これなぁに?
今日は雨が降ったりやんだりして、久々に灼熱地獄から解放されてちょっとホッとした。
でも、ちょっと外出する用事があったときに雨足が強くなって、すっかり濡れてしまい、降って欲しいときには降らず、降らないで欲しいときに降るという、自然とはママならないものだということをグッショリと濡れたズボンの裾を見て思った。
さて今日の写真は何の植物だと思いますか?
小さなブツブツが沢山ついていて、それぞれのブツブツから3本の小さな突起がついている。
なに?分からない?
ではもうチョット全体が写っている写真をみてみよう。
ブツブツの全体像が良く分かるでしょ。
さらに枝の色が赤みを帯びている。
これはビッグ・ヒントかっ!!
もう分かったかと思う。
そうです、これはあのドクダミ Houttuynia cordata であります。
ハート型の葉っぱに、白い4枚の花びらが付いて、あの独特のニオイを放つあれです。
白い4枚の花びらというのはワザと分かり易いように書いたのだけど、アレは花びらではなくて苞と呼ばれるものであります。
花咲ブログの読者であれば、何度となく出てきた話題なので良くお分かりのことと思う。
粒々が沢山ついている下の部分に茶色い部分があるでしょ。あれが白かった苞のなれの果てであります。
ドクダミは白い4枚の苞があるが、花びらは無い のです。
実は花は白い苞の中心から伸びた突起に沢山付いていたのだ。
それぞれの小さな花には雄しべと雌しべはあれども花びらは付いていないということなのだ。
花が咲いていたときの黄色いものは花粉で、花が終わってしばらくたって現在は実がプックリと膨らんでいる。
一番上の写真で良く分かる粒々ひとつひとつがドクダミの実である。
実の中に小さな種が沢山入っていて、熟するとパラパラとこぼれることになっている。
そんな訳でドクダミという身近な植物も季節を変えて、接近して見るとなかなか興味深いものである。
今度見てみてね。
4 件のコメント:
2枚目でわかりましたw
早く処分しないと、そこら辺中ドクダミだらけに....
植物通のぴーさんをして2枚目・・・
ってことは、拡大写真クイズは案外オモシロイってことですね。
身近なんだけど近寄ってまでわざわざ見ないような。
私は3枚目・・・葉っぱを見ないと解りませんでした。 花は可愛いんですがやっぱりあの匂いは苦手です。
匿名さん
コメント有難うございます。
僕も小さい頃、母に言われて草むしりをして小遣い稼ぎをしていたときに嗅いだドクダミは強烈で思わず閉口してしまいました。
しかし不思議なもので、この道で食べていくようになってあまり気にならなくなりました。
人間の好みや苦手は結構変わるものだと思いました。
とは言ってもコリアンダーは何度トライしても撥ね返されてしまいますが・・・。
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