2010年9月30日木曜日

チャドクガ健在
    

いきなり秋めいてきて、あれだけ鳴いていたセミの声もパタリと聞かなくなった。
   
今年は異常な猛暑のせいか色々と普段と違うことがあった気がする。
例えば、セミも今年は鳴かないなぁと夏のはじめの頃は思っていた。
   
かなり暑くなっても通常よりはセミは静かだった気がする。
   
それと似ているが、ツバキやサザンカにつくチャドクガも今年は数が少ないなぁと思っていた。
   
今は9月。
昨日とあるお宅のお庭にうかがったときに、久し振りにチャドクガに遭遇した。
写真を見ていただくと、これは珍しいチャドクガの写真。
   
何が珍しいかといえば、チャドクガは通常群れをなして、一列に並んで葉っぱをムシャムシャと食害していく。
このチャドクガは一匹狼、ロンリーウルフならぬロンリーチャドクなのであった。
   
小さくても、ロンリーでも、ご用心。
これでもなかなか威力は強力なのである。
   
触らぬ神に祟りなしである。
   
ケムシの写真だからといって引かないでいただきたい。
これでも気を遣ったつもりである。
十匹くらいが整列して葉っぱをムシャムシャやっている様はまさに身の毛もよだつ風情である。
それに比べれば、ロンリーチャドクはインパクトは低い。
   
でも、気分を害したという方のために、可愛らしいチューリップの写真でお口直しをしていただければと。
   
これは普通のチューリップではない。
かのグレート・ディクスターという英国の名庭園にて咲いていたチューリップであるからして、その有り難味はかなりのものである。
  
明日から10月。
頑張って参りましょう!
  
  

3 件のコメント:

ぴーさん さんのコメント...

この頃はチャドクガが繁殖範囲を広げてますね。シャラとかいままで付かなかった近縁種の植物まで広げています。死んだ後の残った毛でもすごい被害に合うのでご用心です..

pipi さんのコメント...

名庭園の球根を譲り受け特別栽培で今の季節に咲かせたものなのですか?

奥峰子さんの著書で読んだ「椿は好きだけどチャドクガのため諦めて・・」の言葉を無視して、花恋しさに育てましたが、定期的に農薬散布しているにも関わらず過去2回被害に遭いました。それも庭の手入れの折に唯一無防備だった顔に、唇や頬が1週間ほど腫れマスクと引きこもりの日々でした。不思議なことに農薬に頼るより良く観察すること、ときどきホースで葉裏からのシャワーのほうがここ数年平和です。農薬ナシのほうが鳥や昆虫などが庭に来てくれチャドクガを捕食してくれるのかなと思っています。

彬 さんのコメント...

チャドクガが庭に出て大変だった時を思い出し、鳥肌がたって見ていたところ、後でチューリップの写真を見てホッとしました。
駄洒落もいいですね。