チェルシーフラワーショウでこんな人を何人か見た。
昔はいわゆるフィルムカメラ。
次に写るんです的なインスタントカメラ。
さらに時代は進んでデジタルカメラ。
そして最近は携帯(スマートフォン)やiPadはたまたニンテンドーDSなんかのカメラ機能を使う人も増えてきたように思う。
この前は日本で子供たちと自然観察をしたときに、ニンテンドーDSで写真を撮りまくっている少年がいて、不思議な違和感を感じたものだ。
その子はどうしたってゲームに熱中しているようにしか見えず、もうちょっとで注意してしまうところだった。
危ない、危ない、無実の子供に嫌疑をかけてしまうところだった。
子供と仲良くしようとしているのに、逆に傷つけてしまってはいけない。
紛らわしいったらありゃしない。
カメラのスタイルが変われば、シャッターを切るためのスタイルも異なる。
最近のデジカメなんかはファインダーそのものがすでに付いていないものが多くなったので、このオジサンのようなポーズで写真を撮る人が増えたと思う。
冷静に見るとちょっと変といえば変だと思いませんか。
5年くらい前のロンドンでは通話+メールの携帯電話がほとんどで、電車のなかでも携帯電話をいじっている人はそんなにいなかった。
同時期の日本でも通話+メールの携帯がほとんどであったとはいえ、電車内で携帯をいじっている人の割合が非常に高かった気がする。
7人掛けの席で6人が携帯とにらめっこしているなんてこともザラで異様に思えたことを今も覚えている。
しかし時代と共に全世界的にスマートフォンが普及し、今回ロンドンで地下鉄に乗っていてもスマホを一心不乱にいじっているイギリス人が多いことに気付いた。
そしてフラワーショウではカメラというにはやや大きなデバイスをこうやって掲げて写真を撮る人がいる。
実はこの前の国際バラとガーデニングショウでもこのイギリス人のオジサンと同じポーズをとっている人を何人か見た。
フラワーショウで美しい花や、参考になるアイディアなど写真におさめたいという気持ちは万国共通のようである。
そしてその手段がちょっとづつ変わってきているというのはなかなか面白い。
5年もしないでこの変化だから、10年後のフラワーショウでは皆どのようにして写真を撮っているのだろうか・・・・
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