自転車をこいでいたらば、細道を入った先に何やら大木の影をみつけた。
気になって、Uターンしてその細道を入ってみた。
それは小さな神社だったのだけど、その小さな敷地に大木が何本か植えられていて、それらすべてが威風堂々、荘厳な雰囲気で威厳を放っていた。
イチョウ、ケヤキ、ムクノキ、シイなど。
その全てがデカい。
僕は樹木がとても好きだし、巨木と聞くと血が騒ぐタチなので、かなりコーフンした。
まずこれはケヤキ。
幹の太さもかなりのものだし、その裾の広がり方もタダモノではない。
そしてこれはムクノキ。
いずれも昭和50年くらいに区の保護樹木の指定を受けている。
保護樹木の指定を受けると区から幾ばくかの補助金が出るが、一方で勝手に伐採してはならないなどの制約がつく。
こういった巨木は神社の境内などで良くみられるが、これには理由があると思う。
神社は永くその場に根付き、あっさりとマンションになったりはしない。
さらに「住民」というのは敷地内の住職くらいのものなので、日照だ、落ち葉だ、害虫だといった苦情は比較的少ない。
民間の敷地であるとそれらの苦情に対応するために、いわゆる強剪定をするので、自然の樹形とはかけ離れてしまう。
しかし、神社の境内では、ほぼその生まれ持った樹形を保ったまま大きくなる。
なので、普段街の中ではなかなかお目に掛かれないような勇壮な樹木の姿を見ることができるのだ。
僕はこの小さな神社の中を3周してそれぞれの樹木の幹肌に触れ、上を見上げて、「対話」してきた。
何やらとてつもないパワーをもらった気がする。
家に帰って気になったので、インターネットで上空からの様子を見てみた。
どうです、大きな木がドーン、ドーンとまとまって植えられているのが分かるでしょ。
気になったらば、路地は曲がってみるもんだ。
良い発見をしたなぁ。
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