実りの秋ってことで、昨日の赤城自然園での植物観察も「実」に目がいった。
でも、花だってまだまだ頑張っていたゾ。
上の写真はヤマラッキョウ Allium thunburgii
ラッキョウもニラのようなニンニク臭がするが、ラッキョウもニラもニンニクも学名的にはAlliumゆえ、似ていて当然なのである。
紫色の小さな花が花火を散らせたかのように咲いているのがカワイイ。
次は形が変わっている。
特徴があるのですぐに分かると思うが、これはヤマトリカブト Aconitum japonicum
まさにカブトのような形をしている。
猛毒をもった植物として知られるが、なんといっても「トリカブト保険金殺人事件」を想起するのは僕だけだろうか。
花も、茎も、葉も、根も、そして花粉ですら猛毒を持つというカワイイ姿に見合わぬ恐ろしい花である。
そして最後はハバヤマボクチ Synurus excelsus というちょっと珍しいキク科の花。
色が地味なので、もう枯れてしまっているのかなと思うかもしれないけど、これでまだまだ咲いたばかりの感じだろうか。
同じキク科のアザミと似ている。
しかし草丈が1メートルを超えるほどの大型で、辺りにそんな背丈の高い草が無い場合はとても良く目立つ。
・・・と、ここまで3枚の写真を見て何か気づいただろうか。
そう、赤、白、黄色といった花はなくて、青系統の花ばかりなのだ。
春先には黄色い花が多いのは定説であるが、秋には青、若しくは紫系の花が多いのかな、なんて思う。
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