昨日のトチノキの話のつづき。
なるほど、トチノキの実ってだけでも結構たいへんなんだなぁ、と感心したのが昨日の話。
そんなトチノキの実を幾つか拾ってきた。
そう、いつものように自分の家でジックリ観察して、ゆっくりと解体してみようということである。
まず実の概観はご覧のように球形をしていて、直径は5センチほど。
レザー(皮)のような風合いで、茶色のポツポツが付いている。
このポツポツが細かい粉のようなものが集まって出来ているようで、実を触っていると手が茶色に粉っぽくなる。
実には3つの切れ込みがある。
この切れ込みに沿って皮を剥いてみると、あっさりと一枚がはがれた。
さらにもう一枚はがしてみると、中から茶色の光沢のある実が現れた。
見た目的にはクリのようだ。
しかもクリよりもややサイズは大きい。
これを集めて、栃餅、栃煎餅など食用にするのはご存知の方も多いだろう。
ただ、このまま食べられるわけではなくて、アクが強いためアク抜きをするのだが、その手間がやたらと面倒くさいと聞いたことがある。
さらに聞いた話で恐縮だが、この青山通りで 「収穫」 したトチノキの実は、港区で加工して振舞われるのだか、販売されるのだかで、とにかく人の口に最終的には収まるんだ、なんてことを小耳に挟んだ。
都心で採れたハチミツが話題をよんだこともあったけど、都会でも色んなものが収穫できるものだね。
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