて、写真は某アウトレットに以前出掛けたときのもの。
  
最近のアウトレットをナメてはいけない。
とにかく広いのだ。
  
そしてアウトレット内にはご覧のような大きな木も植えてある。
   
これはかなり大きいゾ。
ざっと5メートルくらいはあるだろうか。
  
さては造り物だな、と思って近づいて見てみたら本物だった。
   
これだけ大きくて、花壇のような場所に植わっているとなると根もたいして育っていないのではないだろうか。
  
根が貧弱で上方向にこれだけ大きいということは・・・・
  
そう、倒木の可能性がある。
  
台風一過の3連休。
このノッポのコニファーは台風を無事に乗り越えて元気にしているのだろうか?
  

  

2009年10月3日土曜日

ガジュマルその後
    

   
9月21日都内でひっそりと育っていたガジュマルが切り倒されていた・・・ てな記事を書いた。
  
何で、切られたのか? その理由など気になっていたので、今日たまたま近くを通りかかったときにのぞいてみた。
  
切り倒された木は刻まれて、何処かへ運ばれていったのだろう。
もう跡形も無かった。
  
・・・・でも、切り株はまだ残っていて、ガジュマルの在りし日が偲ばれる。
  
こうやってみると、大木だった割に幹の太さはそれほどでもなかったのだなぁと分かる。
実にけなげにその枝葉を張って頑張っていたのだろう。
  
辺りを観察していて、ビルに掛かっていた看板がなくなっていることに気付いた。
  
想像するに、このビルごと売られたか何かでオーナーが代わって、これから新オーナーの好みに改装されたりするのではないだろうか?
  
ビルの建設現場で木が切り倒されるように、都会で育つ樹は大気汚染や光害などにあって大変なんである。
  
  

2009年9月15日火曜日

建設現場の悲哀
   

   
建物をつぶして、また建てる。
   
いわゆるスクラップアンドビルトは、今や東京、いや日本では当たり前だ。
ちょっと油断するとアッという間に新しいビルが建って、街の景観がガラッと変わっていたりする。
  
この前丸の内の新しいビルについて書いたけど、大型の新しいビルが建ったりすると、それにともなって最近は凝った緑地スペースが設けられていたりする。
  
しかし、リサイクルというかリユーズというか、もとあった場所にあった樹木がそこで使われる比率とはどのくらいだろうか?
  
最近は世間の目も厳しくなっているので 「我々はこの木々を大切にしますよ」 と外部にアピールするかのように工事現場の片隅に竣工するまでの間、どけられているのを見かけることがある。
でもそういったときの木はだいたい枝をばっさりと切り落とされて、丸坊主のようになってしまっている。
   
これは根が弱っているときに、蒸散などで木に負荷が掛からないようにということだと思うが、樹形もクソもあったものではない。
  
これらがちゃんと根付くのだろうかと疑問さえ感じる。
  
ビルは新しくなり、商業的には新たな価値を生むかもしれないが、木々にとっては良いとばっちりである。
  
この丸坊主になったイチョウ、ケヤキたちがどうなるのか、しばし気にかけてみたい。
   
  

2009年8月28日金曜日

ケヤキの息吹を聞け!
   

   
広場に大きなケヤキがあった。
   
これもまたとても美しい樹形をしているし、サイズも立派な魅力あふれるケヤキである。
   
僕はフラフラと誘われるようにケヤキに近づいていって、そのケヤキに頬を寄せた・・・・。
   
実はこれは嘘ではない。
本当だ。
写真を見るとケヤキの奥にすべり台が見えるだろう。
   
すべり台で遊んでいた子供がそばにいたお母さんに
「ねぇ、あの人何してるの?」
「あのオジサン、写真撮ってるね」
と逐一話題にしてくれるので、何ともいえない恥ずかしさがあった。
   

   
でもそれを禁じえなかったのだ。
   
何故か?
    
実は以前から、夏の暑い時期はこのケヤキのような巨木は大量の水分を蒸散するのだけど、その分の水分を地中から吸い上げ、幹の中を吸い上げた水分が通過する音が シューシューと聞こえる と聞いたことがあったのでかねがね試したいと思っていたのだ。
   
その水が幹を上っていく音を聞きたくなって、抱きつくような姿勢で耳を幹肌に押しあてたのだ。
   
なんたるピュアな好奇心!
   
でもそんなことを思っているのは僕だけで、傍から見れば キモイおっさん としか映らなかったことだろう。
   
で、どうだったのか。音は果たして聞こえたのか。
   
残念ながら、何も聞こえなかった。
   
何故かと考えるに
①その周りの子供の声がうるさかった
②音をたてて吸い上げるほどの十分な水分が根元になかった
といったあたりが理由ではなかろうか。
   
白昼堂々、ケヤキに抱きついて頬を寄せた勇気ある行動も無駄骨だった。
  
でもこれだけ大きな樹になると何かが宿っているというのはジンジンと伝わってくる。
  
皆様も大樹を見たら抱きついてみては?
  
   

2009年8月27日木曜日

リョウブ Clethra barbinervis
   
  
週末に御殿場方面に遊びに出かけたときのこと。
   
なんか珍しい樹を見かけた。
   
小さな花が房状(総状花序)になっていて、遠くからはクリの樹に見えた。
  
でもクリの花はもうとっくに終わっているはずだし・・・・
   
   
近寄って見てみると、クリと決定的に違うものがあった。
  
幹肌」である。
   
すべすべした感じはサルスベリに良く似ている。
   
樹形が美しい事、花が咲いていた事、幹肌がユニークであった事、とトータルで見て良い樹だなぁと思って思わずパチリとやった。
  
  

2009年8月22日土曜日

カクレミノ Dendropanax trifidus
    

   
カクレミノ・・・ と聞いて何を連想するだろうか?
   
個人的なことで恐縮であるが、僕の場合、幼き頃祖母が読んでくれた 「天狗のかくれみの」 というお話を思い出す。
   
ご存知の方も多いと思うが、
天狗のかくれみのをコッソリ手に入れて姿を消して、悪さを連発する少年だが、ある日納屋に隠してあったかくれみのを家の人に燃やされてしまう。
かくれみのを諦めきれない少年は燃えかすの灰を我が身にまぶして再び姿を隠して悪さをする。
しかし、喉が乾いたときに水を飲んだところ、口のまわりの灰が落ちて正体がバレてしまう・・・・
   
という元祖・透明人間のような話。
   
これを興奮して聞いた覚えがある。
もしも透明人間になれたら・・・ なんて空想しまくったものである。
   
そして大人になって、このカクレミノという植物を知った。
植物そのものよりもその名前に惹かれた。
   
植木屋をやっていると色んなお宅でお目に掛かる植物ではあるが、これといってエキサイティングなものでもない。
アオキのように日陰にも耐える常緑ものなので割と重宝がられる。
   

    
花が咲いて実がなると写真のようなカンジなのだが、見たカンジがヤツデ Fatsia japonica に似ている。
それもそのはず共にウコギ科 ARALIACEAE である。
   
面白いのは葉っぱのカタチ。
この3つに裂けた形が 隠れ蓑 に似ていたのでカクレミノの名前がついたのだろう。
   
木がまだ若いうちはこのようなカタチの葉っぱだが、木が熟してくると葉っぱのカタチが裂け目無しの普通の楕円の葉っぱのカタチになってくる。
   
この辺も面白いところである。
  
  

2009年8月7日金曜日

エンジュ Sophora japonica
    
   
街を歩いていて、地面に黄色い何かが散らばっているのを最近見ないか?
   
もうピークは過ぎているが、それでもしつこくその黄色いものは上から降ってくる。
    
上を見上げてみる。
   
パラパラと降ってくる、それは何かと言えば 花がら である。
   
この樹を エンジュ という。
     
     
葉っぱを見てみると、小さな葉っぱが奇数ついているという 奇数羽状複葉 である。
落ちてきた花がらを見てみると、蝶形花 である。
   
・・・これは!!
そう、一昨日ご紹介したコマツナギと同じ特徴を持っているではないか。
   
エンジュは立派な木であるし、この前のコマツナギはどっちかと言えば灌木であり、草っぱらに生えているクローパーもマメ科であって、サイズは違っても皆同じ特徴を持っている。
当たり前と言えば当たり前なのだが、改めてこうやってみると 血は争えんのぉ などど思ってしまう。
  
   

2009年8月3日月曜日

チューリップの木 Liriodendron tulipifera
    

   
これはひょっとして、以前花咲ブログで既に書いたような、書いてないような。
一応、花咲ブログ検索をしたところ、引っかからなかったのでまだ書いていないのだろう。
   
最近、めっきり記憶力が弱ってきた。
困ったもんである。
   
それはさておき、これは ユリノキ もしくは ハンテンボク ともいう40~60メートルに達する巨木だ。
図体は大きいのに花がカワイイ。
   

   
花はご覧のとおり、チューリップのような形をしている。
よって、英語名は Tulip Tree (チューリップ・ツリー)という。
   

    
更に葉っぱの形がユニークで、半纏(はんてん)のような形をしているので、ハンテンボクともいう。
僕はチューリップ・ツリーと聞いて、この葉っぱの形がチューリップみたいなので、チューリップ・ツリーというのかと最初は思った。
でも、よくよく見ると、葉っぱの形は半纏というよりも、バイキン君のようでもある。
   
このまえ外苑東通りを自転車で疾走していて、このユリノキがしばらく植わっている場所を見つけた。
秋には黄金色に葉っぱが染まって、かなり見ごたえがある。
   
街路樹としてもわりとよく使われていて、その幹肌はちょっとやそっとの排気ガス程度には負けない力強さを感じさせる。
   

   
街路樹には、ユリノキ、イチョウ、トウカエデ、ケヤキ、スズカケノキ、ヤナギなどなど沢山あるけど、それぞれ特徴があって面白いので、是非立ち止って見上げてみることをお勧めする。
  
  

2009年6月27日土曜日

ゴールドクレスト
    

   
ゴールドクレストとは、別名モントレイイトスギ Cupressus macrocarpa という巷ではわりと人気の針葉樹である。
   
鉢に入った小さいものもあるが、成長がとても早くて地植えするとアッという間に大きくなって30メートルをこえるものもある。
   
大きさをある程度コントロールしようと思うと、こまめに剪定をして背が大きくならないようにしてやる必要がある。
   
・・・で、街で見かけたゴールドクレストは、不思議なカタチをしていた。
   
その理由は明快だ。
この家の人が 手の届く範囲だけ刈り込んだ のである。
刈り込みバサミの届かないところは諦めたのだろう。
   
こうなるともう上の方はバンバン成長して、アンバランスさに拍車がかかる。
最終的には上が大きくて下が小さい妙な形のコニファーになってしまう。
  
そもそも コニファー conifer針葉樹をさす。その語源は松ぼっくりのような球果 cone をつけることによる。
cone の球果とは別の意味として円錐状の、という意味がある。ソフトクリームのコーンもここからきている。
   
ところが、街で見かけた下ばかり集中剪定したコニファーは円錐形状の姿を失って、コニファーではなくなってきていた・・・。
  
  

2009年6月18日木曜日

クサギ Clerodendrum trichotomum
    

   
今日、庭の手入れに行ったときに目にした木である。
   
その名もクサギ
   
名前の由来は 臭い木 からきているらしい。
   
3時のお茶の時間にこれを見上げながら、親方が僕に言った。
   
「あれはサ、クサギってのよ。くっせーんだヨ。」
   
そういえば去年の9月6日にヘクソカズラというのを花咲ブログでご紹介したなぁなんて思い出していたら、親方が
「ヘクソカズラみたいな臭いなのヨ」
「あれは屁とクソみたいな臭いだからヘクソカズラだろ。 これはクサギっていうよりもクソギ(糞木)ってところだな。」
   
お茶の時間が一気に盛り上がった。
   
そうかそうかヘクソカズラみたいなニオイか。
   
近寄って葉っぱを一枚もぎってニオイを嗅いでみた。
たしかにヘクソカズラと同じようなニオイがした。
   
でも、僕はこのニオイは嫌いではない。
屁や糞のニオイではないですよ、念のため。 
  
「どんなニオイですか?」 と聞かれそうなので先制しておくと キナコ餅 のようなニオイと言えば当たらずとも遠からずであると思うのだが。
   
接近した写真が撮れなかったが、これは結構な斜面にはえていた。
クサギは花が咲いて実を結ぶと、ガクは赤、実は黒っぽくてツヤツヤしている。
そしてこれが鳥のエサとなる。
   
鳥はこれで腹を満たして、どこかへ飛び去って、行った先でウンチをする。
実は消化されるが、実の真ん中にある種は消化されずにウンチと共に大地に着地し、そこでクサギの新たな生活が始まる。
   
この斜面に誰かが植えた訳ではなく恐らく鳥が運んできたのだろう。
  
クソギ いや クサギ、覚えていて損はない。
  
  

2009年5月31日日曜日

チリマツ Araucaria araucana
    

   
昨年8月3日の花咲ブログにてサルスベリをご紹介したおりに Monkey puzzle(和名:チリマツ)について触れた。
   

    
全身が激しく尖っていて、猿が登ろうにも どうやって登ったらいいのサ! と困惑(puzzle)するような木である。
機会があったら写真をお見せしよう・・・・
   
なんて書いたのだけど、写真がなかなか見つからなかった。
先日、手元の写真を見直していたらポロっと出てきた。
   
普段散歩していて見かける木ではないが、せっかくなのでご紹介しよう。
   
因みにこの木はキューガーデンという植物園にあったもの。
    

   
ぐおーーん と伸びた枝についている葉は硬くて先端がとがっている。
ついでに木の幹肌も尖ったウロコのようなものがついている。
    
先端恐怖症の人は決して庭に植えたくない木である。
   
原産地は南米チリで、標高の高い場所に自生しているのだそうだ。
    
英国ではプラントハンターが持ち帰ったのちに、自国にない木、すなわちエキゾチックプランツとして一時期かなり流行したのだと思われ、普通の民家にこの木が植えてあったりするのをよく見かけた。
英国人のエキゾチック趣味でモンキーパズル以外に 「これはあまり似合ってないなぁ」 と思ったのはパンパスグラス(2008年10月11日花咲ブログ参照)。
   
モンキーパズルもパンパスグラスもサイズがデカいうえに主張が強すぎて英国の町並みや家の様式にはあまりマッチしていないと思った。
    
日本では ヒマラヤスギ かなぁ。
以前にも書いたけど、ヒマラヤスギは本当に巨木であって、民家の生垣などで使うべき木ではないと思う。
それを小さく、小さく仕立ててかなり無理をしているように見えるのだけど。
   
とにかく 「そのうちお見せします」 というお約束をひとつ果たしてホッとしております。
次は ハナミズキを俯瞰した写真ですね・・・
  
   

2009年3月27日金曜日

イチョウの剪定
      
晴れた日、イチョウの剪定を見かけた。
      
植木を切るハサミの音、チェーンソーを使う音など、植木屋さんが働いているのを察知すると、どうしても足を止めて見入ってしまう。

どういう人がやっているのか?
若いのか、ベテランなのか?
どんな格好をしてやっているのか、粋でいなせな伝統的植木屋スタイルなのか、ダボダボズボンのガテンファッションなのか?
どんな道具を使っているのか?
仕事そのものはどうだ、早いのか、遅いのか、上手いのか、下手なのか?
   
などなど、姑さんのようにギロギロとチェックしてしまう。
    
イヤ、そんないやらしいものではなく、純粋に興味が尽きないのである。
     
この植木屋さんたちは街路樹として植わっているイチョウをひたすら剪定していた。
    
    
見ると上のほうに2人の職人さんが登っていた。
   
腰には使っていなかったけど、一応安全帯が見えた。

下にはパッカーといわれる、切った枝などを積むトラックが控えている。
    
このパッカーというのはゴミの収集車としてよく見かけるものだが、これがバケモノなんである。
   
どうバケモノかというとそのパワー破壊力
  
枝を入れると  が回転してぺロリと平らげてしまう。
   
腕くらいの太さの枝、というか丸太であればバリバリバリというスゴイ音を立てて吸い込んでしまう。
   
言い換えると 人間の腕などが巻き込まれようものならやはりバリバリバリと吸い込んでしまうことだろう。
     
一時期このパッカーを使う植木屋さんの手伝いをしたことがあるが、本当に へっぴり腰になってしまったのを覚えている。

パッカーを使わないで普通のトラックに枝を載せていくのはそれはそれで大変だけど、でも腕がなくなることがない分ずっとマシだと思う。

話が機械のほうに偏ってしまった。

都内に一体何本の街路樹があるのか正確には知らないが、ものすごい数なんだと思う。
   
当然それらを伸ばし放題にするわけにもいかず、それらを管轄する自治体がそれなりの予算を確保して手入れをしているのだと思う。
    
こうなると、やはりむやみやたらに大きくなる樹や、手入れの面倒な樹を街路樹として選ばないなど初期段階の工夫が必要になってくると思う。
   
彼らの奮闘のお蔭でこの通りも随分サッパリと明るくなった気がする。
ご苦労様、である。
  
   

2009年3月24日火曜日

サンシュ Cornus officinalis
    

   
見シーズンを目前に話題はサクラに集中しがちだが、それ以外にも頑張っている花が沢山ある。
   
春の花の先陣を切って ロウバイ や マンサク といった黄色い花があるが、今咲いている黄色い花が サンシュ である。
   
葉っぱが芽吹く前に黄色い花を樹全体に咲かせるので、遠くから見ると黄金色に輝く不思議な樹に見える。 このことから別名を ハルコガネバナ(春小金花) ともいう。
   
学名からも分かるように、ミズキ科に属するということはハナミズキヤマボウシと同じ仲間ということになるが花そのものはハナミズキとはあまり似ていない。
   
こうやって特徴のある花の咲いている時期の判別は容易だけど、一旦花が散って葉っぱが芽吹いて佇んでいる様から、それが何かを判別するのはなかなか難しい。
   
僕もこのサンシュの夏の姿はすぐに想像がつかないし、ロウバイにしても夏の姿で言い当てるのは難しいように思う。
   
落葉樹は季節に応じてその姿が違うので、興味を持って観察していきたいものである。
  
  

2009年3月23日月曜日

謎の切り口
    


    
これもまた散歩ネタで恐縮だが、ちょっと気になることがあった。
   
およそ150坪の空地があって、そこには巨木であっただろうクスノキが4~5本植わっていた。
   
巨木であっただろう・・・と過去形なのは、僕が見たときにはクスノキは地上3メートルくらいのところでスッパリと切られていたからだ。
   
切られて結構経っていたと思う。
何故なら切られたあとから芽を吹いて青々と繁っていたからだ。
   
その程度にしか気に留めていなかった。
特に写真も撮っていなかった。
   
でもこの前散歩をしてその空地の前を通ったら、クスノキ全てが地面のレベルで切り倒されていたのだ。
   
巨木と思われるだけあって、切り口を見れば分かるが、直径が1メートルはゆうにあった。
1.5メートルくらいはあるのではないだろうか。
   
それだけの巨木がそれこそスパッと一発でキレイに切られている。
手持ちのチェーンソーではこれほどの巨木をこれほどキレイには切れない。
    
さらに興味深いのは幹の裾の部分がタテ方向に切られていることだ。
チェーンソーを使ったらこんな面倒臭い切り方は絶対にしない。 イヤ、出来ない。
   
となると疑問なのは、一体どういう機械を使ってこれを切ったのだろう ということである。
   
おそらく専用の重機があるのだと思うのだが、これまでそんなものは見たことがない。
誰か御存知でしたら教えてください。
   
あるいは、神の仕業か・・・??