実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年12月2日金曜日
自費工事移植樹木
場所は東京都豊島区。
池袋のサンシャインビルにほど近い通り。
ちょうど首都高なんかも真横を走っていて、片道2車線のなんの変哲もない通りである。
写真を見ると通りの右側にはクスノキが街路樹として植わっている。
左側はちょっと寂しいのだが、それでもボダイジュが植えてある。
細くて分かりにくいね。
そのボダイジュになにやら札が掛かっていた。
自費工事移植樹木
とあって、樹種、所在地、原因者、月日 などが書かれている。
なんだろうか、自費工事移植樹木って?
「街路樹をなんらかの理由で移動(移植)したい場合に、それをしたい人が自腹を切る」という意味なのかなと思った。
字面的にはそんなところだと思う。
「自費工事移植樹木」と入れて検索してみた。
便利な時代だねぇ、ホントに。
自費工事移植樹木とは、とドンズバで答えはなかったけど、いくつかヒントが引っかかってきた。
自費工事とはどうやら公共工事に対する言葉のようである。
つまり家を建てたり、ビルを建てたりする際に、国や都道府県などの地方公共団体からの資金ではなく私的なお金が源資になっている工事のようだ。
そういう工事にともなってそこにある樹木を移植することを指しているようだ。
移植的には「一時的移植」と「永久的移植」があるようで、前者は工事が終わったらばもとに戻すこと、そして後者は移植された先で余生を過ごすことのようだ。
ようだ、ようだ、のオンパレードで恐縮だが、なんとなくそんな意味を持っているようだ。
工事だ → 木があるぞ → 邪魔だ → 切り倒せ
という図式よりは、はるかにピースフルな移植のお話でした。
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2 件のコメント:
なるほど、良いお話を聞かせていただきました。ブログの記事の内容、写真の構成、とても素晴らしいと思います。
ただし、文字が小さすぎるので、もったいないと思います。
老眼をかけても読んでいるのが疲れます。
もう少し大きな文字にしたら訪問者が増えるのではないでしょうか?
余計なお節介とは思いつつ、ブログの記事内容に敬意を表してコメントを致しました。
では、ブログにも花を咲かせてください。
還暦2年、ジイヤより
海月暮樹さん
コメント有難うございます。
そして貴重なご意見有難うございます。
実は以前にも別の方から同様のご意見をいただいたことがあります。
一応「標準」サイズということで、特にサイズには手を加えていないのですが・・・。
今度試しにサイズを大きくしてみますね。
そういう私自身も老眼鏡デビューを果たしたクチです・・・。
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