とある神社にて。
ときどき願かけにいく神社なのだけど、見慣れない輪があった。
なんだろう?
夏越の大祓 茅の輪くぐり
大祓は諸々の罪穢災厄を除く為に神祇に祈り形代に罪穢を移し祓ひ清める古来からの神伝作法で有ります。
この茅の輪をくぐり通ることに依って災厄を除けると言われ左記の古歌を唱えて三度くぐるのが慣わしです。
水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり
と立札に書いてある。
なかなか難しい漢字もあるものの、どうやらここを古歌を唱えつつ三回くぐると厄除けとなるらしい。
なるほどね。
こういう場でこういうことが書いてあると割と素直に従うタイプなのだ。
ではイザ古歌を唱えて・・・
そう思って一歩踏み出そうかと思ったら、水無月の夏越までは良かったのだが、次の「祓ひ」が読めなくて立ち止まってしまった。
名誉のために言うが、今は読める。
別に辞書を引いたわけでもなく読める。
でも、どいうわけかその場でパッと出てこなかったのだ。
ということで三度この茅の輪をくぐって厄除けをする作戦は中止して、普通にお参りしてきた。
なんだよ、読めないよ・・・
ちょっとガッカリしてあたりを見回してみると、この神社には色んな植物であふれていることに気付いた。
恐らく神主さんが植物好きなんだろう。
オリヅルランが飾ってあったり、イチョウもタネから育てたのか、それとも挿し木か分からないけど盆栽風の植木鉢にたくさん植えてあった。
願掛けに失敗した僕をなんとなく励ましてくれているような感じもしないでもなかった。
まぁそれはそれとして、誰でも気軽に願掛け、もしくは厄払いができるように普段使わない漢字にはふり仮名を振っておいてほしいものだなぁ。
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