都心オフィス街。
なんてことのないビル脇の植え込み。
ツツジが咲いていていた。
確かにありふれた光景であるが、何か白いものが黒い花壇の縁に貼ってある。
なんだ?
警告
花壇にタバコを投げ捨てないでください
・・・この手の張り紙を時折見掛けるよなぁ。
そして見掛けるたびになんともやるせなくなって脱力してしまう。
日本の法律によれば、タバコを吸うってことは成人したオトナであるはずだ。
良いコトと悪いコトの分別があるオトナが花壇に吸殻を投げ捨てるってことでしょ、これは。
恐らく掃除をしている管理人の方が業を煮やしてこの張り紙を貼ったのだろう。
でもこの効果ってのはどのくらいのものだろうか?
そもそもこういうところにポイっと吸殻を投げ捨てる人は、こういう貼紙ていどではビクともしないのではないだろうか。
訴えたい人にはその声は届かず、一方で貼紙が折角の花壇の雰囲気を悪くしてしまっている。
折角の黒御影石の縁石が台無しである。
世の中の問題は何もタバコのポイ捨てだけではない。
でも少しずつ、ひとつづつ、できることから気持ちの良い街づくりの一翼を担いたいものであるよなぁ。
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