クヌギ燃ゆ
秋空の美しい晴天が続いている。
しかし花咲ジジイの鼻水はとまらない・・・
昨日ご覧いただいたトチノキとはまたちょっと風合いの異なる 黄葉 が今日のクヌギ Quercus acutissima である。
落葉樹が落葉するのは葉の柄(葉柄)と枝の境に 離層 というものができて葉が落ちるのだが、このクヌギはどういう訳か離層が出来ないために一旦黄葉しても茶色い葉っぱがいつまでも未練たらしく枝についているという現象がおきるのだ。
そういえば・・・ と心当たりのある方も多いのではないだろうか。
花咲ジジイとしては、クヌギと言えばなんといってもカブトムシである。
子供の頃に胸躍らせたカブトムシやクワガタは、どんな本にでも 「クヌギの樹液が好物です」「カブトムシを捕まえるには早起きしてクヌギの木を見てみましょう」 などと書いてあった。
カブトムシ、クワガタは鮮明にイメージが沸くものの、当時の花咲ジジイにはクヌギとは一体どういう木なのかがサッパリ分からなかったし、一体どこへいけばそのクヌギの木とやらにお目に掛かれるのかが分からなかった。
クヌギ=カブトムシ とパブロフの犬的に刷り込まれたものの困惑した幼少期をしばらく過ごして、植物に目覚めたオトナになって ああっこれかぁ などと理解できた。
誰かこういうことをちゃんと教えてくれる大人が身近にいたならなぁ などと思ってしまう。
3 件のコメント:
東京でもブナの雑木林にはたくさんいますね、クヌギくん。ドングリは細長い実、クヌギは丸っこい実、と小さい頃に覚えましたが、実はドングリというのはクヌギも含めた総称とか?じゃあ、いわゆる細長いドングリは・・・?ムムム・・・。子どもに教えられない大人の一人です・・・。
クヌギの実はドングリより丸っこい、と記憶していたのですが、大人になって「ドングリ」とはクヌギも含めたブナの実の総称らしいと知りました。
じゃあ、いわゆる細長いドングリは何???
とてもじゃないけど子どもたちに教えることのできない大人です。
細長いドングリって??
マテバシイのようなドングリでしょうか?
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