実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年9月5日月曜日
力強いゴーヤ
台風一過といきたいところだが、相変わらず天気がハッキリしない。
雨ON→雨OFF→雨ON→雨OFF・・・・ と短いサイクルでめまぐるしく天気が変化する。
雨と雨の間をぬって散歩をしたときのこと。
とあるお宅の立派な緑のカーテンに思わず足を止めた。
今年の夏は節電ということもあって、緑のカーテンが大ブームで、いたるところでゴーヤを筆頭につる性の植物たちを見掛けた。
ところが、緑のカーテンとしてその名に恥じないカーテンはわりと少なくて、レースのカーテンというか、暖簾というか、すだれというか、スカスカのカーテンをたくさん見た。
密生するように育てるというのは案外難しいと皆この夏の経験から学んだのではないだろうか。
その点、このお宅の緑のカーテンは立派だ。
窓を覆い尽くすその様子はまさに緑のカーテンそのものを体現している。
ここまで密生していると、この窓からは人の出入りはできないだろう。
人の出入り用に向かって右にはあえてカーテンを作っていないのかもしれない。
これだけ密生しているってのは、一体何株植えているのだろう?
そう思って地面を見てみる。
なんと地面には人工芝のような緑色のカーペットのようなものが敷いてあって土が無い。
ゴーヤは直径30センチくらいの植木鉢に植えられて、さらにその植木鉢の4分の3くらいが地面に埋まっている。
そして目を凝らしてひとつひとつの植木鉢を見ると、なんとひとつの植木鉢にたった一株しか植えられていない。
ただしその株の茎の太さが直径3センチ以上ありそうなくらいに太いのだ。
もっと近づいて見たかったけど、ご覧のように人様の敷地の中なのでこれが精一杯だった。
葉はまだ衰える様子はなく青々としている。
3株でこれだけの壁面をカバーしているあたりも含めて何か秘密がありそうだ。
特別な土だとか、特別な肥料だとか、特別な品種だとか、特別な手入れ方法だとか・・・
今度機会があったら聞いてみたいと思う。
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