気になる植物それはツキヌキニンドウ Lonicera sempervirens。
なんで気になるか?
実は特定のとある場所で壁づたいに這うというか登っていくような「つる性」の植物として何を選ぶかズッと考えていたのであります。
バラはちょっと違うし、クレマチスもありふれているし・・・
色々考えているなかで、気になっていたのがツキヌキニンドウだった。
初めて聞く方には馴染みがないと思うのでちょっと解説しておこう。
ツキヌキってのは「突き抜き」ということでありまして、何がどう突き抜いているかというと、ご覧のように花を支えている枝(花柄)が、ひとつ手前の葉の真ん中を突き抜くように出ていることからこの名前がついたと言われている。
英語名は一般的にはHoneysuckle ハニーサックル というのだけど、聞いたことがある人もいるだろう。
スイカズラ Lonicera を広くハニーサックルと言うのであって、ツキヌキニンドウだけを指して言っているわけではない。
どうです、バラやクレマチスほど見かけないけど、赤い花が沢山咲く様子はなかなか良いでしょ。
ただ問題点は、これだけ見ごたえがあるまで育つのに何年掛かるかという点。
青い葉と赤い花で全体に柔らかい感じがして草本的なイメージもあるかもしれないが、どっこいガチガチの木になるのであります。
それが証拠にこのツキヌキニンドウの足元を覗き込むとかなり太い木化した枝が見える。
おそらく8年~10年選手だろうなぁ、これは。
足元を見ると案外小さな白のプラスチックプランターに育っているのが分かるが、これも騙されてはいけない。
これほど大きく育ったツキヌキニンドウのカラダをこんな小さなプランターが支えることができるわけがない。
恐らく、まず間違いなく、プランターの底をブチ破って太くて長い根を大地に張っているに違いない。
そうやって考えると、今度植えようかなと思っている場所ではやや狭すぎる気がするし、よしんば根付いたとしても、花壇の他の植物を駆逐してしまいそうなので見送ることにした。
植物選びもなかなか難しいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿