またしても3時半に目覚めた。
しかし東京時間であればお昼前で、これから帰路に着くには東京時間に早く馴染んだほうが良いのでベッドから抜け出して荷造りをしたりブログを書くことにした。
日曜日。
東京を出発して7日目。
なんとも中味の濃い一週間だった。
個人旅行ではなく団体旅行。
当たり前だが自分一人で場当たり的に行きたいところへ行くというような気楽さはない。
しかもツアーリーダーという立場だったので旅程の選定段階からはじまり庭の解説、はたまた美味しい食事、雰囲気の良いパブのご紹介など参加者の皆様に楽しんでいただけるよう考えたつもりだ。
「イギリスの料理はマズイ」
そんな先入観を払拭していただけたのではないだろうか。
さらにはガーデンショウ、大型・小型個人邸の庭、植物園的な庭、かつての領主の所有するフォーマルな庭など幾つかの異なる「イングリッシュガーデン」に実際に触れたことは庭や植物を愛する人には何にも代えがたい経験だったと思う。
短い間でも毎日行動をともにしているうちにチームのような連帯感が生まれたのは本当によかった。
昨日は最後の庭訪問としてヨークシャーの名園のひとつである Newby Hall に出かけた。
1600年代に建てられた建物の周囲に広がるフォーマルガーデンである。
コンパートメント、すなわち部屋という発想で広い敷地を幾つかの区画に仕切って、それぞれテーマ性をもたせた庭をつくっている。
圧巻は全長140メートルにも及ぶ左右対称のボーダーといわれる花壇。(写真上)
花たちはまだ咲きはじめたところでまだこれからではあったが、それでも幾つかの花は咲いていて手入れの行き届いた芝、几帳面に刈り込まれたイチイの生垣に沿って延々と歩いていると英国庭園にいることを実感できる。
お屋敷の横のテラスからなだらかな丘がどこまでも続くヨークシャーの景色が眺められる。
ヒバリだろうか高い空から小鳥がさえずり、羊の鳴く声もする。
平和を絵に描いたような時間だった。
明朝には成田についてまた日常がはじまる。
やることが沢山あるなぁ。
よしっ、と気合も入る。
こういう旅をするとまた頑張ろうという気持ちになる。
ということで一週間にわたって書いてきました花咲ブログ英国編。
お付き合いいただき有難うございました。
また通常どおり楽しいブログを書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。
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