
待ち合わせ室の壁一面が大きなガラス窓だった。
その吹き抜けの高さは建物3階分くらいはあるだろうか。
曇りの日ではあったけど、待ち合わせ室がとても明るい。
解放感がある。
おおっ、と思ってうなってしまったのは窓の外に大きな二股の松が見えたこと。
通りを挟んでお屋敷があって、そのお屋敷にご覧のような松が悠々と佇んでいるのだ。
それは美術館で一枚の大作絵画を鑑賞するかのような気分に似ている。
あるいは教会でみかけるステンドグラスや聖母マリア像のような神々しさ すら湛えていたように思う。
当然、窓の所有者と松の所有者が異なるため、ある意味これは偶然の産物であろう。
もし松の所有が他の人に渡って、パチンコ屋なんかができたらもう全てが台無しである。
そんなことにならないように・・・と思わず願わずにはいられない、とても素敵な眺めだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿