実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年8月8日月曜日
用心棒
今朝のサンケイ新聞に面白い記事が載っていた。
”人の目”ひいて泥棒撃退 ガーデニングで防犯
という記事。
内容を要約すると
「鮮やかな花を往来から見えるところに沢山飾ることで、多くの人の目がその家に向くようになり、それが防犯にも役立つ」
というようなもの。
人気がない家屋は確かに狙われやすい。
いわば 「衆人環視作戦」 といったところだろう。
しかしこれには欠点があって、ドロボウがその家屋を外から下見していても、周りの人たちは「花を見ているのね。心優しい人。」なんていって、かえってドロボウの仕事がしやすくなる、なんてことはないだろうか。
さらに記事では別の防犯について触れている。
「葉や茎にトゲがある植物は防犯効果がある」
当たり前といえば当たり前で、かなり古典的な作戦であるが効果はあると思う。
たしか今年京都に行ったときに建仁寺の入り口脇で見掛けた カラタチ のトゲトゲ生垣について書いたことがあるが、まさにそのことだ。
今日の写真のヒイラギも葉っぱの縁がトゲトゲになっていて、相手はひるむに違いない。
記事の最後ではこんなことも。
「住宅の窓の前に植え込みがあると防犯効果がある。その場合は植え込みの高さではなくて、奥行きが重要で1メートルを超えると効果が高い。」
暑いといえば緑のカーテンだといって、我々を太陽光線から守ってくれて、物騒だといえば障害となって我々を空き巣から守ってくれる。
なんて植物たちって有難いんだ!!
改めて感謝。
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