実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年8月19日金曜日
パパイヤ
東京地方は今日は雨でした。
予報が雨だったのに、朝起きたときにはそんな気配もなくて 「ホントに降るのか?」 と懐疑的だったのですが、シッカリと降りました。
降ったお陰で気温が朝の晴れていたときよりも下がって過ごしやすい一日となりました。
植物たちもホッとしただろうなぁ。
さて、今日から通常営業しておりますが、ちょっと紹介したい南の島の植物が残っていたのでその余韻を少々。
このクワの葉のようなのは何の植物の葉かお分かりだろうか?
これはパパイヤ Carica papaya だ。
そう、オレンジ色の果肉にレモンなどを垂らしていただくあのフルーツのパパイヤだ。
葉っぱはこんな感じで、複雑な切れ込みが入っている。
しかも大きい。
大きさはそうだな、大人の顔なんかはスッポリ隠れてしまうくらいの大きさである。
一本の幹がする~っと伸びて、その先端に葉が茂っている。
葉のつけねをよく見ると小さな花が咲いているのが分かるだろうか。
赤い矢印の先がそうだ。
受粉、受精が終わると青い実が幹そのものにぶら下がって成熟していく。
幹に実がなるその様子は、カカオに似ている気がする。
あるいは芽キャベツができる様子と似てなくもない。
こういったパパイヤがここそこに自生しているあたりが南の島だなぁと思う所以である。
因みに、最近自分の中でマイブームとなっているタイ料理にソムタムというものがある。
ご存知の方もいらっしゃると思うが、これはいわゆるパパイヤサラダである。
実がまだ青い時期に収穫して、果肉を細切りにしたシャキシャキとした食感の楽しいサラダ。
唐辛子のせいか、すごく辛くて刺激的な一品で、舌がビリビリする。
その火照った舌を癒すべく冷えたビールをグイッとやるのだけど、汗をかきかき食べるこれがやめられなくなってしまった。
これのどこがパパイヤなのか?とフルーツとしてのパパイヤに馴染んだ人は思うだろうけど、サラダになるように野菜として活躍の場が広いのもパパイヤのユニークなところである。
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2 件のコメント:
パパイアはじめて見ましたww
写真からすると、受粉して実がなると周りの葉っぱが落ちていくんですかね..どんどん大きくなりそうですねwもしかして木じゃなく多年草?
ぴーさん
「木じゃなく多年草?」面白い題材を有難うございます。
近々、これについて書きますね。
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