お知らせしておりますように、今月21日から英国ツアーに出かけます。
ツアーのタイトルにもあるように、一番メインはチェルシーフラワーショウを見に行くことであります。
チェルシーフラワーショウは1913年にはじまった世界で最も格式高いフラワーショウであるといえるだろう。
ここではショウガーデンといって限られたスペースにテーマ性をもたせた庭が人気だ。
ここに出展することはガーデンデザイナーの夢であり、売れっ子ガーデンデザイナーへの登竜門であるといわれている。
「チェルシーフラワーショウでゴールドメダル・・・」なんていうフレーズを聞いたことがあるだろう。
そのゴールドメダルがどんなものかというと、今日の一番上の写真がそうだ。
THE ROYAL HORTICULTURAL SOCIETY
GOLD MEDAL
英国園芸協会 ゴールドメダル
と書いてあって、中央のゴールドが輝かしい。
ここで問題です。
このチェルシーのゴールドメダル、どこで撮った写真でしょうか??
正解は、ナント池袋!!
今日買物に池袋に出かけた。
買物を終えて歩いていたらば、たまたまパチンコ屋さんの前を通りかかった。
僕はパチンコというものをやらないのでいつもは前を素通りするだけなのだが、どういう訳かそのとき店舗前にあった看板に目がとまったのだ。
チェルシーフラワーショウがどうとか、と書いてある。
屋上庭園がどうとか、と書いてある。
よく分からないが、とりあえず自動ドアを開けて店のなかに踏み込んでみた。
二重構造のようになっていて、皆がパチンコやスロットに興じているのは奥の扉の向こうのようで案外静かだった。
2階にはカフェみたいな場所があって、そこにいた女性店員に尋ねると庭園は屋上にあって現在無料公開しているんだそうだ。
階段を屋上まであがる。
パチンコ屋さんなので、皆パチンコに忙しくて屋上庭園なんてあまり興味がなさそうだ。
案の定、屋上には誰もいなかった。
屋上庭園の名前は 「花の楽園」 というもので、このパチンコ屋さんの名前を冠している。
庭園に目をやると、そこには緑と花が溢れていた。
ここを手がけたのは、写真のゴールドメダルの受賞者である石原和幸さんという、最近テレビでもよく見掛ける方。
園内を2周したが、石原さんテイストが充満していた。
彼の得意技であるコケはあまり見かけなかったが、滝が落ちて、小川が流れ、独特の東屋のような構築物があって一目で石原さんのものだと分かる。
重量的に大丈夫なんだろうか?
ちょっと心配になるくらい、詰め込んである。
石原さんはチェルシーの小さい庭のカテゴリーで確かに3年連続ゴールドを得たが、大きい庭のカテゴリーに移ってからはゴールドには恵まれていない。
たしか今年も出展すると聞いているので、いったい大きい庭部門で初のゴールド獲得なるのかは現地にてこの目で確認してこようと思う。
「チェルシーなんて遠くて行きたくても行けないわ」とおっしゃる方は、まず池袋で石原さんのチェルシー的庭を見てみるなんてのも面白いかもしれない。
ご覧のように池袋のほぼ駅前。
サンシャインビルも垣間見える。
こんなビル群の、しかもパチンコ屋さんの屋上にこんなものがあるとは意外としか言いようがない。
5月12日からは西武球場にて国際バラとガーデニングショウもあるので、同じ西武線ってことでついでにパチンコ屋さんの屋上庭園を見るなんてのも無駄がないかもね。
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