実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年9月26日月曜日
「暮しの手帖」
唐突だが「暮しの手帖」という雑誌をご存知だろうか。
小さい頃(昭和40年代)母が愛読していて僕の部屋の本棚にズラーっと並べてあったので、ときおり手にとって寝床でパラパラと読んだことがある。
炊飯釜をためす、洗濯機をためす・・・といった今でこそありがちな製品テストをどこにも先駆けてやっていたのではないだろうか。
美味しそうなレシピのかずかずも子供心を鷲づかみにした。
まだ幼かったけど「暮しの手帖」という名前とその内容はハッキリと覚えていた。
今回、そんな「暮しの手帖」に「イギリスの美しい温室」という記事の監修をさせていただくご縁があった。
写真家の木村拓さんがライフワークとして撮りためたヨーロッパの温室の写真のなかから特にイギリスの温室を選んだもの。
ぬくもりのある文章が控えめにイギリスの温室について語っている。
内容について何度もやり取りをしてできあがった、妥協ない編集者Yさんのこだわりの記事になっている。
手元に届いた掲載号を改めて読んでみると、「暮しの手帖」という雑誌は僕が幼い頃に読んでいたものとは微妙にスタイルが変わっているものの広告を載せない独自の硬派な路線はそのまま。
写真集のような美しい写真と含蓄のある文章は巷に溢れる雑誌とは一線を画している。
そんなステキな雑誌の記事に携われたことをとても光栄に感じる。
また、これを手にとってくれた方々にイギリス温室の素晴らしさを伝えることができれば大変嬉しく思う。
暮らしの手帖54 11-12月号 (暮しの手帖社) 現在発売中です。
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2 件のコメント:
こんにちは!暮らしの手帖の本、、ぜひ読んでみたいと思います。がブログ掲載の写真では、暮らしの手帖54 10,11月になってますが、どちらが正しいのでしょうか?本屋さんに行けばわかるかな。
匿名さん
コメント有難うございます。
暮しの手帖は隔月発行でして、10-11号 となります。
あるいは写真にあるように「54号」です。
よろしくお願いします。
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