実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年9月12日月曜日
難敵アカメガシワ
現在とあるお宅のお庭のデザインを手掛けている。
ある事情があって、雑草が激しく繁茂していたので、まずは雑草を取り除くことからはじめた。
ブタクサ、セイタカアワダチソウなどの草本類は手でどんどん引っこ抜けるのでわけなく仕事がはかどる。
しかし中になにやら木本の若い奴が紛れていた。
ほら、よく道端のコンクリートやアスファルトの隙間からこんなのが生えているのを見たことがないだろうか?
特に新芽が赤いのが特徴だ。
新芽が赤いこと、そして葉の形がカシワに似ていること(個人的にはあまり似ていると思わないけど)、からこれを アカメガシワ Mallotus japonicus という。
このお宅のお庭ではアカメガシワが一時期大きく育っていたことがあって、それを根際で伐採したという痕跡があった。
そのときに上に伸びていた部分は伐採されて小さくなったが、根が生きていて残った株から 「ひこばえ」 という若い芽をどんどん出していた。
さらに恐るべきは、根がどんどん太くなって広がって、広がった根からも新たな芽が吹いているようで、庭のあちこちがアカメガシワ色に染まりそうな勢いだった。
とりあえずそのときは手で処理できるものをやっつけたが、次回は本格的に株を引っこ抜いて、育ってしまった根を除去せねば、新たな庭ができた後にもアカメガシワに悩まされることになるだろう。
何事も水際で堰き止めることが慣用だ。
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3 件のコメント:
こんにちは!先日の木肌のクイズは1問しか当たりませんでした。1番のサクラのみ、、、勉強になります。主人と散歩の途中に大きな木があると、抱きついて耳をあててみます。かつて花咲じじいさんが、水を吸いあげる音がする時があると、、、主人が怪訝な顔をしてます。
匿名さん
木に抱きついて耳をあてる・・・
素晴らしいですね、ふたつの意味で!
①一見、バカバカしいことでも何事も信じてまずは試してみる
②花咲ブログを熱心に読んでいただいている
①は周りから怪訝な顔をされても、まずは実行することで新たな視界が開けたりするものです。それを実践されていらっしゃるというのはスバラシイ。
僕も時々、木が水を吸い上げる音を聞くべく試していますが、なかなかその音に出会えません。
②は、たしか花咲ブログで書いたのは昨年の夏だったような。
そんな昔のエピソードを気にとめてくださっているなんて感激です。
いい加減なことは書けませんね。
木の幹肌もなかなか興味深い題材です。
是非、普段から気にしてみてください。
面白いですよ。
旦那様にもよろしくお伝えください。
知り合いで新築で建てる知り合いには、夏の間に除草剤撒くのをお勧めしている。
生分解性のやつが売っていますが、葉っぱから入ってねまで枯らす..手間要らずw
建築期間の3ヶ月くらいで3回くらい撒くと雑草が随分なくなりますw農業用でないので、食べ物には不向きですが、翌年普通に花なんかは植えられます。木にはちょっと効き目が薄いかもしれませんがw
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