スイセンはとっくに終わって、今咲いている球根といえばチューリップだろうか。
チューリップすらもう後半、終わりに近い。
スイセンもチューリップも春を代表する花だけど、残念なことに花が次から次へと咲くという種類の花ではない。
もうちょっと分かりやすく言うと、球根からまず葉っぱが出てきて、そのあとに花芽が出てくる。
ところが、この花芽がついている花柄はひとつの球根にひとつしか出ない。
すなわちこのツボミの花が咲いたらばその株には今シーズンはもう花が咲かないということになる。
花は一回限りなのである。
なんともはかない、といえばはなかい。
そんなはかないチューリップの極みを目撃した。
ある花屋さんの裏に葉っぱだけのチューリップが並んでいた。
いや、正確に言うと、頭を切り落とされたチューリップということになる。
どうやら春ということでチューリップを大量入荷したは良いが、売れ残ってしまったチューリップを安値で販売しようとしているらしい。
花も魚や野菜のように生モノであるので、賞味期限が切れたらば処分するしかない。
この花屋さんは処分する前に、もうワンチャンスをチューリップに与えたのだろう。
今年の花は終わってしまったけども、うまくすれば来年また花が楽しめますよ、と。
何色の花になるか、せめて今年何色の花が咲いていたかを記しておこうというわけで「きいろ」「ピンク」といった札が付いているのだろう。
別の札には
「最終値下げ!! チューリップどれでも1ヶ¥100 2ヶ以上1ヶ¥50」
・・・・安いといえば安いかもしれない。
ここで買われなかったチューリップはおそらく廃棄処分になるんだろう。
シーズン最盛期には高値、それが少し値が下げられ、あげくに叩き売り、最後には廃棄処分。
なにやら人間ドラマを垣間見るようなフクザツな気分になった。
2 件のコメント:
うーん、詐欺に近いですなww
地植えならまだしも、窮屈に植えた鉢物のチューリップの球根が肥大するとは思えんのだが..wさらに関東では肥育が出来ないというのは園芸会では当たり前なのではないだろうか..わたしも地植えでも2年で球根処分していますから、これ買って来年咲かせられる人がどれだけいるのかな?w
確かに・・・
詐欺っぽいといえばいえなくもないけど、捨てるより誰か引き取り手があればって思えばまぁ許せるかな。
毎年チューリップ咲かせるのは難しいものねぇ
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