実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年8月5日金曜日
でずっぱりのアベリア
夏本番。
最近はほんの少し暑さも和らいでいるので植物たちもホッとしているに違いない。
暑さのためってわけでもないが、今元気に花を咲かせているものは案外限られているのではないだろうか。
花といえばやはり春に咲くものが多いという気がする。
夏の花で花の咲いている期間が長くて有名なのはサルスベリである。
別名、百日紅ともいって百日花が咲き続けるくらい長いこと咲いているといわれている。
100日ってことは一年の27%くらいの期間花が咲いていることになる。
これはかなり長い。
しかし花の咲く期間の長さを誇るサルスベリに意外な刺客がいた。
それはアベリアである。
かなり地味な刺客である。
アベリア Abelia x grandiflora はスイカズラ科の常緑低木で、花は6~11月のあいだ咲いているといわれているが、いやいやそんなもんではないはず。
やつらはヘタをすれば年中咲いているような気がする。
花も小さめであまり目だ立たないが、道路わきの植え込み、マンションの植え込みなど、さまざまな場面で多用されている。
ツツジなどと双璧といえなくもないくらい頻繁に見掛ける。
頻繁に見掛けるが、かなり地味なために気付かれにくいのだと思う。
花が咲いている期間が長い花はなーんだ?
そういう質問をぶつけたとして、誰か明快に答えてくれないものか。
アベリアはトップにはならないまでも、かなり上位に食い込むと思うんだけどなぁ。
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2 件のコメント:
アベリアは「間抜けのアベマリア」と教わりました。
こじつけると覚えやすいですね。
間抜けですか・・・。
ちょっと可哀想なカンジもしますね。
今朝も咲いているのを見かけました。
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