2010年12月7日火曜日

クリスマス近し
     
今日の話題について写真をどうしようかと、本当に悩んだ。
悩んだ結果がこれである。
     
植物とは関係がないが、節がらクリスマスが近いですね・・・・ と。
写真はオーストリア、ウィーンクリスマス・マーケットでの1枚。
   
オーストリアとか、ドイツではこの時期クリスマス・マーケットといって、クリスマスの飾り付け用の品や、クリスマスプレゼントの品、さらにはクリスマス料理の食材などを売っている市場が花盛りである。
   
・・・という写真と、今日の話題は全く関連がない。
スマナイ。
だって、今日の話題に合った写真が手元にないんだからしょうがない。
   
今日の話題は、今朝の日本経済新聞から。
      
世界最大の花の香りは・・・ 腐った野菜と同じ成分
   
という記事だが、ご覧になっただろうか?
   
記事によれば
今年、小石川植物園で開花したショクダイオオコンニャクの強烈なにおいの成分を東大の教授がつきとめた。
というもので、それは
腐った野菜などから出る臭い成分と同じ硫黄化合物だった
という話。
このニオイにひかれて、コガネムシの仲間のシデムシなどが集まると考えられている。
とあった。
       
花粉を媒介する虫をひきつけるために花はニオイや色、そして蜜などで誘うわけで、そのシデムシが好むニオイであれば、われわれ人間にとってそのニオイが魅力的かどうかなんてショクダイオオコンニャクには知ったことではない。
     
そういえば、ショクダイオオコンニャクが開花したといってテレビ番組でもかなり取り上げられたが
「このビニール袋にその独特のニオイを採取してきたんです。×××さん、どうぞこれを嗅いでみてください」
「ウワっ、臭~い!!」
なんてやりとりがあったなぁ、などと思い出す。
      
そうなんだ、花がすべて良い香りとは限らないのだ。
   
そういえば、もうひとつの大きな花であるラフレシア Rafflesia は、ハエに花粉の媒介を委ねているため、ハエにとって魅力的であるニオイ、すなわち腐った肉のようなニオイがするのだという。
      
なんか嗅ぎたくはないなぁ。
    
腐った肉のようなニオイ、腐った野菜のニオイ、とあまり爽やかではない花のニオイの話をしたので、せめて写真くらいはちょっと爽やかめのものをと思った。
     
そうして選んだのが植物と関係のない、それでもチトは季節感のある今日の1枚だったわけである。
  
   

   

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