実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年9月7日水曜日
オオイタビカズラ
来たね、来たね、秋がやって来たね。
今日は湿度も低めで、どことなく爽やかな一日だった。
吹く風もどこか涼しげで秋の気配をしかと感じ取った。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・・。
やることが多いぞ。
モチロン実りの秋も忘れてはいけない。
さて、散歩に出掛けたときのことだが、とあるお宅が緑で囲まれていた。
生垣かな? と思ってよくよく見たらば生垣ではなかった。
コンクリートブロックの塀にビッシリとつる性の植物がついているのだ。
これはオオイタビカズラ Ficus pumila というもの。
学名 Ficus からも分かるように、イチジクの仲間なんである。
これがビッシリと隙間なく壁を這うことで一見すると生垣のような視覚効果を得ている。
ここまでくると立派!としか言いようがない。
どのくらいの年月を経てこのようになったのだろうか?
何株植えてこの壁一面を覆うように育ったのだろうか?
これは家主さんに聞かねば分からない。
しばらく歩くと別のお宅でもオオイタビカズラを有効に使った垣根を見掛けた。
上の部分がツゲで、下のL字になっている青々とした部分がオオイタビカズラである。
コンクリートブロックむきだしより遥かに魅力的だし、今年大注目の緑のカーテンや壁面緑化という発想にも合致したある意味理想的な植物の使い方である。
しかもコストもそんなに高くないし。
肝心なのはまめまめしく伸びたシュートを切ってやること。
これより向こうには行かないでね、というラインを超えたらば即、切ってやることだろうか。
常緑で通年楽しめる。
こんな緑の塀はいかが?
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1 件のコメント:
はじめまして!
家のブロック塀のカズラ名を知りたくて検索!
こちらのブログに出会えました。
我が家のカズラと同じなので、助かりました。
今日、初めて、実がなってるのを発見!
感激しました!
九州から・・・お邪魔致しました。
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