実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年8月21日日曜日
宿題かけこみ寺
8月21日。
子供たちの夏休みも残り僅かとなった。
学校の宿題だけならまだしも、塾の宿題のある子供は大変だし、受験ともなればさらに輪をかけて大変だと思う。
花咲ジジイは花咲ジジイなりに大変ではあるが、宿題、受験という大変さとは異なる。
正直申し上げて、このへんについてはあまり良い思い出がないので、オトナになってよかったなぁと思う。
つい数日前、とあるクリニックに花咲ジジイはいた。
魚の目をとってもらうべく時々通っているのだが、そこの待ち合わせ室で
「あら、花咲ジイサン。こんにちは。」
と声を掛けられた。
偶然にも子供向け自然観察イベント 「自分だけの植物図鑑を作ろう!!」に参加した女の子とそのお母さんがいらしたのだった。
しばし世間話をして、次回の植物図鑑は9月4日であるとシッカリと宣伝をしておいた。
するとそのお母さんが 「教えていただきたいんですけど・・・」と切り出した。
ご長男の宿題に、花と実がなっている植物の観察スケッチをしなくてはならないのだが、今花と実がなっている植物は何があるんでしょうか、というものだった。
突然ではあったが、目を閉じて散歩コースを思い出してみた。
ゴーヤなんかどうです? 黄色い花とゴーヤの実がなっていますよ。
でも、次がなかなかでてこなかった。
アサガオとか・・・
とっさに尋ねられてもパッパッと出てくるのがプロというもの。
とりあえずゴーヤで納得してもらったが、散歩すれば色々見つかるはずですよと付け加えた。
もっとたくさんあるはずだよ。
そう思って、夕方散歩にでてみると、オシロイバナ、ダリア、カンナなどなどいくらでも見つかる。
そのうちのひとつが白い花とオレンジの実が特徴的なフユサンゴ Solanum pseudo-capsicum である。
別名ビッグボーイともいわれ、どこかのハンバーグ屋さんのような名前がついている。
花は5枚の花びらが反り返っていて、ナス科の特徴がモロに出ている。
やっぱり散歩だよなぁ、身近な植物に気付くには。
各ご家庭で夏休みの宿題に苦戦していらっしゃることと思うが、植物に関することであればどうぞコメント欄でも、メールでもお気軽に花咲ジジイにお尋ね下さい。
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2 件のコメント:
おかえりなさい。
うちの甥・姪たちも宿題で大忙しです。
数日前の記事の件で申し訳ないけれど、パパイヤが懐かしかったです。ジャカルタでは毎日食べていました。
パパイヤの木にはオスとメスがあると聞いたのだけど、ジャカルタの都市伝説?銀杏のようにオスメスがあるのでしょうか?
南国では、一年中花が咲いて実がなっていて、宿題の答えはバッチリかもしれません。
じゅんぺいさん
コメントありがとうございます。
そうですね、パパイヤは確か雌雄異株でオスとメスの株が分かれていたはずです。
僕もインドに住んでいたときに頻繁に食卓にあがりました。レモンを絞ってスプーンですくって食べるのが大好きです。
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