ユリノキの近況
アオギリの実を探しに四ツ谷駅にいったときのこと。
アオギリの実の 完全形 はないものか、とズッと地面に目を凝らしていた。
ないもんだなぁ、なかなか と苦戦している脇にはたくさんの落ち葉が積もるように落ちていた。
そんなとき、コンクリートの地面にたくさん細い葉っぱが散らばっていた・・・・。
それは細い葉っぱではなくて、この前ご紹介したユリノキの実であった。
雨に濡れて大量に地面にへばりついていたが、それらは確かにユリノキの実だ。
その脇に、茶色くて丸い でん六豆 のようなものが落ちているが、それらがアオギリの種である。
昨日ご紹介したアオギリは心皮に種がついて、それごとプロペラのようにクルクルと旋回して地面に着地する。
着地すると、種は心皮から離れて発芽のときを待つ。
そんな種たちがゴロゴロ転がっていたのである。
地面を見て へー と、ひとしきり感心したところで上を見上げれば、スッカリ落葉した丸坊主のユリノキが青空に枝を伸ばしていた。
青空に伸びた枝には、実がまだ頑張ってしがみついていた。
公園でない場所でも色んなものが見つかるものである。
奥深いぞ、東京。
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