先週の今頃は台風がどのようなコースをたどるか、と戦々恐々だった。
日曜日に予定していた子供たちとの自然観察ができるのか、できないのか。
結局、奇跡的な僅かな晴れ間をついて無事に決行できた。
これは植物の基本的な仕組みをもとに「花」「葉」「茎」「根」「実」というテーマを設けて、都会のド真ん中日比谷公園で自然観察を行う。
気付いたこと、見たことなどを絵を描いたり、貼り付けたりして、それらをまとめると世界にひとつだけ自分だけの植物図鑑ができあがるという仕組みだ。
我ながらなかなか素晴らしいアイディアである。
しかし先週は「根と茎」という、子供たちにとってはなかなか退屈であろう題材だったので、どうしたものか思案した。
さらに、公園の植物の根っこを勝手に引っこ抜くのもマズイ。
でも話だけではつまらないし、実際に触るから感動があって、発見があるのだから、そこをなんとかしたい。
こういうとき不思議なことに色んなアイディアが沸いてくるのが我ながらエラいところである。
まず根っこについては、八百屋さんでネギ、タマネギ、ニンジン、サツマイモ、ジャガイモなどを買ってきて、身近な根ということで紹介した。
ネギを発根させようとして失敗した話はこの前書いたとおりだ。
ここでさりげなく、単子葉と双子葉の根の違いなどにも触れているあたり抜け目がない。
さらにサツマイモ、ジャガイモ、ともにイモだけど、サツマイモは根、ジャガイモは茎なんて話もする。
子供たちもさることながら、一緒に同伴している親御さんのなかからどよめきが起きる。
そして早朝近所を散歩したときに空き地で採取した、ヤブカラシとカラスウリを取り出して、つる性の植物の茎について話をした。
ここまでは順調だ。
そしてここから日比谷公園内をそぞろ歩くことになる。
何を見るかというと、木の幹肌だ。
ちょっと詭弁ではあるが、木の幹も茎と機能的には同じことなので、普段あまり注意をむけない木の幹肌を見てみようという発想の転換だ。
見るだけではなくて、触ってみるとコルク質で案外柔らかいものもあるし、かっちかっちに硬いものもある。
さらに巻尺で幹周を測ってみて、木って大きいぞ!ってことを再認識しようということだ。
今日はその中から3つほど出題してみよう。
①~③ それぞれ何の木でしょうか?
誰でも知っているとっても身近な木であります。
正解は明日の花咲ブログで。
① |
② |
③ |
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