ショウジョウソウ Euphorbia heterophylla
なんだろう、この赤いのは・・・?
そう思って立ち止まった。
パッと見、赤い花が咲いているように見えなくもなかったが、赤い部分は葉っぱであった。
花はそれら赤い葉っぱの中心部にある目立たない小さい粒々がそうだ。
へー
ちょっと珍しかったので写真を撮って家に帰った。
さりげなく書いているが、実はこの植物を見るのは初めてだった。
それが何なのかも良く分からず家に戻って調べてみて ショウジョウソウ であると分かった。
赤い部分は正確には葉ではなくて 苞葉 というもので、そもそもは蕾を包んでいた葉が変形したものである。
このショウジョウソウはトウダイグサ科 EUPHORBIACEAE に属するといわれて思い出したのがポインセチア Euphorbia pulcherrima だった。
ポインセチアも赤い葉のように見えるあの部分は苞葉であるし、言われてみれば草姿もどことなく似ている。
葉をちぎったり、茎を折ったりすると白い乳液のようなものが滲み出てくるのが Euphorbia の特徴なのでスグにそれと分かりそうなものだが、よそ様のところにある植物の茎を勝手に折るわけにもいかない。
でもこうやってみると、植物の世界にも似たもの同士というのがあって、それはあたかもトランプの神経衰弱のようなもののような気がする。
今日の例でいえば 「白い乳液のような樹液」という項目同士が一致するし 「赤い苞葉」という項目も一致する。
街を歩きながら、そんな 植物神経衰弱 をしてみるのも面白いかも。
でも イチョウ のように、この世に一属一種のみなんて特殊なものもあるので全部にペアがあるとは限らない。
2 件のコメント:
久しぶりにコメントいたします。お元気ですか?
だいぶ暑さも和らぎ、これからまた外に出て植物と触れ合いたくなりますね。
この植物は初めて見ます。
葉っぱと一体になっている花と思ったら違っていてホント自然の世界は神秘的で、そして癒されます。
彬さん
本当にお久し振りですね。
またときどきコメントお待ちしております。
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