落花生 Arachis hypogaea
雨の中、仕事があって千葉県に出かけたときのこと。
東京のとなりの県とは思えないほどの田園風景が広がってノンビリしている。
畑の真ん中には干草のようなものが積み上げてあって、ミレーの落穂拾い のようであった。
ある畑の前で車から降りて何が畑に転がっているのかを確認したらば・・・・
それは落花生であった。
さすが千葉。
千葉といえば落花生、落花生といえば千葉である。
畑の向こうの向こうまで落花生が掘り上げられて天地上下にマメがむき出しになっていた。
落花生は雄しべから雌しべに花粉が受粉されると、ニュルニュルニュルっと子房と花托の間が伸びて地中にもぐりこんで落花生となる、と理屈では知っていたけど、こうやって掘りかえされた落花生の大群を見ると不思議以外のなにものでもない。
これだけの量の落花生、さすが千葉である。
あとで分かったのだが、さっきミレーの落穂拾いみたい といったあの干草の山のようなものは、どうやら落花生を乾燥させている最中のようであった。
今度は暖かいときに、花が咲いている様子や、その花托が伸びる様子なんかも観察してみたいものだと思って落花生畑をあとにした。
1 件のコメント:
>地中にもぐりこんで落花生となる
パイナップル畑を沖縄で初めて見たときも「へえ~こうやってなってるんだ」と感動を覚えましたが、初めて落花生を見ました。今まで枝豆のようにできるのだと思っていました。
いつか花をUPしてくださる日が楽しみです。
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