2011年12月5日月曜日

先端をいくATMコーナー


場所は有楽町。

ここはみずほ銀行銀座支店有楽町出張所(店舗外ATM)である。

ここのATMは最近リニューアルオープンして一部から脚光を浴びている。

なんでか?

ATMコーナーの一角に日比谷花壇の花屋さんが営業しているのだ。

ATMコーナーと花屋さん・・・ そんなコラボがあるなんて時代も変わったものだ。

ご存知の方もいらっしゃるかと思うが花咲ジジイはこれでも元銀行員なんであります。

なのでって訳でもないが、この辺の話題にはチト敏感なのであります。

みずほ銀行の弁によれば、
*環境や景観に配慮し、四季を感じることができるグリーンウォール
 *ゆるやかな曲線を取り入れた内装、ATMのレイアウト
 *エコや節電にも配慮したやさしいLED照明やガラスフィルム
なんだそうである。

たしかにATMの壁は緩やかな曲線を描いていたなぁ。

特に女性のお客さまに快適に安心してご利用いただけるような特徴を持ったATM空間になっております・・・ってことで、今や時代の主役は女性なのだ。

気の利いたノベルティ、他行よりも高い預金金利、手数料の優遇・・・
そんなところが銀行の個人顧客向け戦略だったのかもしれないが、今はこんな時代になったんだろう。

花が顧客開拓に一役買う時代なのだ。

折りしも、ちょうど元三井住友銀行頭取・前日本郵政社長である西川善文氏の回顧録「ザ・ラストバンカー」を読んでいる最中なのだけど、彼が頭取だったときに世の中に花屋さんの備わったATMなんて発想は到底沸いてこなかっただろうなぁ、などと思ってしまう次第でありました。



0 件のコメント: