昨日書いた外苑絵画館前イチョウ並木。
タマリュウとクリスマスローズに目がいってしまったが、実は問題の本質は別にある。
もともとあったアイビーを取り除いて、根のまわりを掘り返し、排水と通気の改良を行っていたことこそが最重要事項であると思う。
ここのイチョウ並木はとにかく有名で、秋の黄葉シーズンにはイチョウ祭りなんかも開催されてスゴイ人出なんである。
人々は一応舗装されたアスファルトの上を歩くが、中には植え込みの中に入ってしまう不届者もいる。
仮にアスファルトで舗装されていたとしても、その上を何千人、何万人という人が歩いたとすれば根っこへの影響は計り知れないはずである。
さらにアスファルトで覆われているということは、雨が降ったって根っこには雨水が届かないだろうし、新鮮な空気が入り込むのも難しいだろう。
根っこは ①自らを支え ②水分・養分を吸い上げ ③呼吸をしている 植物にとってはとても大切な部分なのである。
なのでタマリュウとクリスマスローズを植えてキレイにカワイクすることが主目的ではないと思う。
あくまでも根の周辺の環境を改善してやって、樹木へのストレスを軽減して健康で長生きしてもらおうとしているのだと思う。
並木のアスファルトを見ていたらば、イチョウの根がアスファルトの間からむきだしになっている箇所が残っていた。
イチョウが 「アスファルトにフタをされて窮屈でたまらん!!」と怒りをこめてアスファルトを持上げているようにも見える。
しかし、アスファルトを突き破って地上に出たかと思えば、道行く人々に踏まれてしまうという・・・。
イチョウの受難の日は続く。
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