最近、確かに忙しく感じる。
でもその理由は自分が一番良くわかっている。
ちょっと前にブログで書いたと思うけど、今月から新しい仕事を始めたのだ。
東京理科大学大学院イノベーション研究科知的財産専攻にて講師をすることになった。
自分自身、体力バカというか、頭よりもカラダを動かしていることが性分に合っていると自覚はあるのだが、こうやって大学院の教壇に立つことになろうとは人生とはまったくもって不思議なものである。
人前で話すことは苦にならないというか、むしろ好きな方だけど、この場合は勝手が違いすぎる。
「種苗法」という、植物の新品種を知的財産と捉え、保護、活用していくという内容の授業を受け持つことになった。
いわば法律の話なので、正直、専門外といえなくもない。
弁護士や弁理士のような法律家でもなく、かといって育種家でもない、というとても中途半端な立場ながら、自分なりの立ち位置があって、自分なりの伝え方があるのではないかと思って引き受けることにした。
しかし言うほど容易くはない。
大学院ゆえ、普段自分が行っている講演や講義とは要求されるレベルが異なってくる。
良い対比としては、今度の日曜日にやる子供たちとの植物観察は理屈抜きに楽しいのだけど。
・・・ということで、正直に告白すると今年の1月あたりから、9月の開講に向けてキリキリと胃の痛くなるような準備を進めてきた。
そして先週、ついに開講の運びとなった。
いくら準備しても十分ということはなく、常に不安を抱えながらの日々。
そしてこの「種苗法」を単独科目として取り扱っている教育機関は現在我が国には存在しないので、先駆者としての責任とやりがいは感じている。
しかし、毎週講義があるので来年の1月まで気の抜けない日々を送ることとなる。
幼稚園生から大学院生まで、おかげさまで守備範囲はかなり広くなったと思う。
2 件のコメント:
毎日ブログ拝見しています。いよいよ始まりましたか?キリキリ胃が痛くなるような、、こちらにも伝わってきます。なんとでもなれ!たとえ大嵐が来たとしても時間は過ぎる、、、byシェークスピア活躍お祈りしてます。
匿名さん
コメント有難うございます。
おっしゃる通りです。
「朝の来ない夜はない」「春のこない冬はない」などなど。
とにかく前向きにやりぬきます!
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